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2018年10月31日
ホンマ TOUR WORLD TW747 ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ TOUR WORLD TW747 ユーティリティ です。

シャフトは VIZARD UT-H7 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.5インチ、シャフト重量は65g、バランスはD2.5、クラブ総重量は371g です。

久しぶりに出会った、本間TWシリーズのニューモデルです。
なかなかニューモデルに出会うことが無かったので、どうしたのかな?と思っていたのですが、今日こうして出会うことができて、とても嬉しく思いました。

オーソドックスな形状のUTです。
ウェイトなども見られず、とてもシンプルです。
オレンジの色がよく目立っていて、親しみやすい感じがします。
昔の、『孤高』な感じは無くなりました。
『本間でなければ』というのは、今はもう全く無く、他のメーカーと完全に肩を並べたような感じがします。(並ばれたといったほうがいいかもしれません)
モグラマークは健在ですが、何となくモグラマークが泣いているように見えました。

ネックの長さは適度にありました。
最近はこういうタイプが増えてきたような気がします。
TWシリーズだからでしょうか?

適度な厚みのあるヘッドです。
最近はシャロータイプが圧倒的に多いので、このようなタイプはちょっと珍しいような気もしますが、とても好感がもてます。

フェース面はとてもシンプルで美しいです。
このシンプルなデザインは昔から変わりません。
最新モデルで、このようなタイプだということは、ミーリングなどはあまり意味が無いことなのでしょうか?
シンプルで美しいだけでなく、丁寧な仕上がりがホンマらしいです。
ホンマは『自社生産』という数少ない方法を採用していますし、『目の届くモノづくり』をしているメーカーです。
雑であったり、チープな仕上げは許されない・・・と、昔からのホンマファンである私は思ってしまいます。

顔は見慣れた感じのオーソドックスなタイプです。
今のUTといえば、『この顔』といっていいと思います。
小顔というよりは、少し大きく見えました。
私の中での『ど真ん中のストライク』ではないのですが、比較的クセの無い顔で好感がもてます。

装着されているグリップは、しっかりしたタイプです。
滑りにくく、グリップ力があります。

素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
シャフトも特にクセは無く、振りやすいです。

ボールを前にして構えてみると、普通だな・・・。と思いました。
もちろん、いい意味です。
これまでたくさん経験してきた構え感です。
無難であると同時に、個性が無いともいえます。
他の多くのメーカーにも採用されているので、このクラブが『ホンマ顔』には見えませんでした。
そういえば、これまで『BS顔』や『スリクソン顔』『MP顔』『タイトリスト顔』などがありましたが、『ホンマ顔』というのは浮かびません。
それだけ、今のホンマに昔のような個性が無くなってきているのだと思います。
こうして構えているだけでは、どこのメーカーのユーティリティなのか分かりません。
クラウンの色は黒ですし、オーソドックスなタイプなので好きなはずなのですが、何故か淡々としていてあまり気持ちが盛り上がらないまま見ていました。
本当はすごくいいはずなのに、気持ちが盛り上がりません。
私のホンマに対する期待値が、他のメーカーよりも高すぎるのかもしれません。
試打を開始しました。

『打感』は好感が持てました。
しっかりしているのですが、硬くなく心地よい感触が残ります。
これまでたくさん経験してきた打感です。

『音』も、はっきりしていて心地いいです。
やや高めの音ですが、大きすぎずインパクトが緩むこともありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、普通だと思いました。
特別よくあがるとか、逆にハードであがりにくいということもありませんでした。
ただ、どちらかというとヒッタータイプの方に合いやすいような気がします。

『安定性』も平均的です。
高い直進性があるとか、曲がりにくいというタイプではありませんでしたが、シビアさのようなものは感じませんでした。

『飛距離性能』も普通で、特別よく飛ぶという印象はありませんでした。
そこそこの易しさと、そこそこの飛距離でバランスがとれているように感じました。

『操作性』は、なかなかいい感じです。
左右へ曲げることは難しくありませんでした。
球もしっかりつかまってくれました。

最新モデルなので、おそらくこれまでに無い最新の技術がたくさん取り入れられているのだと思うのですが、私の鈍い感性ではそれを見つけ出すことができませんでした。
最新モデルではありますが、目新しさのようなものはありませんでした。

既視感を感じながら、ずっと試打しました。
いい意味でいえば、クセが無いので親しみやすいですが、逆にいえば、存在感がやや薄くて、印象に残りづらい感じがしました。

このようなユーティリティは、これまでもたくさん試打してきたような気がします。
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