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2010年02月06日
プロギア GN502 TOUR FORGED アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア GN502 TOUR FORGED アイアン の7番です。

シャフトは M-43 スペックスチールⅡです。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはM-43、バランスはD0.5、クラブ総重量は416gです。

プロギアのニューアイアンです。
つい先日『TR500』という素晴らしいアイアンを試打したばかりですが、今回のアイアンもすごく期待できそうです。
最近は他のメーカーもそうですが、大変素晴らしいアイアンが増えてきました。
アイアンはドライバーに比べ、永く付き合っていくことが多いクラブだと思いますし、このようなクラブにたくさん出会えることは、とてもいいことだと思います。

『ソール幅』は、適正な感じといいますか、最近のアイアンの中では細いほうだと思います。
普段使い慣れている感じのソール幅なので、私はとても使いやすそうな感じがしました。
あまりにも、『ワイドソール』過ぎるものは、ソールは跳ねやすそうな印象を持つことも多いのですが、これくらいだと、コースでもうまく『ターフ』をとっていけそうです。
私は割と『ターフ』をしっかりと取っていくほうなので、これくらいの幅だとインパクト後の『ソールの動き』がイメージしやすいです。
こういったアイアンは安心して、ボールを上から押していける感じがするので、打ちやすそうな印象を持たせてくれます。

『ホーゼルの長さ』も適度についています。
最近のアイアンの中では、比較的長いほうでしょうか?
しかし、それほど長すぎる感じはしませんでした。
それほど『高重心アイアン』ではないと思います。
むしろ、程良い『打ちやすさ』と『操作性の良さ』を兼ね備えた感じの『低重心アイアン』といった感じもしました。
『低重心過ぎない低重心アイアン』といったところでしょうか?
カッコいいクラブというのは、どの角度から見ても美しいものですが、このアイアンもこの角度から見てもとても美しいと思いました。

『彫りの深さ』は、深いですが、『膨らみ』はそんなに大きくありません。
むしろ、かなり控えめな感じがします。
これまでの経験上、これくらいの形状だと、それほど低重心・深重心過ぎない感じがしますし、『構えやすさ』が犠牲にならない感じがします。
『構えやすさ』にこだわっていきたい私としては、とても期待できそうな気がしてきました。
すごく美的感覚にも優れていながら、『打ちやすさ』という点でも力を入れて設計されているアイアンなのだと思いました。

グリップの色は珍しい赤い色です。
私はやはりノーマルな色といえる『黒』を好むのですが、グリップの色はスイング中、殆ど気にならないので、自分の『ラッキーカラー』などを使ってみるのも、大いにアリ・・・・。なのだと思います。
私の周りにも、ブルーやイエローといったグリップを使っている人が増えてきました。
おそらく私はこれからも、『ゴルフプライド ツアーベルベット バックライン無し』を使っていくと思いますし、ストックが50本以上、自宅の押し入れの奥に保管しているので、これからもずっと使っていくと思います。
やはりこのグリップが一番、『距離感』や『方向性』を感じやすい気がします。
耐久性はやや劣る感じがしますが、これまでもずいぶんと、このグリップのお陰でいい思い出に恵まれてきたような気がします。

素振りをしてみると、まずまずいい感じだ・・・・。と思いました。
このアイアンは『ダイナミックゴールド』がラインアップされているそうなのですが、残念ながら試打クラブはこれ一本だけだったので、それを試してみることができませんでした。
私にとっては、もっといい印象が持てたような気もするのですが、このアイアンもそう悪い感じはしません。
やや軽いシャフトではありますが、やはり『スチールシャフト』というのは、打ち易しいものだ・・・・。と感じさせてくれました。
『ヘッドの効き』が、もう少し強ければもっといいような気もしたのですが、それはこちらが対応していくしかない・・・。と思いました。
もし、自分のクラブだったら、鉛を何グラムか貼りたいな・・・。などと考えていました。
何度も何度も素振りを繰り返しました。
次第に身体がポカポカしてきて、セーターを一枚脱ぎました。
やはり『着膨れ』が一番スイングに影響しますし、冬のゴルフの難しいところだと思います。

