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2018年02月11日
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FREIHEIT THE-G Ti フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは FREIHEIT THE-G Ti フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは Raver FW60 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは4.3、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は331g です。

初めて手にしたFREIHEITのフェアウェイウッドです。
FREIHEITのクラブを試打した経験はまだ浅いのですが、以前ドライバーとアイアンを試打したことがあります。
今日はFWを試打することが出来て、嬉しく思いました。

派手さはなく、シンプルなデザインです。
硬派な感じで、カッコいいです。
ゴチャゴチャしていなくて、シンプルなのもいいです。
何といいますか、濁った感じがなく、クリアな感じがしました。

ネックの長さは標準的です。
見慣れた感じの長さです。
初めて試打するクラブですが、もう何度も試打してきたような『見慣れた感』があります。
すごくオーソドックスなクラブだな・・・。と思いました。
奇をてらった感じがしない、正統派なタイプです。

ソールにはウェイトと溝がありますが、それ以外は特に見られず、シンプルな造りになっています。
ネックの調整機能やウェイト移動システムを求めておられる方には物足りないところがあるかもしれませんが、私はこういうシンプルなタイプは大好きです。
以前試打したドライバーにはウェイトが2つありましたが、このFWはひとつだけです。
ヘッドの大きさなどもあって、ひとつで充分ということなのではないでしょうか?
専用の工具を使えば、簡単に取り外しできそうです。

溝は浅いです。
今は溝も見慣れてきましたが、メーカーによって深さに違いがあります。
色々な研究が進んでいるとは思うのですが、このクラブには、この深さがベストなのでしょうか?

ソールのトゥ側には『Ti upper body & Heavy weight sole』の文字ありました。
つまり、ボディの上部はチタンが使われていて、ソールに重量のあるウェイトが配置されているということでいいのでしょうか?
重心の低さを示しているようです。
今は低重心のクラブが全てといっていいのかもしれません。
昔のような高重心のクラブを探すのが難しくなりました。
それはクラブの進化もありますし、ボールとの兼ね合いもあるのだと思います。

セミディープ形状といっていいでしょうか?
それほどディープという感じはしないのですが、今はもっとシャローなタイプが主流なので、それらと比べると厚みがあるように見えます。
もっと薄いタイプを好まれる方には、少し厚みがあるように見えるかもしれませんが、私はシャロー過ぎるタイプよりも、このようにある程度の厚みがあるほうが好きなので、好感がもてました。
特に『フェース高』は、ある程度高さが保たれているタイプが好きなので、このクラブには好感がもてました。
すごくオーソドックスなFWだな・・・。と思いました。
最新モデルではありますが、もう何年も前のクラブを見ているようです。
やはり、変えなくていいところはそのままにしているのだと思います。

フェース面のデザインもすごくシンプルです。
今は色々と凝ったデザインの物も見られるようになってきましたが、このクラブは昔ながらのシンプルなデザインです。
このフェース面を見ているだけでも、フィーリングの良さそうな感じが伝わってきます。

とてもいい顔をしています。
以前試打したドライバーがいい顔をしていて、それが強く印象に残っているので、おそらくこのFWもいいだろう・・・。と思っていましたが、その期待通りでした。
好感度がグッとあがりました。
すごくオーソドックスな正統派な美顔です。
FWにおいての、永久不変の顔といっていいでしょうか?
これからずっと時は流れて、色々なクラブが登場してくると思いますが、このような美しい顔は変わらないでいて欲しいと思います。
最近は違和感をもつような、いわゆる『異型ヘッド』が少なくなり、好感のもてる顔が多くなりました。
このクラブはそれらいい顔の中でも、トップクラスといっていい整った顔をしています。
私は、顔にはこだわりがあるので、この顔を見て、かなり気持ちが高まってきました。
初めてなので分からないところも多いですが、この美顔を見て、どこかホッとしたところがありました。

素振りをしてみた感じは、なかなかいい感じです。
特に難しく感じることもなく、普通に振っていくことができました。
タイミングも合わせやすいです。

ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
スプーンとは違う、クリークらしい小振りなヘッドがいい感じです。
今はシャロー系が多いので、それらと比べると投影面積の違いがあるように見えますが、昔からこのようなタイプが多いので、慣れているといいますか、懐かしいな・・・。と思いました。
『技術の革新』というよりも『原点回帰』といったほうが合っているかな?と、このクラブを構えて思いました。
すごく自然でオーソドックスだな・・・。と思いました。
これまでの経験が、そのまま活かされそうな感じがしたので、リラックスして構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、好感がもてます。
シブいデザインらしい、予想のできるグッドフィーリングです。

