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2017年09月02日
ミズノ Mizuno Pro S18 ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ Mizuno Pro S18 ウェッジ です。

シャフトは ダイナミックゴールド 120 です。
ロフトは58度、クラブ長さは35.25インチ、バランスはD3、シャフトフレックスはWEDGE、クラブ総重量は461g です。

ミズノの新しいウェッジです。
ミズノはアイアンがあまりにも素晴らしいので、ウェッジの印象は少し薄い感じもしますが、これまでも素晴らしい物に出会ってきました。
アイアンが素晴らしいので、ウェッジも良くないはずがないと私は思っています。
海外メーカーのウェッジの人気も高いですが、ミズノは日本人の為のクラブを造っている印象がありますし、深い研究とこだわりが感じられます。

このウェッジは何といっても、この美しいブルーが印象的です。
とても珍しいですし、すごく美しいな・・・。と思いました。
独特の光沢感があって、高級感もあります。
珍しさということもありましたし、そのあまりの美しさに、しばらく見入ってしまいました。
これまで、こういった工夫がされたアイアンやウェッジでは、逆にチープさといいますか、雑な印象が残ってしまうこともあるのですが、このウェッジではそれが皆無でした。
さすがミズノだと思いました。
全体的な形状はオーソドックスな感じです。
トップラインが少しテーパーに見えました。
こういったところは、今のウェッジの特徴といっていいように思います。

バックフェースには凹みがありました。
キャビティタイプのウェッジといっていいでしょうか?
普通、打感に厚みをもたす為に、ここの部分を『凸』にすることはよくありますが、このウェッジは逆の『凹』です。
打感よりも、慣性モーメントの高さを求めているのかな?と思いましたが、こういうタイプのアイアンには、これまでもたくさん出会ってきているので、特に珍しいとは思いませんでした。
ただ、あくまでも私の好みといいますか、願いとしては、ここの部分はフラットか逆に『凸』になっていて欲しい感じがします。
少しの易しさよりも、打感を優先します。
打感の善し悪しが、易しさにも影響してくるように思いますし、決して妥協できないところです。

全体的な彫りの深さは、まずまずです。
この角度から見ていると、結構重心が低く保たれているような感じがします。
ウェッジは重心がある程度高いほうが有利のような気もするのですが、このウェッジには少しスパイスが利いているように見えました。

トップラインの厚さは適正でした。
形状もいい感じです。
ここの部分が厚かったり、丸みがありすぎたりすると、構えたときにイメージが出しづらいこともあるのですが、このウェッジではそれが無いだろうと思いました。
こういったところは、ミズノらしい心遣いといえるでしょうか?
打つ前に、色々な『プラスポイント』を与えてくれます。
試打する前に、色々なところが気になったり違和感があったりすると、気持ちがノっていかなかったり、よそよそしい感じがしたりすることもありますが、このウェッジは好感がもてます。
いい目の保養ができました。
私はいつも、ゴルフクラブはまず目で楽しみたいと思っているので、そういう意味でも、このウェッジは楽しむことができました。
美しいクラブを目にすると、こちらも気持ちが引き締まりますし、クラブのことをもっと知りたいと思えてきます。

ソール幅は適正です。
ロフトが58度なのでSWという認識でいいと思うのですが、今のSWの中では標準的なソール幅だと思います。
トゥからヒールにかけてテーパーがきついタイプもありますが、このウェッジはストレートに近い感じです。
テーパーにはなっているのですが、それがきつくなく、むしろ緩やかです。
このソールを見ていても、やっぱり美しいな・・・。と思いました。
ここの部分だけでも、数秒見続けてしまいました。
おそらく目尻が下がっていたと思います。
早く打ってフィーリングを確かめたいという思いもあったのですが、この美しさに魅了されてしまいました。
ブルーのウェッジは珍しいけど、マッチした色だな・・・。と思いました。
ただ、このウェッジの『メッキの耐久度』が気になりました。
使っていくうちに傷が目立ったり、この色が剥がれやすくなったりするのではないかな?という不安がありました。
新品のうちは大丈夫でも、使っていけばソールに色々な傷がついて、それが目立ちすぎたり錆が発生しないかな?と思いました。
ウェッジは消耗品的な要素もあるので、仕方ないところではありますが、使っていけばいくほどいい味がでるのではなく、『使い減り』するのではないかな?というところが気になりました。
SWはバンカーで打つことも多いので、なおさらです。
今日は打席のマットの上からの試打なのですが、バンカーで打つのが少し怖い感じがします。

