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2018年12月24日
NEXGEN 6 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは NEXGEN 6 アイアン の7番 です。

シャフトは E.I.F です。
ロフトは30度、クラブ長さは37.5インチ です。

NEXGENの新しいアイアンです。
先日ドライバーを試打しましたが、今日はアイアンを試打する機会に恵まれました。

派手さは全く無く、かなり『おとなしめ』なデザインです。
形状はシンプルですが、小顔というタイプではありません。
軟鉄の質感はなく、『ステンレス感』いっぱいのアイアンです。

彫りがかなり深く、こうして見ても、かなり重心が低そうです。
やや大味な感じがしました。

トップラインは、少し厚めですが、極端ではありません。
これくらいであれば、構えたときに邪魔に見えないだろう・・・。と思いました。

ソール幅はワイドですが、今はこれくらいが普通です。

ネックはやや短めですが、今のアイアンの中で平均的なほうだと思います。

フェース面にミーリングはありませんでした。
こうして見ていると、一口にアイアンのフェース面といっても、色々なものがあるのだということが分かります。
私が好きなタイプのフェースの質感ではないですが、こういったタイプもこれまでたくさん試打してきました。

装着されているグリップは、先日試打したドライバーと同じです。
グリップ力があって、滑りにくいタイプです。

素振りをしてみると、軽量感があって、ポイントがずいぶん近い感じがします。
最近はなかなか出会わない感じですが、頼りなさのようなものはありませんでした。

ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
予想していたよりも大顔ではなく、グースもきつくありません。
セミラージサイズのセミグースといっていいように思います。
トップラインが丸みを帯びているので、7番というよりは、8番か9番を構えているように見えました。
私は真っ直ぐなほうが好きですが、このように丸みを帯びているほうが易しく感じられる方も多いのではないでしょうか?
アイアンのセッティングで、7番と8番がいわゆる『境界線』といいますか、形状が変わってくるのは多くのゴルファーが知るところだと思います。
今はどのアイアンも必ずそうだとは言い切れませんが、多くのアイアンが7番までが真っ直ぐで8番から少し丸みを帯びてくるようになります。
このアイアンは最初から、かなり丸みを帯びているように見えたので、8番か9番くらいに見えました。
ただ、フェースの見え具合でいうと、かなり立っているように見えたので、アンバランスな感じもしますが、今のクラブは昔の常識が成り立たないのが普通になってきているので、あまり『番手』として考えないほうがいいような気もします。
7番アイアンには見えませんでしたが、クセがきつすぎないのがいいです。
これがもっと大顔であったり、グースがきつすぎたりすると、かなり構えづらくなっていたと思います。
試打を開始しました。

『打感』は好みではありませんでした。
ソフトな感じは無く、しっかりめでした。
私がアイアンに求めたい打感ではないのですが、この打感もアリだと思います。

『安定性』は高く、シビアさは全く感じませんでした。
いい意味での『鈍感さ』があるといったらいいでしょうか?
少々のブレには動じない大らかさがあります。

球はあがりやすく、イージーです。
タフなアイアンではなく、かなり幅広い層に受け入れられるような気がします。
今は数えきれないほどたくさんのアイアンがあり、それらを試打していると、同じアイアンでも、『アイアン好きの為のアイアン』と『ウッド好きの為のアイアン』があるように感じることが多いです。
今日もそのように感じ、このアイアンは後者でした。
ウッドが好きな方に合いやすいのではないか?と思いました。

『飛距離性能』は高く、かなり遠くまでキャリーで運んでいくことができました。
7番とは思えないほどのキャリーですが、今はこれくらいが『常識』といえるでしょうか?
しっかり振り込んでいかなくても、軽く振って飛ばしていけるタイプのアイアンです。
外見はそれほど『ハイテク感』は感じないのですが、見えないところに、飛距離の為の色々な工夫がされているのかもしれません。

『操作性』は、まずまずでした。
どちらかといえば『大らかさ』が勝ってしまうアイアンですが、左右にも曲げることができました。
大きく曲げるタイプではなく、小さく曲げるタイプですが、どちらかに偏った感じはしないので、好感が持てました。

それほど目立った特徴といいますか、個性のようなものは感じられなかったのですが、すごく苦手ということもなかったですし、バランスがとれているアイアンだと思いました。

これからもNEXGENには期待していきたいです。
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