ボールを前にして構えた感じは、そのあまりにも『美しい顔』に思わず見とれてしまいました。
身体がピッタリと静止してしまった感じで、ずっとヘッドを見つめていました。
何とも言えない、洗練された顔です。
ボールを包み込む感じがたまりません。
『ヘッドの大きさ』も、それほど大きい方ではないと思いますが、もう少し『小顔』でもいいかな・・・・?と思いました。
ただ、このアイアンのヘッドの美しさと適度な大きさに、『構えやすさ』や『安心感』を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『インパクト』から『フォロー』にかけて、『フェースをターンさせる』とよくいいますが、私はそういったイメージよりも『ロールさせる』といったイメージを持っています。
『ターン(返す)』というよりも、『ロール(回転させる)』というイメージをずっと持っていましたし、このイメージのほうが私の場合は、いいショットを打てる確率がグンと上がってきます。
映像などによるイメージも大切ですが、やはり言葉によるイメージも有効なのだと思います。
今日出会った、この『PRGR GN502 TOUR FORGED』というアイアンは、そういった『ロール感』をすごく出していきやすいアイアンだと思いました。
最近は素晴らしいアイアンに出会うことがとても多くなりましたが、ここまで感じたのはちょっとないような気がします。
すごく気分が楽になってきましたし、いいイメージが自然と湧き出てくる感じがしました。
自分でイメージを出す・・・・。というよりは、このアイアンとボールが私に上手く働きかけてくれているような気がしてきました。
きちんとセットアップしたら、あとはこのいいイメージのまま、フィニッシュまで振り切っていこう・・・・。と思いました。
『ナイスショット』と『脳波』の関係・・・・。というのは、きっと大きな関係性があるような気がします。
今日は打つ前から既に『ナイスショット』が約束されている感じがしました。
これからハッピーな事に出会えるワクワク感を感じながら、試打を開始しました。

まず感じたのが、その『打感の素晴らしさ』です。
打つ前から、予想はしていましたし、それほど驚く感じはしませんが、やはりこの感触はとても心地良い感じがしました。
手がこの感触を欲しがっている・・・・。とでもいったらいいでしょうか?
今はまだとても寒いので、少しでも打感が硬いクラブを使うと、手に響いてくることもありますが、今日は最初からずっとこの『柔らかさ』を満喫することができました。
打ち終わった跡も、しばらく余韻を楽しむことができます。
『フォージドアイアン』の良さを強く感じます。
打つたびに自分のテンションが上がってくるのが解りました。
フィーリングの合わないクラブを試打している時は、テンションが上がらないまま試打を終えることもありますが、今日は球数をこなすほど、テンションがジワジワと上昇していきました。
『軟鉄鍛造の打感の良さ』というのは、その『感触の柔らかさ』などもありますが、『距離感の出しやすさ』『方向性のつかみやすさ』『ミスの感じやすさ』などがあるような気がします。
例えミスショットしても、それをすぐに把握しやすいところにも大きな魅力を感じます。
ミスをそのまま放置していては、これから先いいことがないので、すぐに解決しておきたいと思いますが、こういったアイアンを使っていると、症状が『重傷化』することなく、軽傷のうちに処置しやすいところも気に入っています。
『軟鉄鍛造』+『ダイナミックゴールド』+『ツアーベルベット』は『最強トリオ』だな・・・。などと私は考えていました。
やや軽いスペックではありますし、必ずしも私にとって『ベストマッチ』しているアイアンではありませんが、今日はこの『美しさ』『構えやすさ』が、それを凌駕していったのでしょうか?
一球目からいい感じで打つことができました。
それがこの心地良さにつながっていったような気がします。

『球のあがりやすさ』という点でも、とてもノーマルな感じがします。
全く不自然な感じはしませんでした。
『距離感の届くあがりやすさ』といったらいいでしょうか?
昔からあり、最近もまたよく見かけるようになった『ナチュラルアイアン』そのもののあがりやすさだと思います。
このようなアイアンには、ずっと慣れ親しんできたので、すごく扱いやすい感じがします。
決して重心が高いとは思いませんでしたが、最近の『超・低重心アイアン』とは明らかに一線を画すものだと思いますし、あがりにくい・・・。と感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
ある程度のヘッドスピードが必要になってくるのかもしれませんが、このシャフトはとても『ソフト仕様』に仕上がっている感じがするので、決して敷居が高すぎる感じはしませんでした。
ただ、やはり『ダウンブロー』も要求してくるアイアンだと思います。
横からはらう感じで・・・。では上がりにくいかもしれません。

