ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン - ゴルフクラブ試打日記

Post

      
2018年10月21日
  

ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン

                 
ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF LABOSPEC FF-247Ⅱ アイアン の7番 です。



HIGH REPULSION KICK FF-247
シャフトは HIGH REPULSION KICK FF-247 です。

ロフトは26度、クラブ長さは37.75インチ、シャフト重量は50g、シャフトフレックスはR、トルクは4.1、バランスはC9、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は357gです。



正面
オノフラボスペックのカッコいいアイアンです。


一目見て、カッコいいな・・・。と見とれてしまいました。


何ともいえない、いい雰囲気があります。


質感がいいです。



側面
浅いポケットのあるアイアンですが、大きさは標準的な感じがします。


大顔タイプではありませんでした。


ポケットタイプ=大顔という図式が、これまで多く見られましたが、このアイアンはそうではないようです。


ヘッド全体の仕上げがとても丁寧で美しいので、見ていて嬉しくなりました。


綺麗なクラブに出会うと、いい目の保養ができます。



TWIN TRENCH
トゥ側には『TWIN TRENCH』の文字がありました。


どのような工夫なのか分かりませんが、オノフ独自の技術が取り入れられているようです。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあります。


こういったところは、ノーマルなポケキャビといえます。


こうして見ていると、ソール部分が少し青くなっていて、これは塗装が染みてでてきているのかな?と思いました。


これは意図的なものではないように思いますが、特に気になることはありませんでした。



トップライン
トップラインは、やや厚めではありますが、今はこれくらいがよく見られますし、このようなタイプのアイアンでは『常識』といえる厚さなのかもしれません。


私が好むタイプとはちょっと違いますが、これくらいの厚さを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


トップラインに厚みがあったほうが、安心感がもてるという方もいらっしゃると思います。



ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、極端ではありません。


むしろ、ポケキャビらしいワイドさといっていいような気もします。



リーディングエッジ
リーディングエッジは、特に大きな削りは見られませんでしたが、微妙な『面取り』はされているようです。



トレーリングエッジ
トレーリングエッジは大きく削られていて、一目でわかるほどです。


丸みを帯びているというよりは、段差のようになっていて、これもメーカーの工夫なのではないでしょうか?


この角度から見ていると、このアイアンが『単一素材』ではなくて、複数の素材で構成されているのが分かります。


昔からよく見られることですが、『易しさ』を追求していくと、このような工夫が必要になってくるのかもしれません。


ボールがどんどん低スピン化していっているので、『ボールのあがりやすさ』はクラブにとっての重要項目のひとつといえるような気もします。


クラブはいつも、ボールの進化に合わせて進化(変化)しているように感じます。



ネック長さ
ネックは短めです。


細くてシュッとしているというよりは、やや『寸胴タイプ』です。


この角度から見て、グースタイプなのだということが分かります。


ポケキャビのストレートネックタイプを探すほうが、今は難しいかもしれません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんが、とても綺麗です。


思わず目を細めて見ていました。


スコアラインの均一性がとれているのはもちろんですが、仕上げがとても美しいです。


昔からありますし、今でもフェース面がチープに見えたり、雑な仕上げになっているアイアンは普通に見られます。


これはメーカーによって、はっきりとした特徴が表れています。


あるメーカーは、かなり雑で、ここ(フェース面)に気を使っているのかな?と疑問に感じることもあるのですが、オノフのこのラボスペックアイアンには、それがありません。


細部にまで、こだわった作りになっています。


アイアンなんて飛べばいいよ・・・。見た目なんてどうでもいい・・・。という方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこだわりたいです。


フェース面の仕上げでも、そのクラブに対する好感度が変わってきます。


球を打つまでの気持ちの入り方にも大きな違いがでます。


このアイアンは、まず目で楽しませてくれるので、気持ちがどんどん盛り上がってきました。


色々なクラブを試打していて、ワクワクする瞬間です。


周りに人がいなければ、2~3回くらい、小さくジャンプしたいところではありますが、今日はほぼ満席だったので、自重しました。



オリジナルグリップ
ONOFFのロゴがカッコいいグリップです。


オノフファンの方にはたまらないのではないでしょうか?


