Post
≪URL変更のお知らせ | HOME | キャロウェイ EPIC FLASH SUB ZERO ドライバー≫
2019年01月20日
PR
ホンマ TOUR WORLD TW747P アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは HONMA TOUR WORLD TW747P アイアン 7番 です。

シャフトは VIZARD for TW747 50 です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、バランスはD0、クラブ総重量は383g です。

ホンマの新しいキャビティアイアンです。
見るからに易しそうな雰囲気があります。
昔から変わらない、モグラマークの入ったHONMAのロゴが輝かしいです。
このマークを見るだけで、昔に戻れるような気がします。

よく見られる、オーソドックスなキャビティアイアンです。
小顔というよりは、やや面長な感じがします。
キャビティタイプでありながら適度に引き締まっていて、ボテッとしていないところがいいです。

トゥ側には『TUNGSTEN』の文字がありました。
形を膨らませたり、大きくしたりしない為には、比重の大きい異材を組み込むのが理にかなっているのだと思います。
今はポピュラーな工夫です。
重心が低ければ低いほど易しくなるとは思わないですし、適度な高さというものがあると思うのですが、今はアイアンに限らず、ドライバーやFW・UTでも重心の低い物が圧倒的に多いです。
しかし、ウェッジとパターは今でも高重心の物が普通に見られます。

彫りの深さは適度にあります。
こうして見ると、ハーフキャビティに近いものがありますが、気難しさのようなものは全く感じられません。

トップラインの厚みは標準的です。

ソール幅は少しワイドですが、今のアイアンの中では平均的といっていいように思います。

ネックの長さも標準的です。
短すぎず、適度な長さがあるので、好感が持てました。

フェース面にミーリングは見られませんでした。

装着されているグリップはソフトというよりは、ややしっかりめなタイプです。
場所によってグリップパターンが違っていて、雨の日でも滑りにくそうな感じがします。

素振りをしてみると、かなり軽量感がありました。
TWシリーズは、いわゆる『アスリートモデル』だと思うのですが、このアイアンはすごくハードルを下げている感じがします。
ツアーワールドというよりは、べレスに近い印象をもちました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
やや面長なところがありましたが、変なクセのようなものはなく、普通に構えることができました。
ただ、こうして構えていて、気持ちが盛り上がってきて、テンションがあがっていく・・・。ということはなく、淡々と見つめていました。
大きな不満は無いけれど、『自分の中のエリア』にはないクラブだな・・・。と思っていました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした。
ガツンという感じはなく、ソフトさもあったのですが、球の重さがはっきりと伝わってくるというよりは、少しライトな感じのフィーリングです。
ホンマのアイアンは昔から好きですが、私がアイアンに求めたいフィーリングではありませんでした。
ただ、これはあくまでも私の好みなので、このフィーリングを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。

球はあがりやすくて、とてもイージーです。
タフなタイプのアイアンではありません。
ヒッター向けというよりは、スインガータイプの方に合いやすいアイアンといえるように思います。

安定性も高く、大らかさが感じられます。
クセの小さい、オートマチック系のアイアンです。
ミスヒットに対する寛容さも、充分持ち合わせています。

『飛距離性能』は、かなり優れています。
これが、このアイアンの最大の長所といっていいのではないでしょうか?
しっかり振って結果を出すというよりは、軽く振って結果を出すタイプのアイアンだと思いました。
あまり振りすぎてしまうと、シャフトがやや暴れる感じがします。
あくまでもゆっくりと、穏やかな感じで振っていくのがいいように思いました。

『操作性』は、まずまずでした。
左右に曲げることもできましたが、それほど大きくは曲げられませんでした。
扱いやすさよりも、大らかさのほうが勝ってしまうアイアンです。

易しくて飛距離の出せるアイアンです。
先ほども書きましたが、しっかりめよりは、軽めに振っていったほうが、いい結果が得られました。

バックフェースのトゥ側にオレンジ色のパーツが組み込まれていて、オレンジ色という特性から、易しそうな雰囲気がありますが、実際にその通りでした。

アイアンに易しさを求めたいけど、それと同じくらい飛距離も求めたい。
軽く振って距離を出していきたい・・・。という方に合いやすいアイアンだと思います。

かなり軽量感があるので、ベテランゴルファーの方にも人気を集めるのではないでしょうか?
今は女性ゴルファーの方が、男性用クラブをそのまま使うことが珍しくなくなりましたが、このアイアンもそんなタイプのクラブではないかな?と思いました。

色々な工夫がされているのがよく分かりますが、それが度を越していないのがいいです。
ゴチャゴチャした感じがなく、すっきりしたデザインになっているところに魅力を感じました。

ツアーワールドということで、おそらくアスリート仕様だと思うのですが、このアイアンはかなり親しみやすくなっていてハードルも低いので、上級者の方はもちろん、幅広い層に受け入れられると思います。
ホンマブランドに憧れをもっているけど、どうも難しそうだな・・・。と敬遠しておられる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、このアイアンはそういった方にも、是非試していただきたいです。
コメント