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2018年09月02日
ブリヂストンゴルフ TOUR B X-BL アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ TOUR B X-BL アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD2 です。

ブリヂストンゴルフのカッコいいアイアンです。
一目見て、そのカッコ良さに、目が釘付けになりました。
BSのアイアンは昔からシャープでカッコいいものが多いですが、このアイアンも同じです。

オーソドックスなハーフキャビティアイアンです。
見慣れた形ですが。真ん中の『B』がカッコいいです。
BSファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
最新モデルではあっても、昔のいいところをしっかりと残しているので好感が持てます。
今年のブリヂストンのニューアイアンは、これで三作目ですが、このアイアンが一番シンプルです。
それぞれタイプは異なりますが、共通していえるのは、BSらしくカッコいいということです。

ハーフキャビティらしい彫りの深さです。
マッスルバックの形状に抵抗感のある方も、このキャビティ形状には親近感をもたれやすいのではないでしょうか?
ハーフキャビティの長所は、マッスルバックのようなソフトで厚みのある打感と、キャビティ構造による易しさという、まさに『いいとこどり』です。
性格的にはマッスルバックに近いように思いますが、難しすぎないのが人気の理由のひとつといえるのではないでしょうか?

トップラインの厚さも標準的でシャープな形状です。
ボヤけた感じではなく、鮮明なイメージが描けそうです。
このシャープなトップラインも、BSらしいです。
BSアイアンで、太くて丸っこいトップラインは似合いません。

ソール幅もノーマルです。
今のアイアンの中では、やや狭いほうになるかもしれませんが、ちょっと前までは、これくらいが普通のソール幅でした。
ここ数年BSのアイアンは、いわゆるアスリートモデルと呼ばれるような物でも、ワイドソール化が進んでいたように思うのですが、このアイアンを見る限り、その流れが止まっているように感じます。
構えたときにソール幅は目に入らないので、気にならないといえばならないのですが、感覚的にワイドソールに苦手意識をもっておられる方もいらっしゃるかもしれません。
このアイアンはそういった方にも、親しみやすいソール幅といえるのではないでしょうか?
今のアイアンは『ユーティリティアイアン化』してきているように感じることもあるのですが、このアイアンは昔ながらのオーソドックスな『アイアンらしいアイアン』です。

リーディングエッジは、ほんの少しだけ削られているように見えました。

トレーリングエッジは、やや『面落とし』している感じです。
大胆ではない、控えめな感じの工夫が見られます。

ネックはやや短めですが、今はこれくらいが標準的といえるでしょうか?
昔のBSアイアンはロングネックが多かったのですが、これもボールの変化など、時代の流れによるものが大きいのかもしれません。
ソール形状やネック長さが、昔のアイアンと今のアイアンでは大きな違いがあります。
顔の良さや打感、全体的なカッコ良さなどは、昔からずっと引き継がれています。

ホーゼルには『X-BL』と刻印されていました。
モデル名ではありますが、どういう意味があるのでしょうか?
BLというと、私は『ブルーライン』とか『バックライン』という言葉を連想したのですが、どうやらそうではないようです。
特に意味は無く、単なるモデル名に過ぎないのかもしれません。

ミーリングは無く、ごく普通のフェース面でした。
普通のフェース面でも、仕上げが雑に見える物とそうでない物がありますが、このアイアンは後者でした。
雑な感じはなく、打感も柔らかそうな感じがします。
このフェース面の仕上げで、そのアイアンに対する興味が大きく変わってきますが、このアイアンは興味をもちました。

装着されているグリップは、今年のBS最新モデルに共通して採用されているモデルです。
ハードなフィーリングのグリップですが、このグリップを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