『音』は、とても静かです。
気持ち良く振っていくことができました。
『大人のクラブ』といったらいいでしょうか?
すごく落ち着いた感じです。

『球のあがりやすさ』という点では、普通だと思いました。
球は拾いやすいです。
昔からあるタイプではありますが、今はとてもあがりやすいFWがたくさんあるので、それらと比べると、ややしっかりしている印象を受けました。
決してタフなタイプではないですが、『あがりやすさ最優先』のFWではないと思います。

『安定性』は、まずまずでした。
構えやすいですし、ライン出しも簡単ですが、『曲がりにくさ』『直進性の高さ』がウリのクラブではないと思います。
スイートエリアの広さも標準的です。
物理的な性能よりも、フィーリングや基本性能を重視した、易しすぎないFWだと思いました。

『飛距離性能』は、優れていました。
すごくシンプルなデザインですし、それほど飛距離に特化した印象はなかったのですが、弾道も力強いですし、高いパフォーマンスを発揮してくれました。
ウェイト配置や溝による効果なのかもしれません。
こういう優れたFWを試打していると、ドライバーだけでなく、FWもチタンの流れになっていくのではないかな?と思います。
飛んで易しいFWにするなら、メタルよりもチタンのほうが有利のような気がします。
とはいっても、ドライバーのようにヘッドが大きくなりすぎてしまうと、違う難しさが出てしまうので、それほど大型化しないほうがいいとは思うのですが・・・。

『操作性』は良いです。
クセのない、いい顔をしているので扱いやすそうだな・・・。と思っていたのですが、実際に打ってみても、その通りでした。
左右どちらにも同じように対応してくれました。
直進性よりも操作性に長けている、今では少数派といっていい性能をもっているクラブだと思いました。
曲がりやすいというのではなく、普通に打っている限り大きく暴れることなく、大らかなところもあるのですが、インテンショナルに打っていきたいとき、それに応えてくれるFWです。
ドローヒッターの方にも、フェードヒッターの方にも合いやすいのではないでしょうか?

派手さを抑えたデザインで、人によっては地味に見えるかもしれません。
もっとカラフルさや色々なパーツが付けられているほうがいい・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。

調整機能が無いと物足りない・・・。と思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
日々、色々なクラブを試打してきて、一時期の調整機能ブームは落ち着いたように感じますし、メーカーもあえて付けなくなってきたのではないかな?と思えることが多くなりました。
このFREIHEITというメーカーも、あえてそのようにしているのではないでしょうか?

ドライバーと『瓜二つ』といっていいほど、よく似たデザインで、関連性があるのもいいです。
顔の良さやフィーリングの良さなども共通しているので、さらに好感度があがりました。
ドライバーとFWは違うメーカーにすることも多いですが、ドライバーとセットで使ってみたいな・・・。と思いました。

派手さはないですが、基本性能はしっかりしていて、大切なところはしっかりおさえている感じがしました。
これまでたくさんのクラブに出会ってきて、打つ前に何ともいえない独特なものを感じたり、何故か分からないけど、このクラブには惹かれるものがあるな・・・。などと感じたりすることもあります。
逆にあまり興味をもてなかったり、伝わってくるものが殆ど無いようなクラブもあります。
このクラブは前者のほうで、打つ前からいいな・・・。と思いながら見ていました。

顔の良さや打感の良さ・音の静けさ。
そして飛び性能の確かさ・適度な操作性。
どこかが飛び抜けているのではなく、どれもバランス良く保たれているのがいいと思いました。
本格的な造りでカッコいいですが、難しすぎないのもいいですし、これは今のクラブの特徴といっていいような気がします。

初めてFREIHEITのFWを試打したので、どうなのかな?と思う部分はありましたが、すごくいい印象をもったまま試打を終えることができました。
チャンスがあれば、是非コースでも試してみたいと思わせてくれるクラブでした。
最初から最後まで楽しむことができ、後味がいいまま練習場を後にしました。
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