リーディングエッジは微妙に削られていました。
それほど大きい削りではないですが、ひと目で削られているのが分かりました。
こういったところは、今のウェッジの特徴だと思います。
色々なウェッジを試打していると、リーディングエッジに削りが無いほうが、今は少ないような気もします。
ただ、ウェッジは『ソール全体』を使うクラブともいえるので、リーディングエッジだけでなく、バンスやトレーリングエッジなども重要になってきます。

バンスは結構利いていました。
ハイバンスタイプといっていいと思います。
今はこういうタイプが多いと思います。
昔のハイバンスタイプのウェッジは跳ねやすくて難しい印象がありましたが、今はとても親しみやすいものが多くなりました。
バンスが邪魔にならず、スーッと滑ってくれます。
ソール形状の研究が、かなり進んでいるのだと思います。
最初から易しいのに、使い込んでいって『自分の形』になっていくと、ますます易しくなって手放せなくなるような気がします。

トレーリングエッジが大きく削られていました。
これが今の多くのアイアンやウェッジに共通する部分だと思います。
ハイバンスであっても、トレーリングエッジの削り込みにより、開きやすくなっていたり、ソールがスッと抜けやすくなっています。
答えを見れば誰でも分かることだと思いますが、こうして形にしないと分からないこともあるので、『コロンブスの卵』のようなものなのかもしれません。
昔は、こういう形状のアイアンやウェッジはありませんでした。
ゴルフクラブには、こういった点がとても多いと思いますし、メーカーの深い研究には頭が下がります。

ネックの長さは適度にあります。
ロングに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ウェッジでは、これくらいが標準といっていいように思います。
ショートネックやスルーボアタイプだと不安に感じることもありますが、これくらいしっかりした長さがキープされていると安心できます。
それはしっかりとしたスピンを掛けやすくなることを経験で分かっているからです。
昔のセッティングはアイアンもしっかりとした長さがあったので、ウェッジとの長さも合っていましたが、今はショートネックタイプのアイアンは多くなったので、アイアンとウェッジのネックの長さに差があるという方も多いのではないでしょうか?
アイアンはよりあがりやすく、ウェッジはよりスピンが掛かりやすく・・・。というような設計になっているのかもしれません。
ボールの変化(進化)が、クラブに様々な影響を与えているのだと思います。

ホーゼルには『GF FORGED 1025 BORON』の文字が刻まれていました。
これまでのモデル同様、ミズノらしい、特別な鍛造がされているのだろうと思ったのですが、『BORON』という文字があったので、少し驚きました。
ボロンといえば、私はすぐにシャフトを思い出すのですが、そのボロンがヘッドの素材に使われているのでしょうか?
ボロンシャフトは高性能ですし、昔からかなり高価ではありましたが、その高級素材のボロンが使われているのだとすると、おそらく初めてではないかな?と思いました。
どういう効果が期待できるのか分かりませんが、製造方法だけでなく素材にまでこだわるミズノらしい個性が感じられました。
ゴルフクラブメーカーはたくさんありますが、ここまでこだわっているメーカーは無いと思います。
『唯一無二の存在』といっていいのではないでしょうか?

