Zodia Z803 フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。


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2018年03月28日
  

Zodia Z803 フェアウェイウッド

                 
Zodia Z803 フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは Zodia Z803 フェアウェイウッド の3番 です。



RODDIO
シャフトは RODDIO です。

ロフトは15度、クラブ長さは43インチ です。



正面
久し振りに出会った、Zodiaのフェアウェイウッドです。


ゾディアはウェッジやアイアンのイメージが強いですが、以前一度だけフェアウェイウッドを試打したことがあります。


なかなか出会うことが無いですが、今日は試打する機会に恵まれて嬉しくなりました。


ゾディアらしい、派手さが無く落ち着いたデザインです。



側面
シンプルで美しいです。


以前試打したモデルと大きく変わっています。


前のモデルも良かったのですが、私はこのシンプルな形状に惹かれました。


スプーンではありますが、かなりシャロー感があり、今のFWの特徴がでています。


今はこういうタイプが多いです。


最初はクリークかと思っていたのですが、ヒール側に『3』と表示されているので、スプーンなのだと分かりました。


ディープなスプーンは、今はもう見かけることが殆ど無くなりました。



トゥ側の溝
トゥ側

ヒール側の溝
ヒール側

バックフェースの溝
バックフェース側

トゥ側・ヒール側・バックフェース側と、3カ所にスリットのようなものが入っています。


これは空気抵抗を減らす為のものなのでしょうか?


それとも単なる『オシャレ心』なのでしょうか?


それほど深いスリットではないですが、それ以外は特に変わったところが見られないシンプルな形状なので、少し目立ちました。



ネック長さ
ネックの長さは、しっかりとありました。


これはちょっと珍しいです。


今はショートタイプが圧倒的に多いです。


ショートネック&シャローヘッドの組み合わせが多いですが、このFWはちょっと違っていました。



シャローヘッド
かなりシャローな形状です。


見慣れた形状ではありますが、このシャロー形状に好感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


今はシャローバックタイプでも、ディープフェースのクラブが多いですが、このFWにはそういう感じはありませんでした。


全ての点でシャローです。


昔のシャロータイプは、形が崩れてしまっているようなものもありましたが、最近はとても整っていてすっきりしたものが多いです。


このFWもそんなタイプです。


ちょっと前までは、FWといえば、『このメーカー』というくらいに絞られていましたが、今は多くのメーカーのFWがレベルアップしているので、メーカーだけでは決められません。


優秀なFWがたくさんあります。


全体的な底上げができています。



フェース面のデザイン
綺麗なフェース面です。


シンプルさと綺麗さと追求しているように見えます。


フェース面はボールとの唯一の接点ですが、このフェース面のデザインで『ボールとの当たり』が柔らかそうか、それともきつそうか感じられることがあります。


このクラブのフェース面は、見ているだけで柔らかそうな感じが伝わってきます。


今はフェース面もメーカーによって色々な工夫がされていますし凄いな・・・。と思うのですが、それでもやはりこのシンプルで美しいフェース面には魅力を感じます。


見るからに柔らかそうなところと、これまでの経験を活かしていけそうなところがすごくいいです。



顔
顔は、まずまずでした。


もうちょっと好感のもてるすっきりした顔だと思っていたので、ちょっと意外でした。


ヘッド後方の伸びがちょっと目立ちましたし、フェースが少し被っているように見えました。


ラージサイズでロフトが立ったドライバーは球がつかまりにくいのでフェースを被せざるを得ないところもあるような気もするのですが、元々コンパクトでシャローなFWで、ここまでフェースを被せる理由はあるのかな?と、ふと思いました。


しかし、これにもメーカーの狙いがあるのだと思いますし、このつかまえ顔に好感を持たれる方も多くいらっしゃると思います。



振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。


それほどハードなタイプではなく、むしろ易しめのスペックではありますが、タイミングも取りやすいので、気持ち良く振っていくことができました。


余計な動きをしないので、好感がもてます。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。


球はあがりやすそうですが、やはりフェースが被っているように見えました。


フックフェースはあまり得意ではないので、私は少し苦手意識が芽生えてしまいましたが、これくらい被っているほうがいい・・・という方もいらっしゃると思います。


フックのイメージが色濃く浮かんできたので、私は一旦アドレスを解いて、少し右に向き直して右から回す感じで打っていくことにしました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とても良いです。


フェース面を見たときに、柔らかそうだな・・・。と思っていたのですが、その通りのソフトなフィーリングでした。


『軽やか~な』打感といったらいいでしょうか?


