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2018年04月22日
エポン AF-155i ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エポン AF-155i ドライバー です。

シャフトは DERAMAX です。
ロフトは11度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は49g、トルクは4.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は295g です。

エポンの新しいドライバーです。
昨年、AF-155というドライバーを試打しましたが、このドライバーは、その姉妹モデルのようです。
エポンらしい、高級感のあるドライバーです。

ヘッドの大きさが、かなりあります。
シャロー感がありますが、それほど極端な感じはしませんでした。

ソールのバックフェース寄りには、ウェイトがひとつだけ配置されていました。
数字が無かったので、重さは分かりませんでした。

ネックは短めで、重心の低さを感じさせます。

そして、何とネックには調整システムが搭載されていました。
他のメーカーではポピュラーな機能ですが、エポンに搭載されるとは思ってもみなかったので、驚きました。
エポンのクラブにたくさん出会っているわけではないので、詳しいことは分からないのですが、おそらくエポンでは初めてではないでしょうか?
この調整システムの有無によって、『155』と『155i』に分けられているのでしょうか?
エポンらしくない感じもしますが、この調整システムも、エポンファンの方からの要望に応える形となっているのかもしれません。
こうして見ていても、まだ信じられない感じがしますが、エポンドライバーに搭載されるのを心待ちにしておられた方も多いと思います。

1

3

5

7
それぞれ『1』『3』『5』『7』という数字がありました。
これはどういう意味なのでしょうか?
これまでのモデルからすると、フェースアングルを変えるようなシステムになっているのかもしれませんが、詳しいことは分かりません。
機能も複雑になっていますが、こうして見ているこちらの気持ちも複雑でした。
これも時代の流れでしょうか?
試打するのは、『1』のポジションです。

そして、ソールには溝がありました。
小さな溝ではなく、はっきりした溝です。
これもおそらくエポンでは初めてではないでしょうか?
数年前から多くのメーカーに搭載されている技術が、エポンにも採用されています。
深さは平均的です。

セミシャローバック形状といっていいと思います。
シャロー感のあるヘッドですが、今はもっとシャローなタイプもたくさんありますし、ある程度のバックフェースの高さもあるので、セミシャローという表現が適正のような気がします。
ディープというタイプではありませんでした。

フェース面は、エポンらしく美しいです。
このデザインも、これまでのエポンのドライバーで目にしてきました。

『顔』は、まずまずでした。
シャロー&ラージタイプだからでしょうか?
つかまえ系の顔に見えました。
今の主流ともいえる顔です。

そして、顔を見ているときに、日に照らされて、クラウンにカーボンの模様があることに気づきました。
どうやら、クラウンにカーボンが採用されているようです。
最近では、テーラーメイドやキャロウェイなど、大手有名メーカーにも採用されている技術ですが、ようやくエポンにも搭載された・・・。というところでしょうか?
これまでのエポンのドライバーの中では、かなり革新的なモデルといっていいような気がします。
クラウンにカーボンを組み込む目的は、ズバリ『低重心化』で間違いないと思います。
トラディショナルなイメージの強いエポンですが、今回はかなりハイテク感があります。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
見た感じと違う軽量感があり、ちょっと戸惑いました。
ヘッドは大きいですが、全体的には、『やや線の細い』印象をもちました。
装着されている『DERAMAX』という赤いシャフトは初めてで、まだ特徴がつかめていませんが、ちょっと慣れない感じだったので、素振りを多めにしました。
ハードなシャフトかと打つ前は思っていましたが、実際はそんなことはなく、真逆な感じでした。
結構『動く』感じのシャフトです。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
ソールの機能性を感じさせない、自然な構え感です。
少しフェースが左を向いているように見えたのですが、今はこれがノーマルで、対処できるような気がします。
つかまりそうな感じがしますし、フェース面もよく見えたので、球もあがりやすそうです。
顔はちょっとクセのあるタイプですが、エポンらしい高級感があって、目を細めて見ていました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
これまでのエポンには無い、高い機能性を感じさせるドライバーですが、打感はエポンらしくていい感じです。

『音』は、こもった感じはなく、はっきりしていますが、大きくなく、しっかりと振り抜いていくことができました。
インパクトが緩むこともありませんでした。

球はとてもよくあがりました。
つかまりがいいので、『ハイドロータイプ』だと感じました。
構えたときの印象通りでした。
今回は『1』のポジションで試打しましたが、ポジションを変えると、どのような球筋に変化していくのか、興味があります。

『安定性』は高いです。
シビアさは全くなく、オートマチックタイプのドライバーです。
今はイージー系ドライバーがたくさんありますが、このドライバーはまさにそんなタイプだと思いました。
エポンのドライバーはアスリート仕様のイメージも強いですが、昔からシャロータイプでイージー系のドライバーも発表していました。
このドライバーはかなり易しいので、これまでのエポンドライバーの中でも、おそらくトップクラスに入るほどのハードルの低さをもっているような気がします。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
つかまりの良い高めの弾道で、しっかりとキャリーを出していくことができました。
『コスリ系』の球は出にくい感じがしたので、安定して飛ばしていけるタイプだと思います。

『操作性』という点では、正直あまり秀でてはいないように感じました。
操作するタイプではないと思います。
見た目通りの性能で、オートマチック性が強く感じられたので、それを活かしていったほうがいいように感じました。
安定してハイドロー系が打てるので、その魅力を感じながら、易しく打っていくのがいいと思います。

エポンでは珍しい(おそらく初ではないでしょうか?)、調整機能付きのドライバーでとても驚きました。
まさかエポンがこういうタイプを発表するとは思ってもいませんでした。
しかし、これも時代の流れだと思いますし、それだけニーズも高いのだと思います。
今は調整機能付きドライバーが少しずつ減ってきているような気もするのですが、まだまだ健在です。
私はドライバーに調整機能をそれほど求めてはいませんが、必要だと感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

調整機能や溝が『革新的』ではありましたが、全体的な雰囲気や美しさは、これまでのエポンと変わらないので、そこに魅力を感じ、親近感をもつことができました。
ちょっと冒険はしてみるけど、きちんとおさえるところはきっちりおさえている・・・。といったところでしょうか?

エポンのヘッドはかなり高価ですが、今回は調整機能が搭載されているということもあり、さらに高くなっているのでしょうか?
そんなことを考えながら試打をしていました。
イージー系でハードルの低さが魅力的ですが、基本性能もしっかりしているので、エポンファンの方は勿論、調整機能付きドライバーを好まれる方にも試していただきたいと思いました。
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