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2017年11月05日
ピン G400 クロスオーバー & ピン G400 ハイブリッド

今日は、この2本のPINGのクラブを試打しました。
試打クラブは PING G400 ハイブリッド の2番 と PING G400 クロスオーバー の3番 です。

<上> クロスオーバー N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
<下> ハイブリッド ALTA J CB
<左>G400 クロスオーバー のスペック
ロフトは19度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は391g です。
<右>G400 ハイブリッド のスペック
ロフトは17度、クラブ長さは40.75インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は339g です。

どちらもハイブリッド(日本ではユーティリティという言い方が一般的)といえるクラブだと思いますが、今日は同時に借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
両方とも以前試打していますし、違う番手でも試したことがあるのですが、こうして違うタイプを同時に試打する機会はそれほど多くないので、この幸運をありがたいと思いました。
このようなクラブ(ハイブリッド)は、ロフトの立ったクラブのほうが、真価が問われるような気がします。
ロフトの寝ている番手(22度など)ではあがりやすいものばかりですし、大きな特長はつかみづらいところもあります。
曖昧なところもあるような気がしますが、その曖昧さがまたいいのかもしれません。

どちらもネックの長さがしっかりとキープされています。
PINGのクラブはショートネックのイメージが強いですが、最近はそうでもない物を見かけるようになりました。
こうして見比べてみると、クロスオーバーのほうが少し長く見えました。

<左>クロスオーバー <右>ハイブリッド
顔は大きく違います。
『アイアン型』と『中間型』というようにタイプが異なるので、大きな違いなのは当然ではありますが、私は中間型であるハイブリッドのほうが、好感がもてました。
アイアン型のユーティリティは大好きなのですが、このようなタイプの顔であるのならば、最初から中間型のハイブリッドのほうがいいと思います。
クセのない、素直な顔をしています。

ハイブリッド

クロスオーバー
ボールを前にして構えてみても、違いは一目瞭然でした。
ハイブリッドのほうが構えやすいです。
クロスオーバーもアイアンのような感覚で構えることができるのですが、正直あまり好きになれませんでした。
私はアイアン型ユーティリティのいい物をいつも探しているのですが、このクロスオーバーにはあまり親近感がもてませんでした。
かといって、このクロスオーバーが良くないというのではありません。
あくまでも私がこのクラブに対してのいいところを見つけ出すことができなかったということにすぎません。
クロスオーバーのほうが好きだという方もたくさんいらっしゃると思います。
試打を開始しました。

『打感』はハイブリッドのほうが好きです。

『音』もハイブリッドのほうが、好感がもてます。

『球のあがりやすさ』という点でも、はっきりハイブリッドに軍配があがりました。
ロフトやシャフトなど主要スペックが大きく違うので単純な比較はできませんが、こうして打ち比べてみても、差がはっきりしていました。
ハイブリッドのほうが、ロフトが立っていることになりますが、重心深度やシャフトの性能などが大きく関係しているのかもしれません。

『安定性』もハイブリッドのほうが、好感がもてました。
どちらも『易しさ最優先』というタイプのクラブではありませんが、こうして打ち比べると、ハイブリッドのほうが、寛容さがあるように感じました。

『飛距離性能』もハイブリッドでした。
易しくキャリーが稼げます。
クロスオーバーのほうが、少しハードルが高いような気がします。

『操作性』という点でも、私はハイブリッドのほうがいい印象をもちました。
クロスオーバーが面長なタイプではなくもっと小振りでいい顔をしていたら、また違う結果になったような気もするのですが、この状態だと、ハイブリッドに軍配を挙げます。

こうして打ち比べてみると、ほぼ全てにおいて、ハイブリッドのほうが、好感がもてました。
アイアン型は設計自由度が高くないのだと、改めて感じました。
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