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2018年03月08日
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ホンマ BERES IS-06 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ BERES IS-06 アイアン の7番 です。

シャフトは ARMRQ X 47 です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはR、バランスはC8、クラブ総重量は368g です。

ホンマベレスシリーズの新しいアイアンです。
先日試打したユーティリティ同様、とても美しく目を引くデザインで、思わず手に取って見ていました。
ゴールドが目立つデザインで、高級感があります。
セレブリティの方に人気が出そうなデザインですが、このようなデザインは国内よりも、海外のほうが、人気が高いと聞いたことがあります。

やや大きめのヘッドですが、奇をてらったところは無く、オーソドックスなポケキャビです。

彫りの深さは充分あります。

トップラインは少し厚めですが、気になるほどではありません。

ソール幅はワイドですが、これも今では『普通の範囲内』といっていいかもしれません。
今は、いわゆる『アスリートモデル』といわれるようなアイアンでも、これくらいのソール幅は普通にあります。
ソールの広さも目に入りましたが、それよりも形状のほうが目立っていました。
かなり丸みを帯びているのが分かります。
昔は平らなものばっかりでしたが、今は色々な形状が見られるようになりました。
もちろん平らに近いタイプは今でも見られますし、このアイアンのような丸みを帯びているものも少なくありません。

リーディングエッジが削られているのが分かりました。
抜けが良さそうです。

ネックは見慣れた長さです。
少し短く見えますが、今はこれくらいが普通といっていいように思います。

フェース面にミーリングは見られませんでした。
今は、他のメーカーではなかなか見られないのですが、スコアラインが黒いのが印象的で、昔愛用していた『Hiro Honma PP-727』を思い出しました。
懐かしいです。
フェース面の仕上げも丁寧です。

装着されているグリップは、先日試打したユーティリティと同じです。
ソフトなフィーリングで好感がもてます。

素振りをしてみると、BERESシリーズということもあり、かなり軽量感があって、ソフトなスペックに仕上がっているのが分かりました。
私はかなり軽く感じたので、いつもよりもコンパクトにして、暴れないように振っていくことにしました。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
思っていたよりもクセが強くなくて、苦手意識も無く、普通に構えることができました。
やや面長な感じと、グースも少し利いていますが、それが強すぎないのがいいです。
この大きさには、これくらいのグースがちょうどいいのかもしれません。
気持ちが揺れ動くことはなく、落ち着いて淡々とした感じで見つめていました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした。
打つ前はもっとソフトなフィーリングを予想していたのですが、違いました。
少し『ゴツい系』といったらいいでしょうか?
インパクト時の手応えが充分過ぎるほど伝わってきました。
『ゴムのボール』を打っているような感覚でした。
こういうタイプなので、『球の乗り』はそれほど無いだろう・・・。と思っていましたが、その通りの打感でした。
『球の乗り』よりも『強く弾く』タイプのアイアンです。

球はあがりやすくて、イージーでした。
タフな感じは全くありません。
振りすぎてしまうと暴れてしまいそうだったので、ずっとソフトに、ゆっくり振っていこう・・・。と思っていたのですが、球はじゅうぶんあがってくれました。
あげようとしなくても、クラブが勝手に上げてくれる感じです。
キャリーもしっかり稼ぐことができました。

『安定性』も高いです。
予想通りでした。
スイートエリアも、かなり広いのではないでしょうか?
大らかなタイプのアイアンです。

『飛距離性能』は優れていました。
今のアイアンの『王道』を行く・・・。といったらいいでしょうか?
『易しさ』と『距離』の両立ができているアイアンです。
フェースの弾きがいいので、初速も速いです。
『スピードボール』を放つアイアンといったいいでしょうか?
球を打つときやスイングをするとき、どこか『スローモーション』に見えるといいますか、感じられることがあるのですが、今日はずっと『スピード感』がありました。
このスピード感も、今のアイアンの特徴のように思います。

『操作性』という点では、オートマチック性能が勝ってしまうので、思い通りに曲げられるというわけにはいきませんでしたが、左右にも曲げることができました。
このアイアンは結構構えやすいほうなのですが、やはり『扱う』には、『適度な重さ』があったほうが易しいな・・・。と改めて感じました。
私がこのアイアンの軽さになれるには、まだまだ時間と球数が足りないように感じましたし、正直慣れずに今のままでいいと思いました。

ゴールドが目立ち、目を引くデザインですが、ホンマらしく基本性能もしっかりしていました。
高級感があるので、多くの方に好まれやすいと思いますし、今の『トレンド』でもある『易しさ』と『飛距離』が優れているので、時代にもきちんと乗っています。
歯を食いしばらなくても、微笑みながら易しく飛ばしていけるタイプのアイアンといったらいいでしょうか?
飛ばす為の工夫が、たくさんされているような気がします。

私は昔からホンマのアイアンに慣れ親しんできたので分かるのですが、ホンマのクラブはカーボンシャフトを装着すると、値段が何倍にも膨れあがりました。
私が購入したPP-727といアイアンには最初からダイナミックゴールドが挿してあって、『ハガネスチール』同様、一番安かったのですが、カタログを見ると同じモデルでも、カーボンシャフト装着モデルの値段を見て、そのあまりの高額な値段にびっくりしたのを覚えています。
一体誰が買うんだろう?大企業の社長さんかな?と思ったことを覚えています。
今も少しは名残のようなものがあるのかもしれませんが、昔は『値段が高いから売れた』という時代が確かにありました。
クラブの値段が、そのまま性能の高さと比例しているように考えられていました。
しかし、今は必ずしもそうではないということを、多くのゴルファーが知っていると思います。
もちろん高価で高性能なクラブはたくさんありますが、結構親しみやすい値段でも、高性能なクラブはあります。
値段が性能に、必ずしもイコールしません。

そんなにカーボンシャフトはいいのか・・・。
どんな感じなんだろう・・・?
飛距離も大きく変わるのかな?などど、興味津々でしたが、結局そのままスチールシャフトを使い続けました。
その高価なクラブを実際に振ったこともあるのですが、あの軽さと動く感じがどうも馴染めませんでした。
私はスチールで正解だったな・・・。と思っていますが、今はカーボンシャフトもすごく進化しているので、スチール派の方でも、親しみやすいものがたくさんあります。
今はいいものがたくさんありすぎて逆に迷ってしまうこともありますが、私がビギナーの頃は今よりも選択肢が少なかったので、それが良かったように思います。

カーボンシャフトにもグレードがあって、値段もかなり開きがありました。
まさに『バブル絶頂』で、高所得者の為のスペックといった感じがしました。

このアイアンの場合はどうなのかな?と思いましたが、昔ほどの値段ではないと思いますし、今は親しみやすい値段のクラブのほうが多いように思います。
国内で、しかも伝統と実績のある『酒田工場』で精密に作られていることを考えると、コストパフォーマンスも高いような気がします。

スペック的に私には合いづらいところもありましたが、ベレスらしい高級感があって、しかも変なクセがないところが気に入りました。
打感などは正直もうひとつだと思いましたが、それは私が慣れ親しんだタイプと違うからだと思いますし、この弾く感じを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これからもホンマには期待していきたいですし、私たちゴルファーをワクワクさせてくれるクラブを待ち続けたいと思います。
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