ミズノ JPX AD ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
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2010年01月20日
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ミズノ JPX AD ドライバー

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ミズノ JPX AD ドライバー です。



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シャフトは QUAD JPX AD カーボンシャフト です。

ロフトは10度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は50g、トルクは4.8、キックポイントは中調子、バランスはD1、クラブ総重量は291gです。



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『ミズノ』のニュードライバーです。


『MP』シリーズよりは手にする機会が少ない『JPX』ではありますが、やや異なる開発コンセプトに基づいて設計されている感じがしますし、打ちやすくて高性能なクラブをよく目にしてきました。


これまでの『JPX』のクラブにはない、斬新なデザインで思わず手にとって眺めていました。


どことなく、今年の干支である『寅(虎)』を思い出させるデザインだと思いました。



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ヒール側にウェイトの ようなものが付いています。


やはり、 球がつかまりやすいようにしているのでしょうか?


こういった工夫はこれまでもたくさん見られてきたので、珍しい感じはしないですが、やはりこうしないと『大型ヘッド』による欠点をカバーしづらいのだと思います。


構えたときに、全然邪魔にならないので、とてもいい工夫だと思っています。


なるべく目に見えないところに、このような工夫を施して欲しい気がいつもしています。



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『U.D.S.CONCEPT』 という文字が刻印されています。


これは、これまでのミズノのクラブに採用されてきたものだと思います。


『U.D.S.』とは確か、『アルティメット ダイナミック スタビリティ』という略で、『究極の安定性』という意味だったと思います。


これまでの『JPX』のクラブにいくつか、このような表記がされていたのを覚えています。


いかにも打ちやすそうな創意工夫が組み込まれていますし、これまでのクラブも実際に試打してみて、とても『易しい設計』になっているのを強く感じていました。


『MP』とは、またちょっと違った感じではありますが、『ミズノ』らしい、高性能なクラブのブランドというイメージが『JPX』にはあります。




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素振りを してみると、かなり軽い感じがしました。


シャフトもよくしなりますし、試打をする前にいつもよりも素振りの回数を増やしていこうと思いました。


このシャフトフレックスは『SR』ですが、もし『S』だったとしても、かなり軟らかく感じられるだろうと思いました。


同じメーカーでも、そのブランドによって『シャフトの硬さ』なども変わってくることが多いので、やはり振動数などによる『統一』は難しいことなのかもしれません。


かなり軽くて軟らかく感じられたので、最初のうちは切り返しのタイミングが少し合いづらい感じがしました。


決して打ち急がず、いつもよりもゆっくりと振っていくことを心掛けました。



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ボールを前にして構えてみると、『まずまずの顔』だと思いました。


球がよくつかまりそうな印象を受けましたし、比較的構えやすい感じがしました。


ほんの少し『フックフェース』になっているのかな?と思っていたのですが、店員さんの話によると、このドライバーは構えやすさを重視して『ストレート』になっているのだそうです。


これまでのこういった『大型シャローヘッド』の中では、かなり構えやすい部類に入ると思いました。


やはりこういった『視覚的効果』を重視してくれているのも、ミズノらしい感じがしますし、こういったメーカーの心遣いはありがたく感じます。


これまで何本かは、かなり強い『フックフェース』の大型ヘッドドライバーに出会ってきましたが、どれも満足できる結果は得られませんでした。


私にはかなりハードルの高すぎるものばかりで、とても苦戦したのをよく覚えています。


このドライバーは『46.5インチ』という、かなりの長尺ではありますが、それをあまり感じさせることはありませんでした。


これまでの長尺ドライバーとあまり変わらない感じで構えることができました。


これからも、このように長さを進化させながら、決して長く感じさせない工夫を、各メーカーが行ってくるのでしょうか?


ルールによって、長さにも制限がありますが、やはり飛距離を伸ばすには、長尺化が一番手っ取り早いのだと思いますし、それを望んでおられる方もたくさんいらっしゃるのだと思います。


私はあまり長すぎるクラブは、ちょっと苦手な感じがするのですが、このドライバーにはそれほど強い苦手意識は感じませんでした。




試打を開始しました。

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まず感じたのが、その『安定性の高さ』と『つかまりの良さ』です。


球が一方向にずっと飛んでいっている感じがしました。


構えたときの印象通り、球もすごくつかまりやすい感じがしましたし、私にはやや難しいスペックではありますが、球筋を揃えていきやすい感じがしました。


気を抜いてスイングしていると、時々大きなフックがでそうな時もありましたが、これまで通り伸び伸びとしながらも一球一球丁寧に打っていこうと思いました。


シャフトも、それほど『しっかり感』のようなものは感じなかったのですが、それほど遅れてくる感じもしなかったので、まずまずタイミングも合わせやすい感じがしました。


あまり強く叩きにいくと、大きく左へ飛んでいってしまいそうになったので、変な細工をせずに気持ちよく振り抜いていこうと思いました。


やはり『スイートエリア』も、かなり広い感じがしますし、長尺ドライバーによる不安定さをそれほど強く感じることはありませんでした。


右へのプッシュ気味の球も出づらい感じがしました。



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『球のあがりやすさ』 という点でも、かなり優秀です。


私にはやや上がりすぎな感じもしていましたが、それでもこの高弾道設計はとても『最新鋭のドライバー』らしい感じがしました。


『MP』と『JPX』は、割とハッキリ『線引き』が出来ていると思いますし、これまで『JPX』を使ってこられた方には、とてもいい感じで打っていくことができるのではないでしょうか?