『操作性』がいいのも、こういった形状のアイアンの特長のひとつです。
いいイメージのまま、ショットに臨めたことも大きな要因だと思いますし、このアイアンの高性能が私に色々な球を打たせてくれました。
何といいますかドライブに例えると、普段通い慣れた道だと迷うことなく目的地までスムーズにたどり着けますが、慣れない道や『土地勘』のない道だとどのように進んでいいのかが解りません。
こういったアイアンを使うということは、そういった『通い慣れた道をドライブすること』と共通する部分があるような気がします。
これからほんのちょっと先の、明るい未来が容易に予想できる感じがします。
しかし、構えづらいクラブというのは、どのように打っていいかわからないですし、自分の勘も働きづらいので、なかなか上手くいかないことも多いです。
道に迷ってしまいます。
しかし、今日はこのアイアンのおかげで、色々なショットを楽しむことができました。

『飛距離性能』という点では、やはり『よく飛ばす』というよりは、明らかに『自然な距離感』を求めていけるタイプのアイアンだと思います。
昔からの常識的なアイアンの距離感を求めておられる方の為に、このようなアイアンが開発されているのだと思います。
アイアンで飛距離を出すには、どうしてもロフトを立てる傾向にありますが、そうするとどうしても『縦の距離の誤差』が大きくなってしまいます。
極端にいえば、『ロングアイアン』よりも、『ウェッジ』のほうが狙った所に落としていきやすいのと同じようなことだと思います。
ロフトが立って、確かに距離がでるようになったけど、アイアンが難しくなった・・・・。と感じておられる方も、実はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
上手く打てたときはいいけど、ミスしたときの反動が大きいのも、『ストロングロフトアイアン』の特徴のような気がします。
『ノーマルロフト』だと、飛びすぎない安心感がありますし、例えミスしてもある程度は予測が立ちまし、『保険』がかけられるところもありますが、飛びすぎるアイアンには、なかなかこういった『微調整』が効きません。
ある程度球数をこなしていって、確かに『キャリー』で狙ったところへ落とせるようになっても、『ラン』が予想以上に出てしまうこともあります。
せっかくグリーンを捉えても、ボールが奥へこぼれてしまいます。
そうなると、後は難しいアプローチが残るだけです。
ロフトが立つことによる、『スコアメイクにおける有利さ』は、実はそれほど大きくないのではないかな?と思ってしまいます。
『アイアンの新溝規制』で溝に規制が加わったことにより、益々『ストロングロフトアイアン』は難易度が増してくるような気がします。
やはり何事も、自然な感じが一番なのかな・・・?と思ってしまいます。
しかし、これはあくまでも『ストロングロフトアイアン』を打ちこなせない私の感想なので、日頃使いこなしておられる方には、このようなことは無縁なのだと思います。

『安定性』という点でも、とても高いと思いました。
構えた感じは『マッスルバック』でも、打ちやすさは『アンダーカットキャビティ』そのものだと思います。
見た目のシャープな印象以上に『イージーさ』も感じることができます。
構えやすくて、打感もいいので、なかなか打点がブレる感じもしませんでした。
私は普段『安定性』という点で、『ダイナミックゴールドの高性能』に頼り切っているところがあるのですが、今日試打したアイアンは違うシャフトではありますが、かなり近い感覚を持ちました。
やはりこの『極上の構えやすさ』が、全てをいい方向へと導いてくれているのでしょうか?
かなりシャープな印象で『切れ味の鋭さ』も感じられ、いかにも『マッスルバック』のような感じもしますが、実際に打ってみると、マッスルバックアイアンが持つ『シビアさ』のようなものは、全くといっていいほど感じることがありませんでした。
『スイートエリア』も、それほど広すぎる感じはしませんでしたが、決して難しく感じてしまうほどではありませんでした。
日頃、『マッスルバック』は勿論、『ハーフキャビティ』を使っておられる方も、このアイアンは意外と打ちやすい・・・。と感じられる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