フェース面には細かなミーリングがありました。
とても細かくて、丁寧なミーリングです。
これまで色々なミーリングを見てきましたが、中には雑に見えたり、逆に無いほうがいいのにな・・・。と思ったりしたことがあったのですが、このウェッジのミーリングは違いました。
均一に揃っていて、綺麗でした。
足並みの揃った、『統率感のあるミーリング』といったらいいいでしょうか?
ボールに優しく働きかけてくれるような印象をもちました。
指で触れてみたのですが、結構ザラザラした感じがありました。
『ガツガツ』というよりは、少し穏やかな感じの『ザラザラ感』でした。
スコアラインに対して平行なタイプのミーリングもありますし、斜めになっているミーリングもあります。
このウェッジのミーリングは平行に近い、『円』を描くようなミーリングでした。
こういうミーリングは、これまでも出会ったことがあります。
ミーリングが目立ちすぎてしまうと、雑に見えたり違う印象をもってしまったりすることもありますが、このウェッジのミーリングはとても控えめな感じで、構えたときに全く気にならないといいますか、見えないだろう・・・。と思いました。
それくらい細かなミーリングです。

このオリジナルグリップはラバータイプで、よく見られるタイプです。
最近のミズノは、こういうグリップが多いように思います。
ツアーベルベットのようなしっとりとした感じはなく、グリップ力があって、滑りにくさが強調されているタイプです。
バックラインがありました。
フェースを回して(開閉)使うウェッジはバックラインが無いほうが有利だと私は思うのですが、このウェッジはバックライン有りが採用されていました。
フェースを開閉してもバックラインは気にならない。むしろあったほうがいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのだと思います。
私はどの番手もバックライン無しを挿しているので、少し違和感があるのですが、これが今の主流といえるのかもしれません。
もし私がこのクラブを購入したら、ツアーベルベットのバックライン無しにすぐに差し替えます。
手に吸い付くような、あの独特なしっとり感は、一度経験したら外せません。
こちらに伝えてくれるのが多いグリップともいえます。

ボールを前にして構えてみると、とてもいい感じでした。
『据わり』のいいウェッジです。
昔のハイバンスタイプのような『浮く』感じがありません。
スッと自然に構えることができました。
アドレスが一瞬で決まりました。
据わりの良くないウェッジだと構え終わるまでに、少し時間が掛かることもありますが、このウェッジではそれがありませんでした。
一瞬でした。
特にヒール側が浮かないのがいいと思いました。
今はフェース面を真っ直ぐ入れる打ち方が主流かもしれませんが、私は真っ直ぐだけでなく、斜めにも使っていきたいので、このようにヒールが浮かないタイプは安心して構えることができます。
ヒールから入れていくイメージが出しやすいです。
この美しいブルーは特徴的ですが、全く邪魔になりませんでした。
むしろ柔らかそうな印象を与えてくれました。
『自分だけの世界』に入っていけそうです。
『ゾーン』に入りやすいといったらいいでしょうか?
ブルーという色は集中力を高めてくれるのだそうです。
以前も書きましたが、野球のピッチャーがブルーのキャッチャーミットと、オーソドックスな茶色のキャッチャーミットの2つにボールを投げたら、ブルーのキャッチャーミットのほうが構えたところにたくさん集まったというのをTVの番組で観たことがあります。
それも微差ではなく、はっきりと結果に表れていました。
色でそんなに違うのかと驚きました。
かなり昔に観た番組なのですが、驚いたので印象に残っています。
そういえば、スワローズの古田捕手はブルーのキャッチャーミットだな・・・。と思ったことも覚えています。
ゴルフの場合は目に見えないといいますか、視界に入っていないところがターゲットの場合が多いですが、この色の効果は大きいのではないでしょうか?
リラックスとイメージを膨らませていくことが、とても大切なのだと思います。
ネック形状も私の好みでした。
ストレートタイプでイメージが出しやすいので、構えやすいです。
強いグースネックを好まれる方は構えづらいかもしれません。
グースタイプのニーズも今は高まっているので、このウェッジはグースタイプもラインアップされているのでしょうか?
ミズノ(MP)にグースのイメージはありませんが、ニーズに合わせて作っているのかもしれないですし、『特注』で対応してくれるのかもしれません。
どのクラブでもそうですが、コースではウェッジは特にフルショットする場面が少ないです。
コントロールショットが基本ですし、アプローチで多用するので、どうしても柔らかいイメージが欲しくなります。
『ガツン』ではなく『フワッ』のイメージが欲しいです。
私はウェッジ(SWやLW)を試打するときに、いわゆる『クリネックスショット』のイメージが出しやすいかどうか?というのを気にしています。
そういうショットを実戦で使う頻度は決して多くないのですが、どうしても使わなくてはならない場面もありますし、そのイメージが出しやすいウェッジは重宝します。
このウェッジは、そのイメージが出しやすいので好感がもてました。

フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じでした。
バンスが邪魔をしていません。
リーディングエッジが大きく浮かず、スッと静かにボールの下(草)を刈っていけそうです。
昔のハイバンスタイプのウェッジの短所が見事に修正されています。
バンスがあるので、バンカーでも易しそうですし、普通のアプローチでも活躍してくれそうです。
昔は、ハイバンスタイプは難しいと感じて、少し少なめの物を使っていましたが、今はそういうことはなくなりました。
グラインダーでバンスを削ることもありましたが、今では少なくなりました。
こうして大きく開いて構えると、ボールが真上にフワッと浮いてくるイメージが欲しくなりますが、このウェッジはそのイメージも浮かんできました。
『ダルマ落とし』のイメージが欲しくなるときもあります。
この色のウェッジを試打するのは初めてですが、親近感がどんどん湧いてきました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
球の乗りもいいので、フォローで距離感を出していけます。
今はアイアンで距離を出す為に『弾く』感じの物も増えてきていますが、ウェッジでそういうことをやると距離感が出しづらくなったりして、逆に難易度が増すだろうな・・・。と思っています。
このウェッジはバーンと弾く感じは無く、ボールがしっかりとフェースに乗ってくれました。
『食いつき感』のようなものはそれほど強い感じはしませんでしたが、『乗っかり感』はありました。
擦るのではなく、しっかりと押し込んでいけるウェッジだと思いました。
ミズノは特にフィーリングを大切にしているメーカーだと思っているのですが、このウェッジを試打していても、それを強く感じました。

『スピン性能』は、なかなか高いです。
ボールも適度に止まってくれました。
スピン性能は高いですが、いわゆる『激スピンタイプ』ではないと思いました。
計算がしやすいスピンといったらいいでしょうか?
スピンが効きすぎると距離感が出しづらくて難しい・・・。と感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方々にも、このウェッジのスピン性能は親しみやすさを感じやすいような気もします。
スピン性能も安定していて、掛かったり掛からなかったり・・・。ということにはなりにくいように感じました。
フェースを開いて使えば、止めたいときにしっかりと止めていけますし、少し足(ラン)を使っていきたいときにも対応してくれました。
今日は練習場のマットの上からでしたが、次また試打する機会があれば、是非アプローチグリーンやバンカーで試してみたくなりました。
特に『逆目のライ』でどのように対応してくれるのかを試してみたいです。
順目の易しいライではなく、逆目の難しい状況でどれだけのパフォーマンスを発揮してくれるのか試したくなりました。
芝とケンカしないけど決して負けないウェッジは魅力的です。

球はとても拾いやすくてイージーでした。
出球の高さのイメージも合っていました。
14本(以内)のセッティングの中で、ウェッジはパターに次ぐ重さをもったクラブです。
その重さが、あの軽い感じの『フワッ』とした球を打ちやすくしてくれていると思うのですが、このウェッジもそれが易しく感じました。
『重さから生み出される軽さ』といったらいいでしょうか?
フルショットではもちろん、アプローチでも球がしっかりと浮いてくれました。

『安定性』も、なかなかいい感じでした。
ラインも出しやすく、ブレる感じがしませんでした。
30ヤード以内のアプローチだけでなく、フルショットでも試してみたのですが、ラインに真っ直ぐ飛んでいって、安定していました。
とてもカッコいいウェッジですが、気難しい感じはしませんでした。
構えやすさなどフィーリングの良さが、この好結果につながったと思いますが、もっとたくさんの色々な要素が絡み合っているのかもしれません。
グースタイプを好まれる方は難しいかもしれませんが、ストレートタイプを好まれる方には、とても易しく感じられるのではないでしょうか?

