Post
≪アストロツアー VS-1 ドライバー | HOME | プロギア RS F ドライバー & ロマロ Ray TYPE R ドライバー≫
2018年08月21日
ブリヂストンゴルフ TOUR B X-CBP アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ TOUR B X-CBP アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD2 です。

ブリヂストンゴルフのニューアイアンです。
先日はX-CBを試打したのですが、今日はX-CBPです。
PはポケットのPでしょうか?

オーソドックスな感じのポケキャビです。
一口にポケキャビといっても、色々なタイプがありますが、このアイアンは大きすぎず、ボテッとしていないすっきりした形状です。
クールな感じのアイアンだな・・・。と思いました。

ソールにある『FORGED』の文字が輝かしいです。
先日試打したX-CBにも見られました。
X-CBはフォージドタイプで、このアイアンは軟鉄ではない違う素材が使われているのかな?と思っていたのですが、そうではないようです。

彫りの深さはたっぷりありますが、バックフェースが膨らみ過ぎていないのがいいです。
彫りの深いアイアンではありますが、これくらいであれば、構えたときにも邪魔に感じないような気がします。

トップラインは少し広く見えましたが、適度な幅の中に入りますし、丸っこくないので、構えた時にイメージがボヤけるようなこともないだろう・・・。と思いました。

ソール幅は少し広めですが、今はこれくらいがスタンダードといっていいのかもしれません。
この独特なソール幅と形状は、BSらしいです。
これまでのモデルにも見られました。

リーディングエッジはシャープというよりは、やや丸みを帯びていて、抜けも良さそうです。
リーディングエッジだけでなく、ソール全体が丸っこい感じです。
この角度から見ると、このアイアンがいわゆる『ワンピースタイプ』でないことが判ります。
これは先日試打したアイアンと同じです。
姉妹モデルということもあり、ほぼ同じコンセプトで設計されているのでしょうか?

トレーリングエッジは、ほんの少しだけ丸みを帯びているように見えました。
こういったところは、メーカーによって違いがはっきりしているので面白いです。

ネックは少し短く見えましたが、今はこれくらいが普通だと思いますし、今のBSアイアンらしい長さだと思います。
ちょっと前までのBSアイアンはロングのイメージがありましたが、最近はすっかり変わりました。
これもニーズに応える形なのだと思います。

フェース面にミーリングは無く、見慣れた感じのごく普通なフェース面です。
『プレス感』があり、大量生産を感じさせます。
製造に手間をかけるところと、そうでないところのメリハリがくっきりしている感じです。

装着されているグリップは、もうすっかりお馴染みになった、ハードなタイプです。
ドライバーやアイアンに限らず、今年のモデルは、このタイプで統一されているようです。
私は好みませんが、この硬さや滑りにくさを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。

素振りをしてみると、いい感じです。
タイミングもすぐに合いました。
DGでは重すぎるけど、かといって950GHでは軽すぎる・・・。という方には、このMODUS3 TOUR 105はとても親しみやすいのではないでしょうか?
モーダスは精度の高さもありながら、バリエーションが豊富なので、多くのゴルファーにとって頼もしい相棒となってくれるシャフトです。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
思っていた以上にクセがなく、普通でした。
もうちょっと大顔でグースがきついのかな?と構えるまでは思っていましたが、そうではありませんでした。
小顔という感じではないですが、かといって大きすぎず、セミラージとノーマルの間くらいかな?と思いました。
グースがきつくないので、きっちりとらえていけそうで易しさを感じました。
方向性に対する不安は全くありません。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなか良いです。
適度にソフト感もあり、大味な感じはしませんでした。
『くっつき感』のようなものはなく、どちらかというと球離れが速い感じですが、特に不満はありませんでした。
最近は、こういうフィーリングのアイアンが多くなりました。

球はとてもあがりやすいです。
見た目はシュッとしていてカッコいいアイアンですが、タフなタイプではありません。
ポケットタイプということもあると思いますが、ある程度の重心の深さと低さがあるようです。
アイアンは『はらう』イメージで打っていきたい・・・。という方にも、このアイアンは易しく感じられるのではないでしょうか?
ヒッタータイプの方だけでなく、幅広い層に対応していけるアイアンだと思います。

『安定性』も高く、見た目よりも易しいタイプのアイアンです。
インパクトでフェースがブレにくく、安定しています。
イメージしたラインに乗せやすいのもいいです。
カッコいいアイアンだと、気難しいタイプも多いですが、このアイアンはそんな印象はありませんでした。
寛容さとカッコ良さの両立ができています。

『飛距離性能』は優れています。
よく飛びますが、今のアイアンの中では標準的といえるでしょうか?
『2番手以上』の飛びのアイアンも珍しくないですが、このアイアンは『1番手以上』の飛びという感じです。
適度な易しさと飛びが実現できています。

『操作性』は、なかなかいい感じです。
構えたときにいい印象をもったせいか、扱いやすそうだな・・・。と思っていたのですが、その印象通りでした。
敏感に反応するというよりは、いい意味で、『やや鈍感』なところもありますが、それがまたいいです。
『緩やかな扱いやすさ』といった表現が合っているのかな?と思いました。

気難しさのようなものは一切なく、大らかな性格をしていますが、見た目が犠牲になっていないのがいいです。
構えやすさも性能のうちですが、それがこのアイアンにはあります。

マニュアルタイプというよりは、オートマチック的な要素が強いですが、使っていて飽きにくいタイプといえるのではないでしょうか?
曲がり幅の小さい、持ち球で勝負していけるアイアンといっていいように思います。

飛距離も結構出るタイプなので、魅力を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私はここまでの飛びは求めていませんが、今のニーズに合ったクラブ作りをメーカーがしているのだと思います。
易しいクラブは距離が出て当然・・・。という風潮が今はあるのかもしれません。

フィーリングが最上級ということはなかったのですが、大きな不満はありませんでした。
全体的にバランスのとれたアイアンです。
コメント