球の重さもあまり感じなかったですし、弾きも良いです。



打球音
『音』も好感がもてました。


はっきりとした金属音ですが、大きすぎず心地いいです。


耳にも優しく、しっかりと振っていくことができました。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


直打ちでも全く問題ないです。


充分過ぎるほど球を上げてくれました。


最近のスプーンは直打ちでも全く苦にしないといいますか、させない物が多いですが、このクラブのそんなタイプです。


かなりイージーなスプーンです。



バックフェース
『安定性』は、なかなか高いです。


寛容さを感じましたが、私にはつかまり過ぎるので、ちょっと工夫が必要でした。


やはり一旦アドレスを解いて、向きを変えたのは正解だったように思います。


アドレスで違和感をもったままショットすると、ほとんどミスショットにつながってしまいますが、今回もそんなことを実感しました。


逆にアドレスで違和感なく、上手く構えることができると、かなり成功率が高まるということになると思います。


私には『つかまり過ぎ』なところがありましたが、球がつかまりやすくてあがりやすいスプーンを探しておられる方には、魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなか良いです。


キャリーもしっかり稼げるタイプですし、球が速いです。


美しくてシンプルなFWなので、飛距離性能も少し控えめな感じかと思っていましたが、そうではありませんでした。


飛びのポテンシャルは結構高い感じがします。


しかも難しくなく、幅広い層に受け入れられやすそうな『易しい飛び』の性能をもっています。


私にはつかまり過ぎる感じがするのですが、これも魅力に感じられる方もいらっしゃると思います。


このつかまりの良さも、飛距離につながっているのかもしれません。



操作性
『操作性』は、まずまずでした。


かなりのシャロー感がありますし、それほど細工をするタイプではないと思いますが、左右にも曲げることができました。


つかまりはいいですが、決して右に曲げられないというクラブではありませんでした。


ただ、それほど大きくは曲げづらい感じで、『小さい曲がり幅』で勝負していくタイプのFWだと思います。


私は右に曲げるよりも左に曲げるほうが易しく感じました。



ヒール側
シャロー系の特長のひとつといってもいいと思うのですが、かなり易しいFWです。


タフなところは全く無く、球を充分あげてくれるので、ハードルの高さは全く感じませんでした。


今は大手有名メーカーのFWがすごく易しくなっているように感じますが、このクラブもそれらに負けない易しさをもっているように感じました。



Zodia Z803 フェアウェイウッド
質感がいいのも魅力です。


丁寧に仕上げられていて、チープな感じは全くしません。


この外観ひとつで、やる気スイッチが入るか、それとも入らずテンションもあがらないままになるか、分かれますが、このクラブはやる気スイッチが瞬時に入りました。



Zodia Z803FW
易しいとか、飛ぶということも大切ですが、まずは見た目で印象が大きく変わってくるので、このFWの質感は好感がもてました。


ゾディアというメーカーのイメージに合う、派手さは無いけれどシンプルで美しいクラブです。



Zodia Z803 フェアウェイウッド
質感が良くて美しいだけのクラブではなく、『あがりやすさ』と『飛び』が優れています。


キャリーもしっかり稼げますし、弾きの良さとつかまりの良さも、このクラブの特長です。


先ほども書きましたが、私にはちょっとつかまり過ぎる感じがあったので、そこが少し不安材料ではあるのですが、それは私がフッカーだから感じる不安であって、スライサーの方にはちょうどいいのかもしれません。


これくらいのほうが真っ直ぐ打ちやすいという方も多いのではないか?と思いました。



Zodia Z803 フェアウェイウッド
美と高い基本性能を持ち合わせています。


高級感もあり、贅沢なFWだと思いました。


このFWを見ていて、何となくエポンのFWを思い出したので、またエポンのニューFWにも出会えたらいいな・・・。と思いました。


                         
        
                         

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