『距離感』も合いやすいです。
出球の高さのイメージが合いやすいので、必然的に距離も合ってきます。
ボールの『スピード感』もいいな・・・。と思いました。
野球でいうと150キロを超えるような剛速球ではなく、90キロくらいのスローカーブといったらいいでしょうか?
速い球でなく、ゆっくりとした球で寄せたくなるときも多いのですが、このウェッジはそれが簡単でした。
ゆっくりな球なので、精度のブレが小さく、狙った円に運んでいくことができました。
緩めてヒットするのではなく、しっかりとヒットした上でゆっくりな球を打ちたくなりますが、このウェッジはそれができました。

『操作性』は高いです。
フェースを回していくことができたので、色々な球で遊ぶことができました。
一球一球ターゲットを変えて、狙っていきました。
今はオートマチック系のウェッジもありますが、このウェッジは安定性もありながら、マニュアル的な要素もあると思いました。
普段は、ほぼ自動的といいますか、オートマチック性を活かしていきながらも、ここという難しい場面でも活躍してくれそうです。
色々と遊んでいけるので、一球毎の『鮮度』が失われないですし、新鮮な気持ちのままボールと戯れることができました。
気づかないうちに『ゾーン』に入っていたのかもしれません。
ショートゲームの練習は本当に楽しいです。
楽しすぎて、試打ということを忘れてしまっていました。

先ほども書きましたが、ミズノはアイアンがあまりにも有名ですが、ウェッジもいい物が多いです。
アイアンほど目立つ存在ではないかもしれませんが、ウェッジにもアイアンのノウハウが充分活かされているように思います。
今は『ウェッジメーカー』のウェッジが大人気ですが、それだけではない『アイアンメーカー』のミズノのウェッジも、その競争に入っていけそうです。

ウェッジは海外メーカーの人気が高いですが、日本のメーカーも優れた物が多いです。
私はウェッジなど小技の練習が大好きなので、いつも高性能なウェッジにたくさん出会い、嬉しく思っています。
今日も素晴らしいウェッジに出会ったな・・・。と思いました。

ボールの低スピン化が進み、距離が出るようになり、曲がりにくくなりました。
それはとても素晴らしいことだと思います。
しかし、それは逆にアプローチなど小技での弊害につながってくるようなこともあるかもしれません。
今はボールが『飛んで止まる』という魔法のような言葉が使われていますが、昔の『糸巻きボール』を経験しておられる方にとっては、やはり『止まりにくい』『戻しにくい』など感じられることもあるのではないでしょうか?
プレイヤーが永年培ってきた技術を発揮しづらくなってきているところがあるのかもしれません。
しかし、それを充分過ぎるほど補って、易しくシンプルになってきているとは思うのですが・・・。
グリーン奥に外して下りの難しいアプローチが残ったときに、この場面だけ糸巻きを使いたい・・・。と思ったことがあるのは私だけでしょうか?

最初は、この美しいブルーが目を引きましたが、決して色だけではない、基本性能の高さも持っているウェッジです。
さすがはミズノのクラブだと思いました。
ミズノに『妥協』という言葉は似合いません。
色々なメーカーのクラブを試打していると、妥協とはいかなくても、あまりこだわっていないな・・・。とか、ただ今の流行りに乗っかっているだけだな・・・。と思うことはありますが、ミズノ(MP)でそれを感じたことはありませんし、これからもそうであって欲しいと思っています。

このブルーはとても美しいですが、それが気になります。
ずっとこのまま美しさを保ち続けてくれるのであれば嬉しいのですが、おそらく使い続けていくうちに、メッキも剥がれて錆びやすくなるのではないかな?と思いました。
それがカッコ良く綺麗であればいいのですが、汚かったりみすぼらしくなってしまったりするのでは魅力も半減します。
ウェッジはとてもシビアな場面で使うことが多いクラブです。
より繊細さが求められますし、一本のクラブで色々な打ち方を要求されることもあります。
なるべくクラブに傷をつけずにずっと美しいまま使っていきたい・・・。と、多くのゴルファーが思うところだと思います。
クラブの直接的な性能とは関係ないかもしれませんが、それが気になりました。

こういったブルーのウェッジは初めてですが、全然おかしくはなかったですし、クラブ(ウェッジ)に合った色だな・・・。と思いました。
今度アイアンでも見てみたい・・・。と思いました。
最初から最後まで、このウェッジの美しさに魅了されました。
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