今年に入って、まだ1ヶ月とちょっと経ったばかりですが、早くもプロギアはこのような素晴らしいアイアンを2つも発表してきました。
この『GN502 TOUR FORGED』と『TR500』は、とても印象深いアイアンです。
どちらもすごくいいアイアンなので、今度一緒に試打してみて、比較してみたいと思いました。
今日の感じではどちらかというと、この『GN502 TOUR FORGED』が少しいい感じがしているのですが、かなりハイレベルな争いになっているので、やはり同時に試打してみないと解らないと思いました。
どちらも、とても購入意欲を刺激するアイアンです。

私はアイアンには、『構えやすさ』や『打感』などと同時に『切れ味の鋭さ』を感じさせてくれるものが好きです。
アイアンには『切る』というイメージが欲しいのです。
『小刀』や『ナイフ』といった感じが欲しいと思っています。
ゴルファーを侍に例えると、やはりアイアンは『武士の魂』である『刀』ということになるのでしょうか?
キャディバッグからアイアンを抜かなくても(鞘から刀を抜かなくても)、錆びないようにいつも磨いておきたいものです。
私は『アンダーカットキャビティ』や『ポケットキャビティ』といったアイアンの高性能は充分に認識しつつも、これまで購入したことがありません。
それは、これまでも書いてきましたが、後のメンテナンスが大変そうだから・・・・。というのが大きな理由です。
これまでも、『マッスルバック』や普通の『キャビティアイアン』ばかりを購入してきました。
しかし、この『GN502 TOUR FORGED アイアン』にはとても魅力を感じてしまいました。
あの『構えたときの顔の良さ』は、なかなか忘れることができません。
これから行う素振りでもそうですし、入浴中や就寝前にもきっと思い出すだろうと思います。
それくらい私にとって、とても印象深い『構えやすさ』です。
今日はこのアイアンを予定よりもたくさん打ち過ぎてしまいましたし、またすぐに借りてこのアイアンを楽しみたいと思いました。
出来れば『ダイナミックゴールド装着モデル』に出会いたいところですが、これは難しいのかもしれません。
しかし、プロギアのアイアンは今年に入って、益々パワーアップした感じがします。
プロギア契約選手は、このアイアンを使って、今年はツアーで大活躍するだろう・・・・。と思いましたし、我々アマチュアにも大いなる恩恵をもたらしてくれるだろうと思いました。
素晴らしいシーズンが過ごせそうな気がします。
コメント
マッスルバックがいい。
2010-02-07 22:12 チンタ URL 編集
素晴らしいアイアンですね。
この度はコメントを寄せて頂きまして、ありがとうございます。
ところで、三浦技研の『MB-5003』を購入されたのですか。
とても羨ましいです。。
このアイアンは、昨年の私の中での『アイアン・オブ・ザ・イヤー』に輝いたクラブでして、今でもその好印象は強烈に残っています。
すごく欲しいアイアンです。
私が使うアイアンのシャフトは、常に『ワンパターン』的なところがあって、『ディアマナサンプ』というシャフトを手にしたことがないのですが、きっと素晴らしいシャフトなのでしょうね。
仰る通り、クラブは常に進化していますね。
見た目以上に打ちやすいクラブはたくさんありますね。
『PRGRのGN502』や、『三浦技研 MB-5003』を選択されたということは、かなりアイアンを選ぶセンスがおありだと思います。
私もなるべく早く『MB-5003』を購入したいと思っているのですが、現実的にかなり厳しくイライラしています。
このアイアンが自分のキャディバッグに入っていたら・・・・。と想像するだけで、思わずヨダレが出そうです。
7番アイアンで150ヤード。これ以上飛ぶアイアンは不要・・・・。と書いておられますが、私も全くの同感です。
これまでの記事にも書いているのですが、最近はまたアイアンが『飛び重視』へとシフトしているような気がしますし、それは決して手放しで喜べないところだと思います。
勿論、全部が全部というわけではありませんが、『ストロングロフト化』や『長尺化』が顕著なアイアンをよく見かけるようになりました。
私はそういったアイアンを練習場で試打することはあっても、コースでは使いたいとは思いません。
やはり飛びすぎるクラブというのは、怖いものですね。
チンタ様は、還暦を過ぎておられても、立派な『ヤングアスリートゴルファー』です。
とても質の高いゴルフをしておられる方だと推測されます。
私はまだまだ未熟者のゴルファーですが、チンタ様のようなゴルファーを目指したいと思います。
これからもお互い、素晴らしいクラブに出会いながら、ゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼致します。
