ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2018年09月17日
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ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ

                 
ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ です。



N.S PRO 950GH
シャフトは N.S PRO 950GH です。

ロフトは58度、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は440gです。



正面
とてもインパクトのあるオノフのウェッジです。


FROG’S LEAPというウェッジを以前試打したことがあるのですが、その後継モデルであることは想像に難くありません。


しかし、かなり見た目が変わりました。


バックフェースの色はもちろんですが、キャビティ部分がかなり広がっています。


『がま口』を連想しました。



側面
ラージサイズです。


こうして見ているだけでも、このウェッジが『オートマ系』であることが判ります。


すごいな・・・。どんな感じなのかな?などと、あまり目にしないタイプのウェッジに想像力を働かせていました。



巨大といえるキャビティ

大きな凹み
彫りはかなり大きいです。


『巨大』といっていいかもしれません。


最近はキャビティタイプのウェッジも増えてきましたが、ここまで大きいのは無いように思います。


ひょっとしてアンダーカットが入っているのかな?と思いましたが、ありませんでした。


巨大な普通のフルキャビティといったところです。



FROG’S LEAP-Ⅱ
バックフェースが黄色に塗られているのには、何か意味があるのでしょうか?


見た目のインパクトの為の黄色なのかもしれません。


FROG’S LEAP-Ⅱという文字がありました。



カエル
その名の通り、カエルが跳ねているような絵がデザインされています。


とても可愛らしい絵です。


子供の頃、縁側にアマガエルがよくいたのですが、それを思い出しました。



スーパーワイドソール
かなりのワイドソールです。


スーパーワイドソールといっていいのではないでしょうか?


すごく珍しいソール幅ですが、これまで全く出会わなかったわけではありません。


カタナのアイアンもそうですし、フォーティーンのウェッジにもありました。


これだけのワイドソールなのだから、バンカーショットが易しくなるようにこだわって設計されたのだろうな・・・。と思いました。


バンカーがどうしても苦手だ・・・。という方の多くは、このワイドソールを見ると、安心感をもちやすいのではないでしょうか?



ソールの凹み

ソール形状
ソールの形状も独特です。


真ん中付近が凹んでいました。


これにもおそらく大きな意味があるのではないでしょうか?


ここが凹んでいなくて、普通に膨らんでいたほうが砂を弾くといいますか、エクスプロージョンのイメージが湧きやすいと思うのですが、あえてこうすることによって得られることも多いのだと思います。


このようなソール形状も、これまで見てきました。


革新的なウェッジというと、私はフォーティーンが真っ先に浮かぶのですが、このオノフのウェッジは、そのさらに上をいっているように感じられます。



バンス
バンスはそれほど利いていないようにも見えるのですが、これだけのワイドソールなので、バンス一部分というのではなく、ソールのほぼ全体がバンスの役目を果たすのではないか?と思いました。


私はバンカーの練習が大好きで、バンカー練習場によくいます。


バーンと砂を弾くのではなく、ライが良ければなるべく薄くカットしていきたいと思っています。


そのほうが私の感覚に合いやすいからなのですが、このウェッジはそういうタイプではないな・・・。と思いました。


ほぼ『エクスロージョン専用』といった感じがします。



ネック長さ
ネックの長さは適度にありました。


ウェッジにはあってほしい長さが、きちんとキープされています。


ワイドソールタイプの、いわゆる『頭でっかちタイプ』で、ネックをすごく短くしているのかな?と思いましたが、そうではありませんでした。


こうして見ていて、深いキャビティの意味がようやく分かってきたような気がしました。


これだけの大きさなので、キャビティ部分を大きくしないと、バランスが重くなって振れないからではないでしょうか?


もちろん、易しくする為のキャビティだと思いますが、『重量軽減』という大きな役目も果たしているように思います。


軽量スチールが挿してあるということもありますが、このウェッジは440gなので、サンドウェッジとしては、やや軽量なタイプになります。


私は、SWの重量はだいたい『470g前後』のイメージが定着しているので、それと比べると30g軽くなります。


ヘッドが大きいので重そうにも見えますが、実際に手に取ってみると、それほど重くはありません。



ミーリングあり
フェース面には美しいミーリングがありました。


今はミーリングのあるウェッジが多くなりましたし、その形状も多様化しています。


このウェッジのミーリングはひし形のようになっていて、真ん中に一本線が入っているような感じです。


それに大きな丸が加わっていて、手が込んでいます。


メーカーによって色々なミーリングがありますが、このウェッジのミーリングはとても美しくて上品です。


綺麗に削られた『彫刻の美』といったところでしょうか?