素振りをしてみても、いい感じです。
タイミングがとりやすく、親しみやすいです。
適度な重さがあるので、しっかりと振っていけるところがいいです。

ボールを前にして構えてみると、予想通りの男前でした。
BSらしいシャープで、見とれてしまうほどの構えやすさがありました。
BSは昔から、このシャープさがあり大好きでした。
MP顔ともダンロップ顔・プロギア顔などともちょっとタイプの違うカッコ良さがあります。
ちょっとだけグースが利いていますが、これまでのモデルよりも弱いですし、気になることはありませんでした。
大きさもちょうどいいですし、軟鉄の柔らかそうな感じが見ていて伝わってきました。
気持ちがどんどん盛り上がっていき、しばらくこうして見つめていたい気持ちと、早く打って打感を楽しみたい気持ちがぶつかりあっていました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
ソフトさと、『球の乗っかり感』が素晴らしく、打っていて楽しくなりました。
ハーフキャビティらしい、グッドフィーリングです。
球持ちがいいので、こちらの思いを伝えやすいところも気に入りました。

『球のあがりやすさ』という点では、7番らしいといっていいように思いますが、今は7番でも9番くらいのあがりやすさと高さのあるハイテクタイプのアイアンがたくさんあるので、タフに感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
『見た目通り』といえますし、ヒッター向けのアイアンであることは明らかです。
日頃、マッスルバックを愛用してこられた方が、少し易しいモデルにチェンジしようかな?と思ったときに、対象となるモデルといっていいのかもしれません。
あがりやすさを深く追求しているようには思えず、『ハイテク』というよりは『ベーシック』な感じがしますが、この自然なあがりやすさに好感をもたれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

『安定性』という点では、ハーブキャビティらしい正直さがあって、易しさ最優先ではないですが、この正直さもまた魅力的です。
イージー過ぎることなく、敏感にショットの成否を感じ取りたいけど、マッスルバックはどうしても馴染めないので、キャビティバック形状を使いたいという方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

『飛距離性能』はノーマルです。
7番アイアンらしい、飛距離性能です。
ノーマルとはいっても、最近は『飛ぶのが当たり前』というところがあるので、このアイアンは『飛ばないタイプ』といえるかもしれません。
ロフトが立っている『スタンディングロフトアイアン』は確かによく飛びますが、距離感を出していくには、やはりロフトが寝ているほうが有利なので、距離感を大切にしたい方には合いやすいのではないでしょうか?
私はアイアンに飛距離を求めていないので、このアイアンの『飛ばしすぎない性能』に魅力を感じました。

『操作性』はとても高く、構えたときのイメージ通りの球筋を描かせてくれました。
グースもきつくなく、クセがないので、左右に同じように反応してくれました。
最近は顔のいいオートマ系のアイアンも増えてきていますが、このアイアンはオートマ系ではなく、マニュアル系の操りやすいタイプです。

最新モデルではありますが、いい意味で特別変わったところは見られませんでした。
変える必要がないということは、それだけ優れているということでもあります。

ここ数年のモデルよりも全体的な雰囲気などがすごく良くなったような気がします。

仕上げも丁寧になり、チープさも感じられなくなりました。
それが一番印象的でした。

これまでのモデルもBSらしいカッコ良さがあったのですが、ところどころチープに感じるところもあって、もうひとつ気持ちが盛り上がりませんでした。
試打をしていても、購買意欲が刺激されず、淡々とすることもありました。

しかし、今年のニューモデルのアイアンは好感が持てました。
それぞれ特徴が違いますが、いい感じがします。
どれもいいですが、このX-BLには購買意欲も刺激されましたし、何度でも試打して楽しみたいです。

BSらしい、カッコ良さとフィーリングの高さがあり、使っていて飽きないアイアンです。
試打していて、とても楽しくて予定の球数と時間を大きくオーバーしてしまいました。
コメント
No title
2018-09-05 22:01 かっちゃん URL 編集
おっしゃる通り、納得です!
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださり、まことにありがとうございます。
そうですね。
おっしゃる通りです。
ご指摘を頂き、納得すると同時に、顔から火が出るほど恥ずかしくなりました。
普通に考えたらすぐ分かることですね。
私の想像力が足りませんでした。
私の知識不足を補っていただき、ありがとうございます。
感謝しております。
これからもどうかよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2018-09-08 22:23 golfdaisuki URL 編集