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2017年08月29日
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ピン G400 SF TEC ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PING G400 SF TEC ドライバー です。

シャフトは ALTA J CB です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR です。

PING G400シリーズのドライバーです。
ようやく、三兄弟のドライバー全てを試打することができました。
これまで試打してきたドライバーはとてもいいので、このクラブにも期待感が高まりました。

シャロー系のドライバーです。
前に試打したモデルよりも、少しシャロー感が強くなっているような印象を受けました。

ソールにある、このウェイトが目立っていました。
このドライバーも、ウェイトが他の2つと微妙に違っていました。
重量配分などを変えてきているのでしょうか?

ネックは短めですが、見慣れた長さです。

ネックには調整機能が搭載されていました。
他のモデルと同じです。

試打するのは、この『O』の位置です。

シャロータイプのヘッドです。
フェース高が結構あるので、余計にシャローバックに見えます。

なかなかいい感じの顔でした。
フェースがちょっと左を向いているように見えたのですが、極端ではないですし、これまでも経験しているので、特に苦手意識はありませんでした。
ただ、構えたときに少しプレッシャーを感じるかな?というのはありました。
このフェースアングルが、このドライバーの一番の個性といっていいのかもしれません。

クラウンにある、この突起部分は、これまでのモデルと同じです。

ヘッド後方にある、この『ドット』のような模様も同じです。

フェース面の仕上げも同じでした。
指で触れてみたのですが、ザラザラ感がありました。

オリジナルグリップも同じでした。
ソフトなフィーリングで好感がもてます。

素振りをしてみても、特に不満はなく振っていくことができました。
全体的にソフトスペックに仕上がっていますが、頼りなさのようなものはありませんでした。

ボールを前にして構えてみると、『球のあがりやすさ』と『つかまりの良さ』をイメージしました。
ハイドロー系のドライバーだと思いました。
ヘッドがかなり大きく見えるので、ボールが小さく見えました。
しかし、このドライバーも他の2つ同様、460ccではないとの説明を受けました。
私は460ccだろうと思っていました。
このシャロー感がそうさせたのかもしれません。
ラージサイズのドライバーを好まれる方は、このヘッドの大きさに対して不安は感じにくいのではないでしょうか?
すごく大らかそうな感じがしました。
試打を開始しました。

『打感』は好感がもてました。
しっかりしているのですが、硬すぎることなく、手に嫌な衝撃が残ることもありませんでした。
つかまり感がありました。

『音』もはっきりしていて良いです。
高すぎることなく、しっかりと振り抜いていくことができました。

球はとてもあがりやすいです。
構えた時に感じていた通りの高弾道です。
かなりキャリーを稼いでいけるドライバーです。

『安定性』も高く、かなりイージーだと思いました。
『三兄弟』の中で、おそらくこのモデルが、一番安定性が高いのではないでしょうか?
それはスイートエリアの広さというよりも、『つかまりの良さ』にあるような気がします。
右にフケる球が一球も出ませんでした。
全て真っ直ぐよりも左へ向かう、つかまりの良い球が出ました。
これまでもたくさん出会ってきた『ハイドロー仕様』ドライバーといっていいと思います。

『飛距離性能』も優れていました。
三兄弟の中で、このモデルが一番好きだという方も多いのではないでしょうか?
弾きの良さ・あがりやすさに加え、つかまりの良さがとても優れていました。
今は『つかまえて飛ばす』というのがトレンドのような気がするのですが、このドライバーはまさにそんなタイプだと思いました。

『操作性』という点では、あまり秀でているタイプではないと思うのですが、何といいますか『小回りが利く』感じがしました。
大型ヘッドにありがちな、『緩いターン』ではなく、小気味よく回ってくる感じです。
大外から回ってくるのではなく、インからキュッとターンしていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?
こういうタイプは、これまでの大型ヘッドではあまり見られなかったような気もします。
この小回りが利くところがいいな・・・。と思いました。

スライス系よりは、圧倒的にフック系が打ちやすいドライバーです。
私がフッカーということもあるとは思いますが、もしフェードヒッターだとしても、このドライバーの球のつかまりやすさは強く感じていたと思います。
このつかまりの良さは、多くのゴルファーに支持されるのではないでしょうか?

安定性は高いけど、左右どちらにも散らばってしまう・・・。
少しつかまえに行ったつもりがつかまりきらずに右にプッシュしてしまった・・・。ということは、多くのゴルファーが経験していることだと思いますが、このドライバーではそれが極端に少なくなっていくのではないでしょうか?
『一方通行』といえるほどのはっきりとした性格をもっているので、球筋を安定させやすいと思います。
右に行かない(正確には行きづらい)という安心感から、よりアグレッシブなゴルフが展開できるのではないでしょうか?

三兄弟のドライバーを試打してみて、それぞれの特徴がはっきりしているのはとてもいいことだと思いました。
この3本で、多くのゴルファーをカバーしているのではないかな?と思いました。

人それぞれ好みが分かれるとは思いますが、私は最初に試打したLSTドライバーが一番親近感をもちました。
オリジナルもいいですが、違うシャフトでも試してみたいと思っています。

ここ数年のPINGドライバーの充実振りは目を見張る物がありますが、今年のモデルもハイレベルに仕上がっているな・・・。と思いました。
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