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2018年03月14日
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テーラーメイド M4 レスキュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド M4 レスキュー の4番 です。

シャフトは FUBUKI TM6 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は62g、トルクは3.0、バランスはD1.5、キックポイントは中調子 です。

テーラーメイドM4シリーズのユーティリティです。
テーラーメイドだけは『レスキュー』という呼び方をしますが、この呼び方もすっかり定着しています。

4番のユーティリティにしては、ちょっとだけ大きく見えたのですが、標準の範囲内といっていいと思います。
ソール形状が平らに近いですが、所々様々な工夫がされています。
先日試打したM3は、調整機能が搭載されていましたが、このM4にはありません。

ネックの長さは標準的です。
調整機能が搭載されていないからでしょうか?
すっきりしているように見えました。
ドライバーと違い、ユーティリティのようなヘッドの小さいクラブは調整機能が無くても、鉛だけで十分対応できそうな気もするのですが、やはり調整機能があったほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方には、やや物足りないと感じられるかもしれません。
調整機能はとても便利なシステムですが、私はこのすっきりしたM4に魅力を感じました。


ソールには溝がありました。
RBZから続く、テーラーメイドらしい個性です。
RBZと比べると、かなり浅くなっていますが、これにも大きな理由があるのだと思います。
深ければいいというものでもないと思いますし、各メーカー違いがあって面白いです。
『フェースの強度』という点で考えると、溝が無いほうがいいような気もするのですが、溝による効果は大きいのだと思います。

ソールのバックフェース付近も少し凹んでいました。
これにもおそらく理由があるのではないでしょうか?

この凹みの部分には『GEOCOUSTIC』と表示されていました。
どのような効果が期待できるのでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
よく見られる、ノーマルな形状です。

顔はいい感じでした。
クセが無くて、好感がもてます。
もっと大顔を予想していたのですが、思っていた以上にすっきりしていて、いい感じでした。
好感度がどんどんあがっていきました。

装着されているグリップは、これまでのモデルと同じく、オーソドックスでシンプルなグリップです。
ソフトなフィーリングで好感がもてます。
これまでも感じてきましたが、テーラーメイドはあまりグリップにはこだわっていないんだな・・・。と思いました。

素振りをしてみると、タイミングを合わせやすく、なかなかいい感じでした。
ソフトなスペックではありますが、頼りなさのようなものはあまり感じませんでした。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
ツートンカラーが目に付きますが、これまでもたくさん経験しているので、気になることはなく、普通に構えられました。
ユーティリティのテーラー顔だな・・・。と思いながら見ていました。
これまで何度も目にしてきた顔です。
易しそうな雰囲気がありました。
大味な感じはしませんが、『オートマチック感』が漂っていました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
これまでもたくさん経験してきた、『テーラーフィーリング』といったらいいでしょうか?
予想通りの打感だったので、好感がもてました。

『音』も、これまでたくさん耳にしてきた、テーラーメイドらしい音です。
テーラーメイドファンの方には、とても親しみがもてる音なのではないでしょうか?

『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じでした。
球を拾いやすく、じゅうぶんあがってくれました。
姉妹モデルのM3よりも、このM4のほうがあがりやすいような気がします。
今度打ち比べてみたいと思いました。

『安定性』という点では、平均的な印象をもちました。
シビアに感じるところは無く、大らかなタイプだと思いました。
ラインも出しやすいですし、親近感のもてるユーティリティです。

『飛距離性能』は優れていました。
テーラーメイドらしい、距離に長けているクラブです。
最近のクラブの中では比較的シンプルな構造ですが、距離を求めていくうえで、かなりの技術が注ぎ込まれているのではないでしょうか?
ソールにある溝も、効果を発揮しているのではないでしょうか?
キャリーがしっかりでるタイプです。

『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
クセは無く、左右へも普通に対応してくれました。
あまり操作するタイプではないように思うのですが、ドローヒッターの方にも、フェードヒッターの方にも合いやすいのではないでしょうか?

いい意味で、テーラーメイドらしいクラブだな・・・。と思いました。
正直、驚くような進化は感じなかったのですが、テーラーメイドらしいレベルの高さはもっているように感じました。

RBZのようなインパクトは無いですが、いいところはしっかりと継承されていると思います。

ゴルフクラブは何年かに一度、驚くようなインパクトのあるクラブが登場してきますが、このクラブはそういうタイプではなく、流れを継承しているように思いました。
驚くようなクラブに出会うのは数年後なのかもしれません。

驚くようなことはありませんでしたが、決してレベルが低いというのではなく、高いところをキープしているのがいいな・・・。と思いました。

M3もいいクラブだと思いますが、どちらかというと、私はこのM4のほうが、好感がもてました。
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