2010-02-08 01:49 golfdaisuki URL 編集
GN502TOUR FORGEDかTR500アイアンか?
当方、TR900、900MD、GN502FORGEDとここ数年のPRGRアイアン愛好者です。
加齢(53歳)とともに体力が落ち、飛距離も減退傾向です。世の風潮にあわせ、すこしくやさしいアイアンに魅力を感じ、現在GN502FORGEDを使用中ですが、どうしてもアドレス時にクラブの顔に違和感を感じつつプレーしている今日この頃です。
そこで買い替えを考えていますが、502TOURかTR500か非常に悩んでいます。502は試打し好感を持ちましたが、TR500は試打用クラブがなくまだです。
そこで、貴兄の試打日記が一番参考になり、ご意見をお伺いしたくなり、ずばりどちらがお勧めかアドバイスいただければ幸いです。当方、落ち目のHD4、ヘッドスピード42前後、どちらかと言えばフェードヒッター、ゴルフ暦30年、週一ラウンドと週練習100球ほどのゴルファーです。
使いこなせるんであれば「マッスルバック」アイアンが使いたいと、クラブ゙にこだわってきました。よろしくお願いします。
2010-02-17 14:01 Maruhira URL 編集
Maruhira様。はじめまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
さて、Maruhira様は、これまでPRGRのアイアンをずっと使い続けてこられたようで、どれも素晴らしいアイアンばかりですね。
特に『TR900』は、私も大好きなアイアンです。
私は以前、『GN502FORGED』を試打したことがあるのですが、確かに『構え感』は、もうひとつかもしれませんね。
そういった点では、この『TR500』と『502TOUR』は、抜群のアイアンだと思います。
とても素晴らしいアイアンです。
Maruhira様は今、『TR500』と『502TOUR』で悩んでおられるようですね。
『502TOUR』は試打されたようなので、説明は省かせて頂きますが、『TR500』も、非常に高フィーリングでしっかりとしたアイアンです。
キャビティアイアンではありますが、『マッスルバック』に近いフィーリングを感じました。
『構えやすさ』や『打感の良さ』は、どちらもハイレベルで性能的にも似通っている感じがしますが、『シビアさ』という点では、私は『TR500』のほうがあるような気がします。
『502TOUR』のほうが、易しさを感じました。
Maruhira様は、立派な片手シングルの方ですし、どちらも容易に打ちこなしていかれると思いますが、あくまでも私の感想では『TR500』のほうが、やや『シビアさ』は上のような気がします。
以前も記事に書いているのですが、私はこれまで『ポケットキャビティ』や『アンダーカットキャビティ』といったアイアンの高性能を実感し、高フィーリングを感じつつも、購入したいとは思ったことがありません。
それは、使用後のメンテナンスが大変だからです。
私はコースをプレーした後は勿論、練習場の後でも、必ずクラブを磨きます。
もう習慣でずっと続いています。
なので、ポケキャビなどには、あまり購入意欲が湧いてきません。
そんな私ですが、もし『TR500』と『502TOUR』を二択でどちらか購入するとすれば、迷わずに『502TOUR』を選びます。
それくらい私は『502TOUR』のほうが、気に入っています。
ただ、シャフトは日頃使い慣れた『ダイナミックゴールド』にしたいと思っています。
何を持って易しいか?というのも、人それぞれだと思いますが、私は『TR500』もいい印象を持ちましたが、『502TOUR』は、それ以上にいい印象が残りました。
見た目はどちらもシャープでとても構えやすいアイアンですが、見た目とのギャップで打ちやすいのは『502TOUR』ではないかと考えております。
構えやすさは維持しつつも、『アンダーカットキャビティ』の性能が存分に発揮されているような気がします。
以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
あくまでも私の感想なのですが、私の思っている正直な感想を書かせて頂きました。
もしMaruhira様の参考にして頂けたのでしたら、大変嬉しく思います。
これからもお時間のあります時は、また私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-02-19 01:52 golfdaisuki URL 編集
ありがとうございました。
決心つきました。502TOURで何とかHD5下を維持できるよう頑張って練習します。
