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2010年01月23日
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マグレガー NV-RED フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マグレガーNV-RED フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは NV-REDフェアウェイウッド専用MF-5053fwシャフト です。
ロフトは18度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は54g、トルクは4.8、キックポイントは先中調子、バランスはD0です。

マグレガーの新しいフェアウェイウッドです。
マグレガーは『赤』と『青』がラインアップされていますが、このフェアウェイウッドは『赤』の方です。
色の違いはあれど、どちらも美しくて打ちやすい印象があります。
特に先月試打した、『赤』と『青』のドライバーは、とても好印象です。
どちらも私にはややソフトスペックな感じもしましたが、打ちやすさと同時に、どちらもすごく美しいことが印象深いです。
今回のこのフェアウェイウッドは、その流れを汲むフェアウェイウッドなのだと思います。

ヘッドの形は、最近よく見られるようになった、やや三角形に近い形だと思いました。
少しヘッドが大きいかとも思ったのですが、全く違和感は感じませんでした。
『易しさ』を醸し出しながら、『美しさ』も兼ね備えている感じのヘッドだと思いました。

素振りをしてみると、やや軽い感じがしましたし、シャフトも少し軟らかい感じがしました。
シャフトフレックスも『SR』ということもありますが、よくしなる感じがしました。
ドライバーにせよ、フェアウェイウッドにせよ、マグレガーのウッドに装着されているカーボンシャフトは『ダブルキックポイント』や『トリプルキックポイント』というのがとても印象的で、よくしなるというイメージがありますが、今回はそのようなシステムにはなっていないようです。
しかし、このシャフトもこれまでと同様な感じがしました。
『赤』と『青』を比べてみると、『赤』のほうがどちらかというと、しっかりとした設計になっているのだとは思いますが、このフェアウェイウッドも充分『ソフトさ』を持ち合わせているフェアウェイウッドだと思います。
マグレガーらしい、『敷居の低さ』が充分に感じられるクラブだと思いました。

ボールを前にして構えた感じは、 とても構えやすくていい顔だと思いました。
ヘッドも、それほど大きく感じることはありませんでした。
ほんの少しだけ『フックフェース』なのだそうですが、そう言われてみるまで私は気付きませんでした。
左へ行きそうな恐怖感は芽生えてきませんでした。
いい感じで頭の中でラインを描いていくことができました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その『球のあがりやすさ』です。
これまでもマグレガーのフェアウェイウッドはしっかりと『低重心化』が施されていて『あがりやすい』という印象はありましたが、今回のこの『 NV-RED 』も、すごく上がりやすくて打ちやすいフェアウェイウッドだと思いました。
他のメーカーのフェアウェイウッド同様、『ヘッドの滑り』もいいですし、楽に振り抜いていけます。
勿論、これは練習場のマットの上からなので、『ヘッドの抜け』がいいのは当たり前なのだと思いますが、実戦ではラフの『順目』もあれば『逆目』また『ほぼ垂直に立った状態』など様々な条件が絡み合うので、フェアウェイウッドには、この『抜け性能』はとても重要です。
そういった意味でも、私が今でも愛用している『テーラーメイドVスチール』は、申し分ない感じがしているのですが、今ではどのメーカーのフェアウェイウッドも、すごく水準が上がってきたと思います。
ここ数年、『抜け』の悪いフェアウェイウッドに出会った記憶がありません。
このクラブは、すごく楽に球を拾えますし、よくあがります。
フェアウェイウッドの『直打ち』が苦手な方は、是非このようなクラブを手にされるといいのではないでしょうか?
おそらく、実戦でも使う場面が増えてくると思いますし、これまでレイアップしてきたところも、アグレッシブにグリーンをターゲットに狙っていくことが出来るようになるような気がします。
安全策のゴルフもいいですが、時にはよりアグレッシブに攻めていきたいものだと思います。
それが成功した時の喜びは何物にも代え難いものがあるような気がします。

以前、どちらかというと『ロングヒッター』とはいえない私の友人が、初めてロングホールで『2オン』できた時に、彼の手には、このような高性能なフェアウェイウッドが握られていました。
彼は生まれて初めて2オンできたことをすごく喜び、そのボールを今でも大切に保管していますが、私は彼の喜ぶ顔が忘れられないですし、彼の気持ちもすごくよく解ります。
彼は『偶然』とか『まぐれ』だとか思っていたようですが、彼が毎日『バット素振り』をコツコツと繰り返していたのを知っていたので、私は『偶然』ではなくて『必然』だと思っていました。
やはり何事においても、日頃真面目にコツコツと練習していれば、思いもかけないところで、いいプレゼントが貰えるものなのだと思いました。
やはり『自信』というのは、人を大きく変えるものなのだと思います。
それまで『HDCP』が伸び悩んでいた彼でしたが、その件以来、順調にスコアを伸ばしはじめ、あと一歩で『シングル』の仲間入りをしそうな勢いです。
彼はこれまで以上にゴルフが楽しくなったようで、また『一打の重み』も実感したようで、より練習に身が入るようになってきました。
このまま順調にいけば、春には『シングル入り』が確実だと思っています。
このフェアウェイウッドの上がりやすさを感じていたら、ふと彼のことを思い出していました。

