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2017年06月17日
プロギア RS 2017 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア RS 2017 ドライバー です。

シャフトは RS です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは5.2、バランスはD2、クラブ総重量は307gです。

プロギアRSシリーズのニュードライバーです。
先日、RS-Fを試打しましたが、今日はRSです。
メーカーによっては『三兄弟』のところもありますが、このモデルは二兄弟のようです。
昨年試打したモデルの後継機種ということでいいと思うのですが、新たな工夫がされているのでしょうか?
先日試打したRS-Fは前のモデルがルール不適合ということで、適合モデルにしたのは分かるのですが、前のモデルのRSは違反ではないと私は理解しています。
RS-Fのリニューアルに合わせてデザインを変えてきているのでしょうか?
それとも、さらなる性能アップが図られているのでしょうか?

かなり大きなヘッドです。
シャロー感も強いです。
このドライバーのヘッド体積はルールの上限である460ccということですが、一口に460ccといっても、色々なタイプがあることが分かります。
このドライバーはとても大きく見えます。

ネックには調整システムが搭載されていました。
これは前のモデルと変わりません。

試打するのは、この『RS』のポジションです。

他には『▲』がありました。

ソールにはウェイトが2つありました。
RS-Fと違う位置にあるので、重心距離が少し短くなっているのかな?と思いました。

バックフェース寄りのウェイトには『8』の数字がありました。

フェース寄りのウェイトには『3』の数字がありました。
これがノーマルなポジションなのでしょうか?

ネックの長さは短めです。

フェース面のデザインも個性的です。
先日試打したRS-Fと同じく、ヒッティングエリアは溝になっていませんでした。
これは強度が関係しているのではないでしょうか?

シャロータイプのヘッドです。
これまでのモデルと共通するところです。

このオリジナルグリップはソフトなフィーリングで好感がもてます。

かなり個性的な顔をしています。
もちろん、初めて見る顔ではないのですが、少し『ギョッと』しました。
前のモデルのRSも、こんな顔だったかな・・・。と思いました。
正直、好みの顔ではありませんでした。
この顔よりは、先日試打したRS-Fのほうが、まだ親しみやすい顔をしていたんじゃないかな?と思いました。
今度機会があれば、見比べてみたいと思います。
ヘッド後方が、かなり伸びています。
安定性が高そうな顔ではありますが、これは好みがはっきり分かれると思います。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
特にハードな印象はありませんでした。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
まじまじと見つめてしまう・・・。というよりは、ちょっと距離をおきたくなる構え感でした。
淡々と構える感じでちょうどいいのかな?と思いました。
ヘッドの据わりは正直、それほど良くないかな?と思いました。
『どっしり感』といいますか、安定感がちょっと足りないように感じました。
やや不安定な感じの構え感でした。
こちらのイメージが強く出せる感じはあまりしなかったので、まずはこのドライバーに任せて打ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりめでした。
ソフトというよりは、少し硬い感がしましたが苦手な打感ではありませんでした。
インパクトの衝撃が、しっかりと伝わってきました。

『音』はとても良いです。
心地良い金属音です。

『球のあがりやすさ』は良いです。
打ち出しが高く、キャリーで飛ばしていけるタイプです。
最初は低く抑えて・・・。ということはしづらいドライバーだと思いました。
打った瞬間から既に高くあがっていく感じです。
最初は低めに出て、途中からグーンと高くあがっていくタイプではなく、最初から高さを出していけるタイプのドライバーだと思いました。
9.5度のロフトとは思えないほどの高弾道です。
最近は『二桁ロフト』もよく見かけるようになりましたし、普段使っているロフトよりも1度くらいは寝かせた物を使うことも多くなってきたように思います。
それは主に『浅重心タイプ』のドライバーであることが多いと思うのですが、このドライバーは『そのまま』でいいように感じました。
まずは『同じ表示ロフト』で試してみるのがいいのではないかな?と思いました。
タフな感じは全くしませんでした。
高弾道タイプのドライバーです。

『安定性』は高いです。
曲がる気配を見せません。
スイートエリアも広めで、シビアさは全く感じませんでした。
イメージしたラインから外れにくい感じがしました。

『飛距離性能』は、かなり高いです。
今のドライバーの中でも、間違いなくトップクラスにあると思います。
昨年試打したモデルがかなり良かったので、このニューモデルにも期待していましたが、その期待通りでした。
この飛び性能はかなり優れていますし、多くの方を対象としたところも、前のモデルと変わらないような気がしました。
弾道は高く、落ち際に強いです。
ボールが急激に落ちてくる感じがしませんでした。
ボールに『エンジンの排気量』があるとすると、それはかなり高いな・・・。と、飛んでいくボールを目で追いながら思いました。

『操作性』という点では、大きく曲げやすいタイプではないのですが、球はつかまりやすいと思いました。
右にプッシュする球は出ず、しっかりつかまえてくれました。
強いスライスを打つイメージで打ってみたのですが、いい感じのフェード系のボールに収まってしまいました。
球のつかまりはいいのですが、それが極端ではなく、コントロールできる範囲だったので、コースでも安心して使えるな・・・。と思いました。

顔はとても個性的で、正直好みではないのですが、それ以外はとてもハイレベルなドライバーだと思いました。
この特徴的な顔を苦にされない方でしたら、かなり頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?

弾道の高さ・強さが際立っていて、曲がりにくさも強調されたドライバーです。

私はもっと低い感じのライナー系の弾道を好むのですが、高弾道でありながらも弱々しくなく力強さを求めておられる方には、是非試していただきたいと思いました。

店員さんの話によると、先日試打したRS-Fよりも、このRSのほうがアスリート仕様になっているのだそうですが、実際に打ってみて、ハードな印象は全くありませんでした。
むしろ、親しみやすさのほうが勝りました。

試打するときは、その『初球』をすごく大切にしています。
最初の球で、そのクラブの印象が強く色分けされます。
このドライバーは最初からいい球を打つことができたので、とても気に入りました。
先日試打したRS-Fもすごくいいドライバーですが、どちらかというと私はこのRSのほうが易しいかな・・・。と思いました。
今度機会があれば打ち比べてみたいと思います。
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