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2017年08月18日
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マルマン シャトル NX-1 ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マルマン シャトル NX-1 ユーティリティ の5番 です。

シャフトは MV504 です。
ロフトは23度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は48g、トルクは4.8、バランスはD0、キックポイントは先調子、クラブ総重量は319g です。

マルマンシャトルシリーズのユーティリティです。
これまで、ドライバーやフェアウェイウッドを試打してきたのですが、今日はユーティリティを試打する機会に恵まれました。

全身黒のシブいデザインです。
ゴチャゴチャしていなくて、シンプルな形状です。
形もオーソドックスです。

ネックの長さは適度にありました。
調整機能は搭載されていませんでした。

セミディープ形状といっていいでしょうか?
結構厚みがあります。
シャトルシリーズはシャローなイメージが強いですが、このUTは違っていました。
UTだからなのかもしれません。
ドライバーやFWのようにヘッドをあまり大きくできないので、これくらいでまとまっているのかもしれません。

『TUNGSTEN SOLE』という文字がありました。
ソールにタングステンが組み込まれているということが分かるのですが、どこにあるのかが、こうして見ただけでは分かりませんでした。
ひょっとしたら、ソール全体にあるのかもしれない・・・。と思いました。

ソールにはMARAGINGの文字があったので、マレージング鋼が使われているのが分かりました。
最近は少しずつ見かけるようになりましたが、まだまだ少数派といっていいように思います。
昔は、マレージング鋼はとてもポピュラーでした。

『CENTER SPOT DESIGN』の文字がありました。
これは以前試打したドライバーやFWにもありました。
番手は違えど、同じコンセプトなのだと思います。
こういった流れはとてもいいことだと思います。
同じシリーズでも違いが大きすぎると、セットとして使いづらくなってしまいますが、これだと統一感があって揃えやすくなります。

オリジナルグリップは、これまでも出会ってきましたが、いい感じです。
バックラインがありました。

顔はオフセットが利いていて、『出っ歯』なタイプです。
これは今のユーティリティによく見られるタイプです。
今は、このタイプが主流といっていいのかもしれません。

素振りをしてみると、シャフトがかなり軟らかく感じましたが、最初はゆっくりめに振っていって、だんだんタイミングを合わせるようにしようと思いました。
ヘッドは黒くてシブさがあり、重量感を感じさせますが、全体的には軽量タイプでハードな印象はありませんでした。

ボールを前にして構えてみても、よく見かける感じではありますが、ちょっと戸惑うところもありました。
オフセットの利きが強く感じられました。
私はもっとストレートなタイプが好きなのですが、このタイプは実際に打ってみると球を拾いやすくてあげやすいので、とてもイージーで多くの支持を集めています。
私の周りでもよく見かけます。
見るからにボールが高くあがりそうです。
出っ歯タイプなのですが、クラウンがかなり後ろに下がっている感じで、フェース面がよく見えました。
フェース面がよく見えるので、少し被せて打っていこうかな・・・。と思ったのですが、まずはこのまま打っていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめでした。
ソフトではありませんでしたが、手に衝撃が残ることもなかったので、嫌な感じはしませんでした。

『音』は独特の金属音でした。
マレージングはこんな音だったかな?と思いました。
金属音ですが高すぎず大きすぎず、インパクトを邪魔することはありませんでした。

球はとてもよくあがりました。
かなりあがる感じで、もっと抑えたくなるほどでした。
構えたときの印象のままでした。
ユーティリティで22~23度くらいのロフトはとても使い勝手が良く人気が高いと思いますが、このクラブはそれらの中でも、かなりあがりやすいほうだと思います。
弾道が高いです。

『安定性』という点では、イージーさもあるのですが、球のつかまりがとても良く、最初からフックボールを打ってしまいました。
もう少し工夫をして曲げないようにしなければ・・・。と思いました。
スイートエリアも広めで、シビアな感じはしませんでした。

『飛距離性能』は、まずまずでした。
速く振ってしまうと球が上がりすぎて方向も少しブレる感じがしたので、かなり抑え気味で打っていったほうが、いい感じの球がでました。
緩めに振ってキャリーを稼ぐタイプのUTだと思いました。

『操作性』という点では、やや難しく感じました。
かなり右に曲げて打ったつもりだったのですが、ほぼ真っ直ぐに飛んでしまい、細工はしづらい感じがしました。
フック系は易しく打てました。
球のつかまりやすさと、あがりやすさの相乗効果なのか、ボールが右に行く感じは殆どありませんでした。

シブさがあってカッコいいデザインですが、ハードなタイプではなく、イージーさが充分感じられました。
これまでのシャトルシリーズを愛用しておられる方も、親しみやすく感じられるのではないでしょうか?

同じマルマンでもマジェスティシリーズのドライバーはアスリート色が強いモデルも登場していますが、このUTはそのままだと思いました。

易しいけど易しすぎないで、形も崩れていない・・・。
シンプルだけど、そこにはたくさんの技術が詰まっている・・・。
そんな印象をもちました。

これまで、いくつかのシャトルシリーズのクラブを試打してきましたが、このモデルはカッコ良さも向上しているな・・・。と思いました。
これからのマルマンも楽しみです。
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