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2017年10月20日
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ヤマハ RMX 118 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ RMX 118 ドライバー です。

シャフトは Diamana RF 60 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は313g です。

ヤマハRMXシリーズの新しいドライバーです。
RMXドライバーといえば、初期モデルの印象がやはり強いです。
効果的に配置されたウェイトが印象的でしたし、飛距離性能が抜群でした。
このニューモデルは、さらにすっきりしたデザインですが、きっとたくさんのハイテクが搭載されているのだと思います。

ヤマハらしい、センス溢れるデザインです。
シンプルでとても美しいです。
最近では珍しい、シャロー感をあまり感じさせない形状です。
『叩けそうな』雰囲気があります。

ネックの高さは適度にありました。

ネックには調整システムが搭載されていました。
最近は少しずつ減ってきているように思いますし、最盛期はかなり複雑化していったように思いますが、今はシンプルなものが多くなりました。
微妙に調整しすぎることへのデメリットがあるのかもしれないですし、色々と調整してみたところで大きく変わらないと感じておられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
このドライバーは調整というよりは、簡単にシャフトを交換できるシステムのように見えます。

フェース面のデザインはオーソドックスです。
最近は色々なデザインが見られるようになってきましたが、このドライバーはシンプルで美しいです。
最新モデルで、このシンプルなデザインが採用されているということは、これで充分といえるのかもしれません。
外よりも中に、色々な工夫がされているのかもしれません。
フェース面の仕上げが雑に見えるドライバーにもたくさん出会ってきましたが、このドライバーは丁寧で美しいです。
ヤマハのいいところです。
この丁寧さ・美しさが、ブランドイメージを高めます。

ディープタイプのヘッドです。
最近では珍しいです。
シャロー系が圧倒的に多いので、ディープに見えますが、昔のドライバーからすればシャローな感じもあります。
昔だと、セミディープというカテゴリーに入ると思います。

ヤマハらしい、いい顔をしています。
最近はクラウンに工夫がされているドライバーを見かけるようになりましたが、このドライバーにはありませんでした。
クラウンマークも無いですし、とてもシンプルです。
必要最低限のものだけ搭載して、あとはプレイヤーに委ねるといったところでしょうか?

オリジナルグリップはラバーのソフトさと、適度なしっかり感があって、好感がもてました。
場所によってグリップのパターンが違うので、機能的な感じもします。
最近はこのようなグリップが増えてきました。
素手で握る右手と、グローブをはめて握る左手で、グリップのパターンを変えてきているのでしょうか?
それとも違う狙いがあるのでしょうか?
効果があるのであれば、こういった工夫はどんどん取り入れて欲しいです。

素振りをしてみても、いい感じでした。
タイミングも取りやすいです。
シャフトは頼りない感じはしませんが、結構先が走る感じがしました。
中調子ということですが、私は先中調子くらいに感じられました。
ただ、このキックポイントもかなり『幅』があるところなので、それほど気にしなくてもいいのかな?と思いました。
粘るタイプではなく、『先走り系』に感じられました。
シャフトも一時期に比べ、今は粘るタイプよりも走るタイプのほうが多くなったように思います。
ヘッドだけでなく、シャフトもつかまりが求められているのかもしれません。

ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。
オーソドックスな顔が安心感を与えてくれます。
左右へのクセは感じられず、中立的な印象をもちました。
フェース面がよく見えました。
ロフトが10.5度ということもあると思うのですが、よく見えるし球があがりそうだな・・・。と思いました。
おそらく『リアル』ではもっと寝ているだろう・・・。12度に近いのではないかな?と思いました。
私はもっとフェース面が立って見えるほうが好きで、このようなディープ系のドライバーだとライナー系をイメージしていきたいのですが、ライナー系というよりは、やや高めの弾道のイメージが浮かびました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
ボヤけた感じはなく、適度に手応えがあるのがいいです。

『音』は比較的おとなしめな感じですが、小気味いい音で好感がもてます。
叩きにいっても、インパクトが緩むことはありませんでした。
気持ち良く振っていけます。

『球のあがりやすさ』という点では、しっかりしていて、明らかにヒッター向けのドライバーだと思いました。
構えたときにフェース面がよく見えたので、弾道が高そうな印象だったのですが、実際に打ってみると、結構しっかりしていました。
幅広い層を狙ったモデルではなく、明らかにターゲットを絞り込んでいる感じがします。
ヤマハはツアーモデルが毎回登場しますが、このドライバーは名前に付いていませんが、ツアーモデルということでいいのでしょうか?

『安定性』という点では、シビアさは感じませんが、今の寛容なドライバーとは明らかに一線を画す感じがします。
オートマチックタイプではありませんでした。
ミスヒットにも正直に反応するので、難しく感じられる方はいらっしゃるかもしれません。

『飛距離性能』は高いです。
明らかにヒッター向けですが、弾道が力強く初速がとても速いです。
中弾道系といっていいと思います。
10.5度のロフトでも頼りない感じはせずに、しっかりしたものを感じました。
幅広い層に対応したモデルではありませんが、このモデルがピッタリと合う方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?
初期モデルからの高性能をしっかりと継承している感じがしますが、初期モデルよりはハードルは低いような気もします。

『操作性』は、いい感じです。
左右へもしっかりと反応してくれました。
シャフトがすごく主張している感じで、私はフック系のほうが易しいと思いました。
中立的な顔をしていますが、球のつかまりはとてもいいです。
いわゆる『スライス抑制ドライバー』ではありませんが、クセのなく大きすぎない顔が好きで、シャフトの性能でつかまえて飛ばしていきたい方には合いやすいのではないでしょうか?

今はオートマチック系のドライバーが主流なので、このようなマニュアルタイプは珍しいですが、全く無くなったわけではなく、いくつかのメーカーが発表してくれています。
アイアンはマッスルバックやハーフキャビティを使っていても、ドライバーはオートマチック系を使っておられる方はとても多いように思います。
私の周りでもよく見かけます。

それだけ、ドライバーには曲がりにくさ・直進性が求められているのだと思います。
なので、こういうマニュアル系は珍しいと思いますが、魅力を感じておられる方も多いのではないでしょうか?
昔のドライバーほどシビアでもないですし、大らかさもあるので、神経質になることもありません。

ドライバーショットを絶対に曲げたくない方や、操作するよりも、できるだけ真っ直ぐに飛ばしていって方向を気にしたくない方には合いづらいところがあるかもしれません。
真っ直ぐよりも、自分の持ち球で勝負していきたい方や、真っ直ぐではなくて、持ち球を打っていったほうが狙いも定めやすいし、いいところに運んでいけるという方には親しみやすいのではないでしょうか?

使い手を選ぶドライバーといえるのかもしれませんが、高いポテンシャルをもったドライバーだな・・・。と思いました。
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