グリップ自体はオーソドックスなタイプで、よく見られるタイプです。


私が大好きなツアーベルベットタイプではありませんが、このグリップも好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、かなり軽量感があって、見た目の印象とは違いましたが、特に驚くようなことはありませんでした。


できればスチールシャフトを・・・。と思ったのですが、試打できるのは、この一本だけだったので、このまま試打をすることにしました。


軽量で、シャフトも軟らかいです。


私はアイアンにカーボンシャフトを挿したことはないですし、おそらくこれからも挿すことは無いと思いますが、今は多く見られますし、スチールシャフトとほぼ同じくらいの使用率になっているような気がします。


それくらいカーボンシャフトの人気が高まって需要も増えてきていると思います。



MADE IN JAPAN
シャフトにある『MADE IN JAPAN』の文字が、さらに好感度を高めています。


このアイアンはどうなのか分かりませんが、クラブ(ヘッド)の多くが今は海外製ですが、シャフトは今でも日本製が多いです。


タイガー・ウッズ選手が三菱レイヨンのディアマナをずっと使い続けているのは有名ですし、国内ならず海外のトッププレイヤーにも日本メーカーのシャフトは大人気です。



DAIWA TECHNOLOGY
オノフのクラブを試打するとよく見られますが、『DAIWA TECHNOLOGY』の文字が輝いて見えます。


ずっと『TEAM DAIWA』で人気を博したメーカーですが、ONOFFに名称を変えて、釣りのイメージを一新できたのは大きいと思います。


私は釣りも大好きで、子供の頃からよくやっていました。


ダイワの竿は高価な物も多いですが、比較的リーズナブルな価格の物を所有していたことがあり、とてもお世話になりました。


ダイワの投げ竿をもっていたのですが、とにかくよく飛びましたし、『アタリ』を合わせやすいので、魚を逃がすことはほとんどありませんでした。


昔の人は『竹竿』を使っていましたが、今はテクノロジーの発達により、カーボンという優れた素材を使うことができるようになりました。


軽くて強度があるので、長くすることができ、飛距離を伸ばすことができました。


それも、ゴルフのシャフトの長尺化につながっているように思います。


優秀なシャフトメーカーはたくさんありますが、ダイワも優れているのは当然で、『カーボンを知り尽くしたメーカーのひとつ』といってもいいのではないでしょうか?


釣りで得られたノウハウが、ゴルフにも活かされているように感じます。



構え感
ボールを前にして構えてみると好みとは全く違い、正直あまり好きではないのですが、このような構え感はある程度予想していました。


好みではないですが、ある意味『ポケキャビらしい顔』といえるのかもしれません。


グースがたっぷり利いているので、グースが弱くてもっとラインをイメージしやすいフルポケキャビは無いのかな?と思うこともありますが、ポケキャビタイプのアイアンを好まれる方には、このような顔のほうが自然なのかもしれないな・・・。と思いました。


グースタイプということに加え、トップラインも少し丸みを帯びているので、ボールを包み込むイメージをもちやすいという方も多いのではないでしょうか?


ロフトを立てることによる、『球のつかまりづらさ』というデメリットを解消するのは、このような形状が理にかなっているのかもしれません。


私はフッカーだからなのか、つかまるイメージよりは、どちらかというと逃がすイメージが欲しくて、左へのミスのイメージを緩和したいので、このアイアンは少し緊張します。


しかし、このようなタイプはこれまでもたくさん試打していますし、もっとクセの強いアイアンもたくさん試打しているので、苦手意識は芽生えませんでした。


気持ちがスッキリというよりは、ややモヤモヤした感じがして、『心がズームする』というよりは、『遠くから眺める』ような感覚で構えていました。


『蟻の感覚』というよりは、俯瞰で遠くから眺めている『鳥のような感覚』といったらいいでしょうか?