『打感』も、いい感じだと思いました。
何と云いますか、すごく『スッキリ』している感じがしました。
気持ちよく『ボールの芯を打ち抜いていける』といったらいいでしょうか?
割としっかりと手に残る感じがしましたし、私はこの打感は好きな部類に入ると思いました。

『音』も、ドライバーなどと同様に、いい感じだと思いました。
何ら支障なく、振り抜いていくことができます。
このような音ならば、インパクトが緩むこともありません。
練習にも集中できる感じがしました。

『安定性』という点では、とても高いものを感じました。
やはり、このやや大きめのヘッドが、かなり効いているのでしょうか?
これまで、フェアウェイウッドはドライバーよりも『スイートエリア』の大きさを大きくするのは困難だと思っていました。
それは、やはりあまりヘッドを大きくできないからです。
ヘッドが大きくなって、スイートエリアが広くなるのはいいことですが、その『ラージサイズ化』が逆に難しくなってしまうことも多いからです。
しかし、このクラブのように『適応範囲内』での『ラージサイズ化』による『スイートエリアの拡大』は、多くのゴルファーに恩恵をもたらしてくれるような気がします。
実際に打ってみて、正直言うとフェアウェイウッドでこれくらいの『ワイドスイートエリア』は必要ないような感じもしましたが、これくらい広いほうが安心感がある・・・。とか、打ちやすい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃると思います。
『ティアップ』しても、しなくてもきちんと『方向性』を出していけるフェアウェイウッドだと思います。

『飛距離性能』という点では、やはりマグレガーらしい感じがしました。
それほど力まず、軽い力で充分な飛距離を稼いでくれるクラブだと思いました。
逆に力みすぎてしまうと、なかなか上手くいかない感じもしました。
しかし、これはこのクラブに限らず、どのクラブにもいえることだとは思いますが・・・・。
マグレガーの『赤』・・・・ヒッタータイプ
マグレガーの『青』・・・・スインガータイプ
といった印象がありますが、スインガータイプの方でも、まずこの『赤』を試してみられるのもいいのではないでしょうか?
より楽に、遠くへ飛ばしていきたい方には、とても大きなパフォーマンスを発揮してくれるクラブだと思います。
このスペックのクラブだと、ヘッドスピード『40~43』の方に対応しているそうなのですが、その範囲の方は勿論、その範囲に入っておられない方でも、かなりこの高性能を実感されやすいのではないでしょうか?

『操作性』という点でも、なかなかいい感じがしました。
このような大きさや形状から、『操作性』よりも『安定性』を重視したタイプだと思いますが、それでも比較的楽に左右に曲げていくことができました。
私にはもう少し、『重量感』や『しっかり感』などが欲しい気もしたのですが、やはりそれは最初から私のようなタイプに合わせて作られているのではないのだから、仕方のないことだと思いました。
いつも思うのですが、マグレガーはせっかく、このような美しくて高性能なクラブを発表してくれるのだから、今度はもっとユーザーの幅を広げてくれてもいいような気もしました。
私の友人の中にも、マグレガーのクラブを使ってみたいと思っている人がいるのですが、彼のパワーでは、なかなか合いづらいのが打つ前から解っています。
今回試打した、『マグレガー NV-RED フェアウェイウッド』は先日試打した『マグレガー マックテック NV-F TYPE-2NV-RED ドライバー』のイメージに合ったフェアウェイウッドだと思いました。
これまでも、他のメーカーなのですが、同じメーカーで同じシリーズのドライバーとフェアウェイウッドとが、あまりにもイメージ的にかけ離れているものが何度か見受けられ、やや『統一感』に欠ける感じがしたのを覚えていますが、今回のこのクラブはとてもいい感じでした。
同時にキャディバッグの中に入れておいても、お互いがいい作用を生み出してくれそうです。
クラブセッティングにおいてもバランスがとれ、大事な『ウェポン』になってくれると思いました。
高性能なフェアウェイウッドです。
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