こういった感じのドライバーは、私はやはり低いライナーを打つくらいのイメージがちょうどいいような感じがしました。


フェースの少し下の方でインパクトしても、すごくよく球を上げてくれる感じがしました。



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『打感』も、しっかりとしていて、好感をもつことができました。


『柔らかい』というよりは『しっかり感』のほうを強く感じました。


硬くて手首などを痛めやすい感じの打感ではないですし、何球打っていても全くストレスを感じません。


手にしっかりと返ってくる感じがしたので、インパクトからフォローにかけて『押して』いける感じがしました。


『フォローで飛ばす感覚』といったらいいでしょうか?


クラブ重量が軽かったり、シャフトが軟らかい感じはしましたが、しっかりと弾道のイメージを乗せていける打感の良さだと思いました。



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『音』 も予想以上にシブイ感じがして、いい感じの音だと思いました。


落ち着いて試打を続けられます。


数年前の、このような『シャローヘッド』でのドライバーは、かなり音が高いクラブも多かったような気がしますが、このドライバーの音といいますか、最近のドライバーの音は私的にはすごく良くなったような気がします。


鼓膜に優しくて、思わず聞き惚れてしまう・・・・。という感じの音ではありませんが、全く邪魔をしない音なので、何の不満も感じませんでした。



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『操作性』 という点では、やや苦戦してしまいました。


あまりにも極端に色々な球を打とうとすると、大きなしっぺ返しが待っている感じがしました。


こういったところは、少し『軽量』『長尺』の難しさが感じられました。


左右に曲げることもトライしてみて、少しずつではありますが、精度も上げられたのですが、まだまだ実戦で使えるレベルにはいっていないと思いました。


自分でコントロールできる枠を超えている感じがして、まだまだ球数が必要だと思いました。


しかし、このドライバーも最近の他のドライバー同様、『操作性』よりも『安定性』や『飛距離』を重視いているドライバーだと思いますし、その長所を活かしていった方が自然な感じもしましたし、楽に感じられました。


普通に打っている感じでは、比較的球が暴れにくい感じがしていたので、そのフィーリングで打っていくべきだと思いました。



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『飛距離性能』 という点では、かなり秀でていると思います。


その最大の要因はやはり、この『長尺化』です。


飛ばすには、シャフトが長いに越したことはありません。


ヘッドの高性能で、高い『安定性』を醸し出しながら、シャフトの長さで飛距離を稼いでいく・・・・。という『分業制』が成立しているような気がします。


このドライバーの長さ『46.5インチ』も、構えたときにそれほど長すぎる感じはしなかったので、これからもこういった長尺化の波が訪れるような気がします。


昔の長尺ドライバーは、かなり構えづらかったですし、振っていてもタイミングがまるでとれませんでした。


精度を上げるのがとても困難でした。


しかし、最近の長尺ドライバーは、こういった欠点を見事に克服していると思います。


このドライバーもそうですが昔に比べて、とてもタイミングがとりやすいと感じましたし、ショットの精度も上がってきたと思います。


やはり『ヘッドの進化』以上に、シャフトが進化しているのだと思います。


これから先『45インチ』は『短尺』と呼ばれる時代がくるのでしょうか?


このドライバーは、かなりの高弾道で大きな飛距離が望めると思いますし、それが『コース攻略』における、大きなアドバンテージにつながるような気がします。


ヒッタータイプの方には、合いづらいかもしれませんが、スインガータイプの方がこのドライバーを使われますと、これまで以上に大きな飛距離が望めるのではないでしょうか?



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久し振りの『JPX』のドライバーですが、以前試打した『E600』の好印象がとても強く残っているので、このドライバーにも打つ前からすごく期待していました。


思っていた以上に『ソフトスペック』だとは思いましたが、このドライバーもいい印象を残したまま試打を終えることができました。


車に例えると、『マイナーチェンジ』といった感じで、あまり目立った感じの進化はしていないようにも感じられたのですが、確実にまた一歩進化していると思います。


色々な角度から見ても、かなりの高性能なところが伺えるのですが、やはり私はその『構えやすさ』に大きな魅力を感じました。


見とれてしまうほどの美しい顔ではないのかもしれませんが、決して構えづらくなくないですし、プレーヤーの邪魔をしない感じに好感をもてました。


スペック的に、私には合いづらい部分も正直感じられましたが、色々な角度から見ても、欠点らしい欠点は見られませんでした。


これまで、球があがりやすくて飛距離性能の高いドライバーを探していたけど、『フックフェース』は打ちづらい・・・。と感じておられた方も、このドライバーはすごくいい感じで振っていけるのではないでしょうか?


『フックフェース』ではありませんが、スライサーの方にも易しく打っていけるドライバーだと思います。


ミズノらしい、レベルの高いドライバーです。

                         
        

                         

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