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ミズノ JPX 900 スピードメタルアイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは

シャフトは MZ-1190 スチール です。
ロフトは31度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子 です。

ミズノJPXのニューアイアンです。
以前、ドライバーとFWを試打したことがあるのですが、今日はこの美しいアイアンに出会うことができました。
JPXはMPと違い、イージー系で親しみやすさがウリのひとつだと思いますが、全体的な形が崩れていなくて、いい雰囲気があるところが、さすがミズノだな・・・。と思います。

MPと違い、輪郭が丸くて、ラージサイズのアイアンです。
派手さは無く、落ち着いたデザインになっています。
軟鉄の雰囲気はありませんが、美しく仕上がっています。
サイズも大きめです。

彫りの深さもたっぷりありましたが、今のポケキャビの中では平均的といえるでしょうか?

トップラインは厚くて、丸みを帯びていました。
イージー系アイアンの特徴のひとつといっていいように思います。

ソール幅は広めでしたが、極端な感じはしませんでした。
私はワイド過ぎるソールには苦手意識が芽生えてしまうこともあるのですが、これくらいであれば何の問題も無く、普通に打っていけそうに感じました。

リーディングエッジの削りも目立っていました。
今のアイアンの特徴です。
今は削られていないアイアンのほうが少ないような気もします。

ネックの長さは適度にありました。
ショートというタイプではありませんでした。
普通、イージー系アイアンはショートタイプが多いのですが、これだけの長さがあるということは、適度な重心高さを維持する為なのかもしれません。

フェース面にミーリングはありませんでした。

装着されているグリップは、これまでも出会ってきたタイプです。
ラバーグリップらしく、適度な柔らかさがありながらも、しっかりとしたグリップ力があります。
手にフィットしやすいです。

素振りをしてみると、軽量感があり、見た目のイメージ通りでした。
軽量タイプではありますが、しっかりしていて頼りなさは感じませんでした。

ボールを前にして構えてみると、予想していたよりもグースの利きが強いことに気づきました。
今はセミグースタイプが多いように思いますが、このアイアンは明らかなグースネックアイアンです。
私はやや苦手にしている形状ですが、このネック形状を好む方もたくさんいらっしゃると思います。
こうして見ていると、ラージサイズとグースネックは相性がいいように思えてきます。
トップラインの厚みも目立ちましたが、ヘッド全体で見るとチープさはなく、丁寧で美しいアイアンです。
世界的なアイアンメーカーであるミズノのプライドがあるように見えました。
試打を開始しました。

『打感』は、やや軽めな感じでした。
それほど情報量が多くないような打感だな・・・。と思いました。
ボールがしっかりフェースに乗るというよりは、球離れが速いように感じました。

球はとてもあがりやすくて、イージーです。
JPXらしく、タフさは全く感じませんでした。

『安定性』も高く、オートマチックタイプのアイアンです。
ミスに対する寛容さも充分過ぎるほど持ち合わせています。
『飛距離性能』も優れていますが、今はこのようなアイアンが多いので、特別驚くようなことはありませんでした。
ミスに寛容なので、易しく飛ばしていけるタイプのアイアンです。

『操作性』という点では、やや物足りないような感じがありました。
しかし、これはオートマチック系アイアンの特徴でもあるので、仕方ないことだと思いました。

JPXシリーズの易しくてクールなアイアンでした。
