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2018年01月13日
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KAMUI KM-200II ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KAMUI KM-200II ドライバー です。

シャフトは DODECAGON です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は283g です。

久しぶりに出会った、カムイワークスのドライバーです。
これまで、それほどたくさん試打してきたわけではないのですが、とてもいい印象が残っています。
『カムイ』という名前は、私たち昔ながらのゴルファーにとって、『ビッグネーム』といえます。
特にチタンが出始めの頃のカムイは輝いていました。
『地クラブ』というのを初めて自覚といいますか、知ったのはカムイでした。
今は多くのメーカーが、そのイメージを払拭するようなクラブを発売していますが、カムイワークスはずっと変わらないといいますか、ブレない感じがします。
このドライバーを見ても、そのように思いました。
ニューモデルではあっても、クラシカルな雰囲気は残っています。
この質感も変わらない感じです。

ラージサイズのヘッドです。
ソールがゴールドということもあるのかもしれませんが、かなり大きく見えました。
高反発モデルなのかな?と思い、尋ねてみたら、やはりそうでした。
最近は高反発モデルもよく見かけるようになりました。
ゴールド=高反発のイメージが昔からありますが、今は必ずしもそうとは限らないので、どうかな?と思いましたが、やはり高反発でした。
ゴールドが眩しいですが、カタナのドライバーとはまた違う仕上がりです。
『メッキの厚み』が違うのかな?と思いました。
どちらもいいですが、ゴールドの質感という点では、私はカタナのほうが好きです。

ソールのバックフェース側が大きく凹んでいました。
以前試打したドライバーにもありましたし、アキラのドライバーも思い出しました。
それほど多くのメーカーが採用していない技術ですが、アキラとカムイワークスが採用しているということは、それだけメリットがある構造なのだと思います。
ナイキのドライバーにもありました。

開口部には『蓋』といいますか、プラグのようなものがありました。
空気を充填して閉じ込めているのかな?と思いました。
そういったドライバーに、これまで出会ってきました。
窒素が『一気圧』よりも高い圧で充填されているのかもしれない・・・。と思いました。

ネックはやや短めですが、このサイズのヘッドにはマッチしているように思います。
シャローでロングネックのドライバーには出会わなくなりました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には、ウェイトがひとつずつ配置されていました。
六角レンチがあれば、簡単に取り外せそうです。
数字が刻印されていなかったので、何gなのかは分かりませんでした。
交換するタイプではないのかもしれません。

このアクセサリーがオシャレです。
性能とは直接関係ないと思いますが、こういったおしゃれ心も大切だと思います。
高級感もあります。

ソールのトゥ側には『PARTICULAR TITANIUM Air Pneumatic』という文字が刻印されていました。
特別な工夫がされているようです。

装着されているグリップは、オーソドックスなタイプで好感が持てました。
ソフトさと適度な滑りにくさがあって、いい感じです。
バックラインがありました。
私は無いほうが好きですが、有りを好まれる方のほうがおそらく多いように思います。
このドライバーに調整機能が搭載されていたら、おそらくバックライン無しなんだろうな・・・。と思いました。
グリップのパターン(凹凸)は一種類ではなく、複数ありました。
これは今のグリップの特徴だと思います。

フェース面のデザインが独特でした。
カムイワークスらしいフェース面だな・・・。と思いました。
これまでも何度か目にしたことがあります。
フェース面を見ていると、いかにも弾きそうだな・・・。と感じることもあれば、球持ちが良さそうだな・・・。などと感じることもあります。
このドライバーのフェース面は何と言いますか『ゴツい』感じがしました。
何となく『ゴツそう』といいますか、しっかりめのフィーリングを予想しました。

シャロータイプのヘッドですが、それほど極端な感じはしません。
昔ながらのシャローといった感じです。
今は『超シャロー』がたくさんあるので、逆に少し厚みがあるようにも見えてきます。


クラウンの形状が個性的でした。
スーとなだらかな曲線を描いているのではなく、窪みのようになっていました。
あまり見ない形状ですが、これにもおそらく大きな意味があるのだと思います。

顔はちょっと個性的でした。
いわゆる『被り顔』でした。
かなり被っているように見えました。
フックフェースのドライバーはこれまでもたくさん出会ってきていますし、ある程度慣れてはきているのですが、まだまだ克服できていません。
このドライバーの顔は苦手なタイプです。

素振りをしてみると、かなりの軽量感がありましたが、これはある程度予想できていました。
このドライバーは45.5インチという長さなのですが、それよりも少し長く感じました。
シャフトの戻りが少し遅く感じたからかもしれません。
何度も素振りを繰り返して、なるべく合わせていこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、苦手に感じました。
構えづらいです。
どうしても左へ行きそうで、対応できそうもない感じがしました。
このラージサイズと長さや軽量感などから、これくらい被っていたほうが、つかまりが良くなって真っ直ぐ飛びやすいのだろうとは思ったのですが、私は苦手意識ばかりが先行してしまいました。
振り始めのタイミングがなかなかとれなかったのですが、まずは方向性を気にせずに振っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

この『音』に、全く馴染めませんでした。
一球目から、うわっ凄い音だな・・・。これはダメだ。合わない。と思いました。
かなり高くて大きい音です。
どうしても周りが気になってしまいました。

今日も寒さが厳しい一日でしたが、練習場はほぼ満席状態で、周りの方の迷惑になってしまうのではないかな?と思いました。
これを何球も続けることはとてもできない・・・。と、一旦打席を外して椅子に腰かけ時間をとることにしました。
自動販売機で、ホットの缶コーヒーを買いました。
昔から、高反発は甲高い音のイメージがありますが、最近はそうでもない物が多くなってきているので、このドライバーにもそうなっているだろうと思っていました。
このような異音を予想していませんでした。
このドライバーでいい音を発することができる方もいらっしゃるのかもしれませんが、私ではそれが全くダメでした。
時間をちょっとおいて、再び打ってみたのですが、やはりダメでした。
全く馴染めない音でした。
この音は自分自身も馴染めないし、おそらく周りの方の耳にも届きすぎているだろう・・・。と思いました。
寒いので、どんどん打ちたかったのですが、それをこの音がさせてくれませんでした。

『打感』は少し硬めでした。

球はあがりやすいです。

『安定性』という点では、球がつかまり過ぎて、最初からフックが出てしまいました。

『飛距離性能』という点では、私には少し合いづらい感じがしました。
かなり『叩けない』ドライバーです。

『操作性』という点では、フックが出やすいですが、たくさん打って試すことができませんでした。

タイミングを見て少しずつ打っていこうと思ったのですが、どうしてもこの音に馴染めず、結局3球だけしか打つことができませんでした。
普段はもっとたくさん打つのですが、音に好感が持てないと、多く打つことができません。
メーカーもあえて、この音にしていると思うのですが、私には全く馴染めない『別次元の音』のように思いました。
たった3球しか打てなかったので、詳しく調べることができませんでした。

このドライバーにはなじめませんでしたが、また次のモデルに期待したいです。
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