試打を開始しました。

飛距離性能
まず感じたのが、その凄い飛距離性能です。


今はディスタンス系のアイアンが数多くありますが、その中でも間違いなくトップクラスといえる高い実力をもっています。


これほど強烈なのはなかなか見ませんが、あえていうならヤマハのアイアンくらいでしょうか?


今はこのツートップが凄いです。


ヤマハよりはクセがないので、正直そこまでの飛距離性能を予想していなかったのですが、これは凄いな・・・。と思いました。


初球は様子を見る感じで、やや軽めに打っていったのですが、球は速く弾け飛ぶ感じで、ビッグキャリーを稼いでいきました。


練習場には30Y・50Y・80Y・100Y・120Y・150Y・180Y・200Y・230Y・250Yの旗が立っているのですが、200Yの旗をあっさりとキャリーで超えてしまいました。(練習場によっては、距離を『甘め』に表示しているところが今でもありますが、この練習場は『リアル』で表示してくれています。)


何だこれは・・・?この飛びは、もうアイアンという言葉だけでは片づけられないな・・・。と、7番アイアンらしからぬ飛びに驚きました


ロフトが立っているので、距離が出るのは、これまでの経験から予想していたのですが、その予想の距離を大きく、そしてイージーに出せる実力にため息が出ました。


アイアンのディスタンス化が、ここまで来たのか・・・。と技術の革新に言葉が出ません。


アイアンの性能は色々な要素が絡み合うものですが、このアイアンはズバリ『飛距離に特化』しているといえるのではないでしょうか?


バランスの良さは感じられません。


『7』と刻印されていますが、やはり『5』あるいは『4.5』『4』という刻印が妥当ではないかな?思えるほどでした。


私はアイアンに飛距離性能を求めていませんが、ここまではっきりしていると逆に凄いな・・・。と思いますし、潔い感じがします。


ロフトが立っているということ以外にも飛距離の為の工夫がたくさんされているのではないでしょうか?


もちろん、装着されているシャフトも威力を発揮しているのは間違いありません。



フェース面
『打感』は硬めで、好みではありませんでした。


フェースへの『乗っかり感』も無く、あっという間に飛び出していく感じです。


打感には不満が残りますが、これも飛距離の為なのかもしれません。


フィーリングは人それぞれ違いますし、好みも分かれます。


この打感が好きだという方もいらっしゃると思いますが、私は何球打っても好きにはなれませんでした。


ちょっと距離を置きたいフィーリング・・・。といったらいいでしょうか?



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


かなり飛距離の出るアイアンですが、決してヒッター向けではなく、スインガータイプの方にも打ちやすいといいますか、むしろスインガータイプの方の為の易しさをもったアイアンといえるのではないでしょうか?


ハードルの低さという魅力も持ち合わせていました。


今の飛び系アイアンで、球があがりにくくてタフな物は見当たりません。


易しく飛ばしていける実力をみんなもっています。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。


気難しさは無く、大らかなタイプです。


ただ、打感が合わなかったせいか、どこでヒットしたかが打感だけでは少しつかみづらいところがありました。


打った後、フェース面を見て、いいところでヒットしているのを確認できたのですが、打感にはやはり物足りなさを感じてしまいました。



操作性
『操作性』は、まずまずです。


左右にも曲げることはできましたが、私はちょっとつかまりが良すぎる感じがしました。


ただ、このつかまりの良さも、飛距離に直結しているように感じました。


これだけ距離が稼げるアイアンなので、その弱点ともいえる『縦の距離の合わせづらさ』のようなものがありますが、それも慣れていけばある程度は克服していけるのかな?と思いました。


このようなタイプでインテンショナルなショットを打つよりも、ポケキャビ形状の寛容さを活かしていったほうがいいような気がします。


複雑な曲線というよりも、より数少なくて確実性を求めた『シンプルな球筋』で勝負していけるアイアンといっていいのではないでしょうか?