またこれからも試打日記を拝読させてもらいますので引き続きタイムリーないい情報提供よろしくお願いします。
2010-02-19 16:31 Maruhira URL 編集
502TOURはとても素晴らしいアイアンです
『502TOUR』は間違いなく素晴らしいアイアンですので、これからもずっとMaruhira様の高い技術を支えていってくれる、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
やはりゴルファーにとって、いいクラブとの出会いはとても大切ですね。
これからもよろしくお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-02-20 02:11 golfdaisuki URL 編集
はじめまして
最近、ゴルフへの情熱が復活してきたオヤジです。身長169cm、体重70kgで現在、使用中のクラブは以下の通りです。
使用クラブ DR クルーズ375 GD W-70
4W クリーブランドGD Wー70
UT レスキュー 22°
UT レスキュー 24°
CB-1006 DG S200
以前は一生懸命、練習やラウンドをしていましたが、ここ1年くらいは仕事の忙しさや、肘を痛めてしまったこともあり、年に1、2度お付き合いのゴルフをするくらいになっていました。スコアも100前後をたたくようになってしまいました。肘の調子もよくなり、これではいかんと、最近、またゴルフへの(道具への?)情熱が高まってきました。
そこで質問なのですが、心機一転、クラブを新調しようと思いまして、アイアンをCB-1006から、PRGRGN502フォージドに変えようと思っています。(CB-2006+K'sツアーライトにも興味を引かれますが・・・)もともとアイアンはうまいほうではなく、5番より上の正確性、確立は低いほうでしたので、スペックスチールⅡのM-43、M-46で考えています。どちらも何度か試打をしましたが、どちらを選んでいいかわかりません。M-46でも打てますが、どちらかと言えばM-43のほうが楽に打てます。ただ重量的には、あまり軽くするのもどうかと思っていますが、M-43 にしてもNS-950程度ですし、どうしたものでしょうか?流れ、重量を考えてウエッジはTRウエッジM-46でオーダーをしてあります。
golfdaisuki様の経験で何か、シャフト選択のヒントになるようなことがあればご享受いただければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
2010-10-12 02:41 マッチ- URL 編集
マッチ-様。初めまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて下さいまして誠にありがとうございます。
さて、この度はアイアンの買い替えとシャフトについてご検討中のようですが、このプロギアのアイアンはすごくいいですね。
私も大好きなアイアンですし、このアイアンを選択されたマッチ-様は、アイアンを選ぶセンスがとても高い方だとお見受けします。
記事にも書いておりますが、あらゆる面でハイレベルなアイアンです。
ところで、アイアンのシャフトについてですが、これまでの記事に何度も書いておりますが、私はゴルフを始めてからずっとダイナミックゴールドしか使ってこなかったですし、これからもそうしていきたいので、アイアンのシャフトについて悩んだことがありません。
アイアンを選ぶ時は、メーカーは限定していませんが、『軟鉄鍛造』と『ダイナミックゴールド』というのは絶対に変えられません。
ただ、今は『NS PRO』を始め、素晴らしい軽量スチールシャフトもたくさんあるので、どれを選ぶか迷ってしまいますね。
『スペックスチール』のM-43やM-46も、とてもいいシャフトだと思います。
私は友人たちがシャフトを選ぶとき、『振り切れる範囲で』という前提がつきますが、出来るだけ『重い物』を使うように勧めています。
軽いクラブは、一見振りやすくて良さそうに見えることもありますが、実はとても難しいものだと、これまで嫌と言うほど経験しております。
マッチ-様は、立派にキャリアを積んでおられる方だと思いますので、今更改まってこのようなことを申し上げなくても既にご存じだとは思うのですが・・・。
私ならば迷わず『ダイナミックゴールド』ですが、もしM-43とM-46の二つで決めておられるのでしたら、私は敢えて質問させて頂きたいと思います。
「M-43とM-46は、どちらが『楽に』ではなく、『気持ちよく』振れますか?」
ということです。
楽に振ることと、気持ちよく振れることは、似ているようにも思えますが、実は違うことなのです。