以前も書いてきましたが、フェース面はボールとの『唯一の接点』なので、チープさや雑さは欲しくありません。


丁寧で美しく、柔らかいイメージをもたせてくれるフェース面に魅力を感じます。


そういった意味でも、このウェッジのフェース面は好感が持てました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、ソフトなフィーリングでとても良いです。


これまでも何度か出会ってきたグリップですが、ウェッジにも合い、好感が持てます。


ONOFFのロゴがカッコいいです。


柔らかいショットを打ちたいウェッジは、やはりソフトなフィーリングのグリップがよく合います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、少しだけ違和感があったのですが、打てそうもなく固まってしまう・・・。ということはありませんでした。


ラージサイズではありますが、意外とクセは小さいな・・・。と思いました。


グースがきついタイプなのかと思っていましたが、そうではなくセミグースといった感じです。


もっと小ぶりで、ネック周りがもっとシュッとしているほうが私は好きなのですが、このような形もアリだと思います。


これだけネック周りが膨らんでいるので、フェースの開閉はしづらそうです。


イメージが出てきません。


ヘッドが大きいので、ボールが少し小さく感じられました。


ノーマルサイズのウェッジだと、ボールが大きく見えて、色々なイメージを浮かべることができるのですが、今日はそれができませんでした。


あくまでも『一本だけ』といいますか、一種類のイメージで寄せていくしかないように感じました。


私は普段、フェースを開閉して使うことが多いのですが、これだけの大きさと超ワイドソールということもあり、フェースを開いて使うのが苦手な方の為に開発されてウェッジなのだろう・・・。という予測が立ちました。


今はこのようなオートマ系のウェッジが増えてきたように思います。


このラージサイズには好感が持てるけど、もっとグースが強いほうが好きだ・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


色々なグースが用意されているのかもしれません。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、なかなか良いです。


思っていたよりもソフトで、大雑把な感じはしませんでした。


ガツンということもなく、『球当たり』も優しい感じです。



スピン性能
スピン性能も、なかなか高く、よく止まってくれました。


フェース面のミーリングがよく効いているのでしょうか?


着地してからダラダラと転がるのではなく、キビキビしている感じで、メリハリがありました。



トゥ側
球は拾いやすく、あがりやすいです。


これだけのラージサイズ&ワイドソールですが、『出球の高さ』もしっかり出ました。


ヘッド全体の性能もあると思いますが、球のあがりやすい軽量スチールが挿してあるということも大きなポイントなのかもしれません。


このクラブはSWということで、バンカーを含めたアプローチなどはもちろん、フルショットでも使えそうですが、フルショットしてみようという気は起きませんでした。


あくまでもアプローチ(特にバンカー)の為のクラブという認識をもちました。


フルショットで試していれば、違う難しさを感じていたかもしれません。



バックフェース
『安定性』は、かなり高く、完全なる『オートマ系』のウェッジです。


大らかさという点では、右に出るウェッジはないかもしれません。


それくらい『易しい』ウェッジです。


ラージサイズでフルキャビティということもありますが、これだけの超ワイドソールということで、ソールがよく滑ってくれるというのも大きいです。


ダフらせて打つのが、とても易しいです。


このようなウェッジを使っていると、クリーンに打つだけでなく、ソールを使ってダフらせるのも正解なのだと思えてきます。



開いても打てる
真っ直ぐといいますか、『スクエア一辺倒』のクラブだろうな・・・。とは思ったのですが、開いて打ったらどうなるんだろう?と思い、やってみました。


結果、普通に打てました。


開いて打つと難しいという感じはしませんでした。


しかしあまり開閉を使わないといいますか、『使わなくて済む』ウェッジといっていいように思います。


そのほうが自然な感じがしましたし、このようなオートマ性が強いウェッジは細工をし過ぎると、大きなミスにつながりやすいような気もします。



距離感
『距離感』は、最初のうちは少し合いづらかったのですが、次第に合うようになってきました。


このようなタイプなので、小さくシャープに・・・。というよりは、大きくゆったりと・・・。といった感じのほうが合いやすいです。


ゆったり振って、それで結果を出していくのがいいのかもしれません。



操作性
『操作性』という点では、それほど長けていないように感じました。


開いて打つことはできたのですが、微妙なニュアンスなどは出しづらく、細工しないほうがいいような気もします。


オートマ性が操作性を邪魔している・・・。といっていいのかもしれません。



ヒール側
私は細工をして遊ぶのが好きですが、このウェッジはそういうタイプではないと思います。


できるだけ自動的でシンプルに・・・。というのがいいのではないでしょうか?



ONOFF LABOSPEC FROG’S LEAP-Ⅱ WEDGE
色々な『ワザ』を使うというのではなく、ひとつの技の完成度を高め、確実性を求めていきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?


まさに『シンプル・イズ・ベスト』といった感じがします。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
この大きさやソールの広さが特徴的なウェッジですが、打感が犠牲になっていないところも魅力的です。


スピン性能も確かなものを感じました。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
この大きさや形状が気にならないという方には、魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?


ラージサイズ&スーパーワイドソールでミスを極力減らしたい方にも試していただきたいです。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
このような個性的な特徴がありますが、ルール適合モデルということで、競技でも使えるそうです。


通常のアプローチよりもバンカーで力を発揮すると思うのですが、今日はバンカーで試すことができなかったのが残念です。



オノフ ラボスペック FROG’S LEAP-Ⅱ ウェッジ
また試打する機会があれば、是非バンカーでも試してみたいです。


                         
        

                         

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