ヒール側
球を打つ前は、このアイアンの美しさや綺麗な仕上げに目を細めていたのですが、実際に球を打ってみると、その美しさの印象を払拭するかのような飛び性能に驚きました。


このクラブはアイアンというカテゴリーに入れられますが、もはや『アイアンの形をしたユーティリティ』といったほうがいいのではないかな?と思えるほど、異質な感じがしました。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
先ほども書きましたが、かなり優れているディスタンス系アイアンで、このアイアンのライバルとなるのは、ヤマハのアイアンだと思いますが、ヤマハのアイアンよりもクセはきつくなく、アイアンの特徴を残しているので、どちらを選ぶかと聞かれれば、私は即答で、このラボスペックアイアンを選びます。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
今はクラブになかなか個性が見られない時代なのかもしれません。


どのクラブも同じような感じで、あまり変わり映えしないな・・・。と思うことは、正直よくあります。


いい意味でいえば、まとまっている・全体的な底上げができている・・・。ということになるのかもしれませんが、どこか物足りなさを感じることも多いです。


昔はもっと個性あふれるクラブがたくさんありましたが、今はその個性の幅がグッと縮まったような気がします。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
先ほども書きましたが、私はアイアンに飛びの性能は全く求めていません。


飛びよりも確実性・・・。


縦の距離の合わせやすさを求めます。


ロフトが立っているクラブは寝ているクラブよりも、どうしても縦の距離の誤差が出やすいのは、紛れもない事実です。


分かりやすくいえば、ミドルアイアンよりもウェッジのほうが、落としどころが安定しやすいということです。


それはいつの時代も変わりません。


メリットがあれば、必ずデメリットも存在します。


私のホームコースは砲台グリーンが多く、奥にこぼしてしまうと難しい寄せが残ってしまうので、どうしても求めるものが限定されます。


手前から転がして乗せるというよりも、しっかりと高さを出して、グリーンを上から攻めていきたいと思っていますし、グリーンをキャッチしたら、コロコロ転がらずに止まって欲しいと思っています。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
打感も好みではなく、距離が出るのは凄いな・・・。と思ったのですが、打っていて楽しい・・・。ということはありませんでした。


普段なら打感で、どこでヒットしたかがすぐに分かりますが、今日はそれがなかなかできず、ちょっと苦労しました。


以上(飛びすぎ・打感の合いづらさ)から、私がこのアイアンを実戦で試してみたいとは思いませんでした。


ただ、これはあくまでも私の好みによるものなので、このアイアンが良くないとは全く思いません。


むしろ、ここまではっきりした性格のクラブは凄いと思いましたし、この強烈な個性をもったアイアンを求めておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


顔や打感よりも、とにかく飛ばしたい・・・。


ディスタンス系のアイアンを使いたいけど、クセがきつすぎるのは嫌だ・・・。


という方や、今のディスタンス系アイアンは、結構仕上げが雑で味気なかったり、チープな感じがするな・・・。という方は、是非試していただきたいと思いました。


グースタイプのポケットキャビティアイアンが好きで、易しく飛ばしていきたいけど、大顔すぎたりクセがきつすぎたりするのは使いたくない・・・。という方には魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


このアイアンのもつ飛距離性能は凄いですが、丁寧な仕上がりも魅力的です。



オノフ ラボスペック FF-247Ⅱ アイアン
このアイアンもいいですが、できればもっとグースが弱くてクセのないタイプにも出会いたいな・・・。と思いました。


フィーリングは多少犠牲になっているようなところはありますが、ここまで距離にこだわったのも凄いですし、わずか一球で印象深く残った数少ないアイアンです。


これからのオノフも楽しみです。

                         
        
ツアープロコーチ 谷将貴のゴルフシンプル理論完全マスタープログラム



                         

コメント

非公開コメント