もし、マッチ-様がM-43のほうが、気持ちよく振れる・・・。と感じておられるのでしたら、M-43がいいのかもしれません。
『軽さ』に不安を抱いておられるのでしたら、シャフトの中に砂を詰めたりして重量調整をすることもできますし、色々と方法はあると思います。
しかし、ここでひとつご忠告申し上げたいことがあるのですが、それは、
せっかくここまで真剣にシャフト選びについて検討されているのですから、『フィッティング』を受けられてはいかがですか?
ということです。
どのシャフトを選ぶか?ということは、とても大切なことですが、それと同等かそれ以上にご自身に合ったように調整することはとても重要なことです。
今に限らず、昔からずっとあり続けていることですが、残念ながら今、普通に流通しているアイアンセット(ドライバーなど他の番手のクラブのシャフトもそうです)は、同じメーカーで同じ品番(例えば、DGS200やNS PRO950GHなど)で、同じフレックスでも、一本一本、微妙な重量やバランス、振動数などが違っているのです。
例えばフレックスに関しても、同じセットの中でも2ポイント以上違うことだって『ザラ』なのが現状なのです。
そういったことを是非お知りおき頂きたいのです。
勿論、たまたま購入したアイアンセットが全て自分にジャストフィットしていた・・・。ということもありえると思います。
しかし、そんなことは、ごく希なことなのです。
100セットの中の1セットくらい、ひょっとしたらもっと低い確率だと思います。
シャフトは一本一本、バラつきがとても大きいものなのです。
日本の殆どのアマチュアゴルファーが、こういったことを知らないままアイアンを使い続けていて、ゴルフを難しくしているのです。
一本一本自分に合ったようにセッティングされたクラブというのは、とても打ち易いものです。
これまで100を切れなかった人が、フィッティングを受けたことにより、ほんの短い期間に『80台』をマークした人を何人も私は見てきました。
彼等は、とても不思議がっていましたが、私は彼等のスイングなどを見ていたので、それは至極当然のことだと思っていました。
今までスコアが伸びなかったのは、自分に合っていないクラブを使っていたからです。
スイングをチェックすることも大切ですが、クラブをチェックすることもすごく重要なことです。
『マッスルバック』は難しい・・・。『キャビティ』は易しい・・・。
とはよく言われることですし、ある意味正解だとは思いますが、自分にジャストフィットしたシャフトを装着したマッスルバックは、合わないシャフトを挿しているキャビティよりもずっと易しいのです。
私は普段、マッスルバックを使っておりますが、このことをいつも実感しております。
なので、もしマッチ-様がシャフトを選ばれるのでしたら、私は是非『フィッティング』をお薦めしたいと思います。
メーカー直営のフィッティングでもいいですし、お近くに信頼のできる工房があれば、是非ご相談して頂きたいと思います。
あと、必ず『ライ角』の確認をされることもお薦めしたいと思います。
軟鉄鍛造アイアンは、ライ角やロフト角の調整が出来ることも、大きな特長のひとつですね。
私はマッチ-様のスイングを拝見しておりませんし、スキル的にどのようなタイプの方なのかが解らないので、安易にどのシャフトがいい・・・。とは言いづらい部分があることをご理解頂けないでしょうか?
ただ、そのことを踏まえて、敢えてひとつお薦めさせて頂きたいのが、『K’s Tour Lite』です。
やや軽量ではありますが、とてもしっかりとしていますし、適度な粘りがあり、とても操作性に優れたシャフトです。
このシャフトは一本一本の製品のバラつきが少ないのも特徴です。
どうか、このシャフトも候補に入れられてみてはいかがでしょうか?
このプロギアのアイアンとの相性もバッチリだと思います。
アイアンはドライバーなどに比べ、ずっと長く使っていくクラブです。
ドライバーのフィッティングも大切ですが、アイアンは是非細部にわたってチェックされたらいいように思われます。
以上が私の考えなのですが、お力になれましたでしょうか?
マッチ-様が素晴らしいアイアンに出会われますことをお祈りいたします。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間のあります時は、また私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-10-13 01:06 golfdaisuki URL 編集
ありがとうございました
とても丁寧にお答え下さり、恐縮しております。本当にクラブ選び、シャフト選びは難しいですね。その反面、それが楽しくてワクワクする部分でもあるのですが・・・。
