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2018年06月17日
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バルド TTX FAIRWAY WOOD

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは BALDO TTX FAIRWAY WOOD の3番 です。

シャフトは Raver Armored Ready です。
ロフトは14.5度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS です。

久し振りに出会った、バルドのFWです。
相変わらずカッコいいな・・・。と見とれてしまいました。
バルドらしいフォルムの美しさといったらいいでしょうか?
この美しさは『個性』といっていいと思います。
バルドのクラブはドライバーからウェッジまで試打したことがあるのですが、共通していえるのは『カッコいい』ということです。
打つ前にまずは目で楽しみたいと思っている私は、バルドのクラブに出会う度に、いい目の保養をさせてもらっています。

ディープというよりは、シャロータイプのFWです。
フラットなソールではなく、色々なものが見え機能的な感じがしますが、ゴチャゴチャした感じはなく、シンプルな感じもします。
こういったセンスのいいデザインも、バルドの長所といえるのではないでしょうか?

ネックの長さは標準的です。
オーソドックスなタイプです。

ソケットにもBALDOのロゴが入っています。
BALDOファンの方にはたまらないのではないでしょうか?

ソールには大きなウェイトが配置されています。
ここまで大きいのは珍しいですが、それが嫌味になっていません。
ウェイトがきちんと『デザインの一部』になっています。
かなり重心が低くなっていそうですし、この位置にあるということで、重心の深さもありそうです。

ソールには溝がありました。
これはもう今や『常識』ともいえる工夫です。
溝のないFWのほうが少ないかもしれません。

溝は浅いですし、長さもそれほどありません。
これで充分ということなのでしょうか?
溝はメーカーによって個性が出るので面白いです。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には凹みがあり、結構目立っていました。
この凹みは空気力学によるものでしょうか?それとも単なるデザインに過ぎないのでしょうか?

フェース面のデザインはシンプルです。
美しくて、打感も良さそうに見えます。
バルドのもうひとつの特長といえば、何といっても『弾きの良さ』ですが、こうして見ているだけでも、弾きが良さそうな感じが伝わってきます。
一口に『弾き』といっても色々とあると思いますが、バルドの場合は『強烈な弾き』というのが私の中にあります。
そう思えるくらい、強烈なクラブに出会ってきました。
『ぬるい感じの弾き』ではなく、『熱くてやけどしそうなほどの強烈な弾き』といったらいいでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
カッコいいFWですが、ディープなタイプではありません。
このシャロー形状に親近感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
昔のシャローは形が崩れて魅力的に見えないものも多かったのですが、最近は改善されていて、美しいものが増えてきました。

いい顔です。
クセがなくて、好感がもてます。
バルドらしい男前なクラブです。
いくら易しさをもったクラブでも顔が良くないと魅力も半減してしまいますが、このクラブはとても魅力的です。
いい顔をしたクラブを手にしただけで、こちらのテンションもあがってきます。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
特にクセのない感じで、タイミングもとりやすいです。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
構えやすくて、いいイメージが浮かんできます。
やや小振りなスプーンです。
今はもっと『大顔』のスプーンもありますし、大きさのバリエーションも増えてきました。
小顔タイプを好まれる方にはちょうどいい大きさだと思いますが、逆にちょっと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
最新モデルではありますが、こうして構えてみると、これまでたくさん出会ってきた優秀なFWを思い出します。
最新形でありながら、変えなくていいところは変えず、いいところをしっかりと継承しているところがすごくいいです。
シャロー感もあり、球があがりやすそうです。
方向性に対する不安は全くありませんでした。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
イメージ通りのグッドフィーリングでした。

『音』も、いい感じです。
打つ前は高めの金属音を予想していたのですが、そうでもありませんでした。
音を気にすることなく、気持ち良く振り抜いていけました。

球はあがりやすいです。
直打ちで試してみたのですが、球はしっかりと浮いてくれましたし、充分な高さを出していくことができました。
とてもカッコいいスプーンですが、タフな印象はありませんでした。
ヘッド全体がシャローということもあると思いますし、ソールにある大きなウェイトがよく効いているのは間違いありません。
今はあがりやすいスプーンが増えてきて、スプーンの活躍の場が増えてきているように思います。
本数制限があるので、どれかを抜かなくてはいけませんが、あがりやすいスプーンを入れる代わりに、 バフィやクリークを抜いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
全身黒でカッコいいデザインという、いかにも『骨太』といいますか、『男前』な感じのFWですが、実際の性能はとても親しみやすくて頼りがいのあるFWという、見た目とのギャップが面白いです。
このギャップは『いいギャップ』です。

『安定性』も、いい感じです。
見た目カッコいいFWですが、気難しいタイプではなく、大らかさがあります。
ただ先ほども書きましたが、ややコンパクトな大きさなので、ラージサイズを好まれる方には、少し気を遣うところはあるかもしれません。

『飛距離性能』は、かなり高いです。
バルドらしい、レベルの高さです。
バルドは『飛距離』のイメージも強いですが、このFWもその性能に長けています。
ボールがピンポン球のように弾け飛びました。
初速も速く、まるでターボエンジンを積んでいるようです。
かなり弾きが良く勢いもあるので、ひょっとしたら高反発モデルなのかな?と思いましたが、適合モデルとのことでした。

『操作性』は、まずまずでした。
左右にも曲げることはできましたが、それほど大きくは曲げることができませんでした。
こういったところは『シャローヘッドの特徴』といっていいような気がします。
クセがないので、ドローヒッターの方にも、フェードヒッターの方にも合いやすいと思います。

シブいデザインで目を引きますが、決してデザインだけでなく、中身もギュッと詰まった高性能なFWです。
バルドらしいカッコいいFWだな・・・。と見とれていたのですが、実際に打ってもポテンシャルの高さを感じることができました。
かなり飛距離性能に優れているスプーンです。

球が浮きやすいので、直打ちでも充分勝負していけるのも魅力です。
球は浮きやすくしっかりとしたキャリーを稼いでいくことができるのですが、『弱々しい』感じの『スピン過多』ではなく、ある程度抑えられたスピンという感じでした。
ヒッター向けだとは思いますが、そのハードルは高くないと思いました。

いわゆる『物理的な性能』とは直接関係ないかもしれませんが、『質感』がいいのも魅力的です。
チープな感じは全くなく、高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
クラウンからソール、そしてフェース面と、いい素材が使われ、丁寧に作られ、仕上げもしっかりしているな・・・。と思いました。
易しいクラブだけど、決して易しいだけのクラブではなく、目でも楽しめるクラブです。

打つ前から、このクラブで打つとどんな感じなんだろう・・・。とワクワクしながら見ていたのですが、最初から最後までずっと楽しむことができました。
バルドのFWをたくさん試打してきたわけではないので、詳しいことは分かりませんが、このFWはおそらくこれまでのバルドのFWの中でも、かなりイージーな部類に属するような気がします。
カッコ良さや飛距離性能・打感の良さなども印象に残ったのですが、『易しさ』という点でも、強く印象に残りました。

このクラブでラウンドできたら楽しいだろうな・・・。と思いながら見ていました。
また私の悪い癖が出てしまいました。
『欲しい欲しい病』です。
いいクラブに出会えるのはとても楽しいことなのですが、試打を終えてクラブを返却して練習場を後にするときに寂しさを感じてしまうこともあります。
今日もそうなってしまいました。
また手にすることができたら、今度はコースで試してみたいと思います。
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