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2017年10月18日
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キャロウェイ X FORGED アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ X FORGED アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

キャロウェイの新しいアイアンです。
先日ニューアイアンを試打したばかりですが、このモデルは違うシリーズです。
軟鉄鍛造モデルです。
キャロウェイは色々なタイプのアイアンを発表しますが、私はこの軟鉄の風合いが一番好きです。

オーソドックスな感じのアイアンです。
ハーフキャビティタイプのアイアンです。
昔からキャロウェイのアイアンは個性的で、私はかなり苦手意識をもっていて、ニューモデルを目にしても試打しないことが多くありました。
ドライバーやFWはいいな・・・。と思いながら、アイアンは全くの別物に感じていました。
しかし、好感を持つことができるようになりました。
それは初代のX FORGED アイアンに出会ってからです。
それまでのキャロウェイのアイアンとは全く違う、フィーリングを重視したモデルでした。
私はすごく気に入って、何度も試打したことを覚えています。
今日は久し振りに、その後継モデルに出会うことができて、とても嬉しく思いました。

彫りの深さはそれほど深くなく、平均的です。
ポケットタイプの彫りが深いアイアンを好まれる方には浅く見えるかもしれません。

トップラインの幅はノーマルでした。

ソール幅もノーマルですが、今のアイアンはワイドタイプが多いので、それらと比べると、少し狭いほうかもしれません。
ソールが適度に丸みを帯びていて、滑りも良さそうに見えました。

ネックの長さもノーマルな感じです。
長くもなく、かといって短くもありませんでした。

ホーゼルには『'18』の文字がありました。
2018年モデルということでしょうか?
次のモデルは東京オリンピックの『2020』なのかな?と思いました。
オリンピックがとても待ち遠しいです。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ごく普通の見慣れたフェース面です。
キャロウェイのアイアンはスコアラインの間隔が狭い印象もありますが、このアイアンは普通で、日本的な感じがしました。
スコアラインの数を数えてみると、13本でした。

オリジナルグリップはベルベットタイプで、とてもいいです。
キャロウェイはハードなタイプのグリップを装着している印象が強いですが、私はこのグリップのほうが好きです。
しっとり感がありますし、距離感や方向性を出しやすい利点もあります。
コントロールショットを要求されるアイアンには適したグリップだと思います。

素振りをしてみても、いい感じです。
タイミングが取りやすく、適度な重さも魅力です。
最近はダイナミックゴールドの軽量版ともいえるシャフトで試打することも増えてきましたが、私はこのノーマルなほうが好きです。
ただ、これは慣れているからということも大きいのかもしれません。
軽量版DGが好きだという方も多いのではないでしょうか?
ダイナミックゴールドもいいですし、モーダスなど優れたスチールシャフトが今はたくさんあります。
アイアンにカーボンシャフトが採用されるようになって、かなりの年月が経ちましたが、私はカーボンに優位性を感じていないですし、このままスチールシャフトを使い続けていきたいと思っています。
私の友人に、ずっとカーボンシャフトを使っていたけど、スチールに久し振りに戻したらベストスコアを更新した人がいました。
それ以来、ずっとスチールシャフトを使っていて、好調をキープしています。
彼にはスチールのほうが、相性がいいのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
これまで試打してきたX フォージドのイメージがあるので、この構えやすさは予想していました。
ヒール側が絞り込まれているのがいいな・・・。と思いました。
最近のアイアンは、ここの部分が少し膨らんでいる物が多くなりましたが、私はこのようにシュッとしているほうが好きです。
フェースターンのイメージを出しやすいからかもしれません。
ただ、そのせいか、少しヒール側が伸びて面長に見えました。
小顔タイプではありませんでした。
昔、一世を風靡した『タラコアイアン』を思い出しました。
私の好みから少し外れてしまうのですが、この面長感に好感を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
グースも少し利いていました。
私はストレートネックを期待していましたが、このモデルは違いました。
ただ、今はこのような『セミグース』『セミラージ』が一番求められているような気がします。
他のメーカーでも同じようなタイプが多くなりました。
今のニーズにマッチした顔といえるでしょうか?
私の好みからは少し離れてしまったのですが、違和感や苦手意識のようなものはありませんでした。
緊張することもなく、リラックスできました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
期待していた通りのグッドフィーリングでした。
軟鉄アイアンのもつ、『あたりの柔らかさ』といったらいいでしょうか?
心地良い感触が手に残りました。

『球のあがりやすさ』は普通だと思いました。
機能的なあがりやすさというよりは、割と正直な感じがしました。
明らかにヒッター向けのアイアンだと思います。
球が浮きにくくてあがりづらい・・・。と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

『安定性』という点では、それほど『易しさ』が飛び抜けている感じはしませんが、シビアさはあまり感じず、普通だと思いました。
易しさ重視のアイアンではありません。
今のアイアンの中でも寛容なタイプではないです。
アイアンに寛容さを求めておられる方には、少し難しく感じられるところがあるかもしれません。

『飛距離性能』は、まずまずでした。
こういうタイプ(軟鉄フォージド)のアイアンなので、飛距離優先ではないだろうと思っていましたが、その通りでした。
軟鉄アスリートモデルのアイアンとしては少し飛ぶほうかもしれませんが、『超えてはならない』ところまではいっていなくて、あくまでも距離感を重視しているように思います。
ディスタンスタイプのアイアンではありません。

『操作性』は高いと思いました。
左右にも上手く反応してくれました。
軟鉄アイアンらしい、球持ちの良さがあったので、操作性が高まりました。
バーンと弾く感じのアイアンでは、このような扱いやすさにはならないだろうと思いました。
少し面長なので、左へのミスが怖い方にも易しく感じられやすいのでしょうか?
私は左へのミスが怖いですが、このような面長なタイプではなく、もっと小顔タイプのほうが好きです。

キャロウェイのアイアンでは珍しい『ベーシックタイプ』のアイアンです。
『ハイテク』という感じはしませんが、おそらくこのアイアンにも色々な工夫がされているのだと思います。
そんなことを考えながら、やはり軟鉄アイアンはいいな・・・。と思いました。

ただ、全体的な印象としては『もうひとつ』でした。
Xフォージドということで、すごく期待しましたが、ちょっと期待外れなところがありました。
イマイチだな・・・。と思いました。
しかし、それはこのアイアンが良くないというのではなく、あくまでも私の好むタイプから少し外れているということにすぎません。

もうひとつ気持ちが入りませんでした。
それは顔の印象が大きく関係しているのは明らかでした。
期待値が高かっただけに、少し残念でした。
この顔が今風(いまふう)ということになるのであれば、私は少し古風なほうが好きなのかもしれません。

『打感』は良かったですし、操作性も高いです。
易しさ最優先のアイアンではないですが、フィーリングを邪魔していないのがすごくいいな・・・。と思いました。

キャロウェイは海外メーカーですが、このXフォージドを試打すると、いつも日本人向けに作られているのかな?と思うのですが、このアイアンもそうなのでしょうか?
海外の契約プロも使用すると思うのですが、日本市場を強く意識しているような気がします。

今回のニューモデルもいい感じでしたが、私はまた次のモデルに期待したいと思いました。
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