もともとシャフト選びで迷いだしたのは、ダイナミックゴールドでも何とか打てるのは打てますが、ミドルアイアンの番手なりの飛距離が出したい事と、重量的に肩、肘、腰への負担が大きいような気がして考え出しました。
ただ、golfdaisuki様が言われますように、「振り切れる範囲で重いモノを」というのも、私の少ない経験なりにもわかっていました。また、同じアイアンヘッドでもDGのほうがNSよりも打感がいいことも感じました。私も打感にこだわりがあります。あの「ビシッ」とした吸い付くような、つぶれているような打感が、golfdaisuki様がよく書かれている「いつまでも打っていたくなるような打感」がドライバーにしてもアイアンにしても好きです。
身体への負担を考えて、またミドルのやさしさを考えてツアーAD105、115の番手ずらしも考えましたが、やはり予算的に厳しいです。
また、重心距離も気になっていていまして、ドライバーもgolfdaisuki様、お薦めのEPON、ロイコレあたりの重心距離のものを使おうと考えています。それに合わせてアイアンで35~37mmくらいのものを選びたいと考えていました。
顔、打感、重心距離、すこし軽めのスチールという条件で、たどり着いたのがGN502フォージドのスペックスチールでした。
やはり、M-46のスペックスチールでいってみようと思います。DGよりは重量的に軽くなりますし、同じ日本シャフトでもNSより、しっかりしているような気がするので。
それを使ってみて、しっくりこなければアドバイスいただいた、『K’s Tour Lite』にリシャフトしてみようと思います。もちろん、その時はフィッテングを受けてから。
それから、もう一点教えていただいた調整についてですが、現在、使っている三浦のアイアンを作ってもらった工房で、(三浦のヘッドはそのようなことはないらしいですが)一般の量販店に出ているアイアンセットのロフト、ライ、バランスのバラツキなどについては教えててもらっていて、3代前のスリクソンのアイアンの時から、ロフト、ライ、バランス、スパイン調整などをしてもらっています。現在、使用中のドライバーとパターの除く、すべてのクラブもリアッセンブルしてもらっています。
ドライバーはクルーズの375という古いドライバーなんですが、ご存じかもしれませんがこれも打感がよくクルーズから直接、購入しました。ただ、買い求めたモノより試打用のほうが、同じスペック、同じシャフトなんですが、気持ちよく振れて飛んだので、お店に無理を言って製品と試打用を交換してもらってそれを使っています。(個体差なのか、丁寧に組んであるんか)なので、それは変にいじらないでそのまま使っています。
ということで、golfdaisuki様のアドバイスにより、自分の考えが明確になったというか、どうしたいのかが、はっきりしました。お手数をおかけしました。
また、いろいろなクラブやシャフトについて迷ったら記事を参考にさせていただきます。それに11月くらいから、各社の新製品が出てきますね。そのレビューを楽しみにしています。
どうも、ありがとうございました。
2010-10-14 02:10 マッチ- URL 編集
素晴らしい選択をされたと思います
アイアン選びの方向性が決まったようですね。
ご自身で選ばれた選択肢はとてもいい結果が待っていると思います。
M-46はすごくいいシャフトです。
量販店で一般的に売られているアイアンのヘッドにもバラつきがあるのも、致し方ないのかもしれないですね。
これも昔から言われてきました。
私が使用するアイアンは、全てこういったところも全て正確に調整しているのですが、購入したままのクラブはどうしてもバラついているものが多いようですね。
名前は挙げられないのですが、メーカーによってもバラつきが多いメーカーとそうでないメーカーがあるそうです。
普通に『付き合い程度』とか、あまりゴルフをされない方には、それほど影響はないと思いますが、やはり競技に出たり、ゴルフを長く楽しんでいこうと思えば、こういった事は決して無視できないですね。
『クルーズの375』というドライバーは私も知っております。
とても素晴らしいドライバーだということも耳にしたことがあります。
試打クラブのほうが、しっくりくることもよくありますね。
これも、やはり組み方などによって微妙にフィーリングが変わってくるので、試打クラブのほうがしっくりくる・・・。というのも、私はすごくよく解ります。
同じような経験を私も何度もしてきました。
この素晴らしいアイアンで、ナイスショットを連発して頂きたいと思います。
そして、これからもお互いゴルフをエンジョイしていきましょう!
それでは失礼致します。
2010-10-17 18:33 golfdaisuki URL 編集