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2017年10月15日
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FREIHEIT THE-G FORGED アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは FREIHEIT THE-G FORGED アイアン の7番 です。

シャフトは ダイナミックゴールド 105 です。
ロフトは31度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は422g です。

初めて手にする FREIHEIT のアイアンです。
以前ドライバーを試打したことがあったのですが、アイアンは初めてです。
まだ手にした回数が少ないので、このメーカーのクラブのことがよく分からないですし、イメージも強くありません。
しかし、いい雰囲気を感じていました。
派手さはなく、落ち着いたデザインです。

オーソドックスな感じのポケキャビだな・・・。というのが第一印象です。
小さくはないですが、かといってラージサイズで大味なタイプのアイアンでもありませんでした。
輪郭も丸すぎず、適度なシャープさがあるのでカッコいいな・・・。と思いました。
ポケットというよりは溝のようにも見えたのですが、ポケットという認識をもちました。

彫りの深さは意外と浅く、ポケキャビでありながらハーフキャビティのような要素も兼ね備えています。
最近では珍しいような気もします。

ヒール側

トゥ側
このポケットはトゥ側とヒール側とにセパレートされていました。

中央にウェイトがあるから、構造上こうなったのでしょうか?
あまり見ない形です。
ポケットタイプなので易しそうな感じがしますが、それが強調されすぎていないのがいいと思いました。
ヒール側には『FORGED』の文字があったのですが、フォージドアイアンのような雰囲気はあまり感じませんでした。

トップラインは少し厚めに見えましたが、問題ない範囲です。

ソール幅は少しワイドに見えましたが、今では標準的といえるような気もします。
セミワイドといっていいかもしれません。
先日試打したタイトリストのアイアンのように、狭いソールを見つけるほうが、今は難しいような気もします。
狭いのは難しそうでためらってしまうけど、かといってワイド過ぎるのは使いたくない・・・。という方には親しみやすいソール幅といえるのではないでしょうか?
今のクラブは、こういった『中間的』な要素をもっているものが多くなりました。
例えば『1か2か』ではなく、『1.4~1.7くらい』までのクラブが多いような気がします。
それだけ、ゴルファーの好みも多様化していて、メーカーがそれに対応できるよう努力してくれているのだと思います。

リーディングエッジは少し削られていました。
刺さらず抜けが良さそうです。
今は多く見られる形です。

ネックの長さは標準的です。
長さはしっかりとキープされていますが、ロングネックというほどでもなく、かといってショートでもありませんでした。
全体的に見て、高重心タイプではなく、『やや低重心タイプ』のアイアンに見えました。
とはいっても、今のアイアンの中では、そこそこの重心高さをもったアイアンなのは間違いないだろうと思いました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
スコアラインの間隔も広めで、本数は13本でした。

素振りをしてみると、いい感じでした。
タイミングも取りやすく、すぐにでも打っていけそうでした。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
小顔というよりは、少し大きめで『アゴ(ヒール側の膨らみ)』が目立ちますが、苦手意識は芽生えませんでした。
ストレートネックというよりは、セミグースタイプのアイアンです。
マニュアル的な顔というよりは、セミオートマチック系の顔に見えました。
この顔を好まれる方は多いのではないでしょうか?
今はこういうタイプが一番多いように思います。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
球を優しく包み込んで飛ばしてくれているように感じました。
心地良い感触が手に残りました。

球はあがりやすいですが、今のアイアンの中では平均的といえるような気がします。
カッコいいアイアンで、アスリート色も強いですが、ハードルが高いタイプではないと思いました。
ポケットがあることや、バックフェースにあるウェイトが利いているのか、重心深度もこのようなタイプのアイアンでは深いほうだといえるのではないでしょうか?
タフなタイプのアイアンではないと思いました。

『安定性』は高いです。
セミオートマチックタイプのアイアンです。
シビアさは感じませんでした。
ポケットキャビティらしい易しさをもったアイアンだな・・・。と思いました。

『飛距離性能』は優れていますが、今の飛び系アイアンの中ではまずまずといえるでしょうか?
私の感覚では明らかに1番手以上の飛びを感じるのですが、今では珍しくなくなりました。
2番手以上の飛び性能をもったアイアンが多くなりました。
アイアンに飛距離性能を最優先して求めておられる方には少し物足りないところがあるかもしれませんが、そこそこ飛んで感覚を邪魔しないアイアンが好きだという方には、魅力的に感じやすいのではないでしょうか?

『操作性』という点では、左右にも普通に曲げることができましたし、なかなかいい感じだと思いましたが、大きく曲げるタイプではないと思いました。
小さい曲がり幅で勝負していけるアイアンだと思います。
左右どちらかに偏った性能ではなく、中立的なタイプだと思いました。
私はフッカーなのでフック系の球が易しく感じましたが、右に曲げることも普通にできました。
操作性よりは安定性が勝る、セミオートマチック系の中立的なアイアンという印象をもちました。

初めて試打したFREIHEITのアイアンでしたが、いい印象をもったまま試打を終えることができました。
派手さはなく落ち着いたデザインに好感がもてました。

『易しさ』の為の機能を追求していながら、ゴチャゴチャしていないところにも魅力を感じました。
クラブの『第一関門』は、まず『見た目』だと私は思っているのですが、このアイアンはそれを見事クリアしていました。

見た目が良くないと、手に取ってみたいとも思えないですが、このクラブはカッコいいですし、思わず手にとってしまいました。
実際に打ってみても、フィーリングが良かったので、好感度はさらに増しました。

カッコ良くて構えやすくて打感もいいですが、『易しさ』も兼ね備えているところがまたいいです。
カッコいいですが、ハードルが高すぎて一部のゴルファーしか対応できないというタイプのアイアンではなく、多くの方に楽しいと思えるように設計されているのではないかな?と思いました。

ポケットやウェイトが付いていて機能的なところもありますが、先ほども書いた通りゴチャゴチャせず、むしろシンプルな印象をもてたところも気に入りました。
ハイテクタイプのアイアンではなく、ベーシックなタイプだな・・・。と思いました。

『性能のバランス』が上手くとれているアイアンだな・・・。と思いました。
構えやすさ・打感・あがりやすさ・飛距離・安定性・操作性が、上手くバランスを取り合っていて、どこかひとつが大きく抜きん出ているとか、逆に大きく劣っているということはありませんでした。
飽きが来ず、長く付き合っていけそうなアイアンだな・・・。と思いました。
アイアン好きの方に是非試していただきたいと思いました。
コースでも試してみたいアイアンです。
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