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2017年06月08日
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三浦技研 CB-2008 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 CB-2008 アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR105 です。
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは手元調子 です。

三浦技研の新しいアイアンです。
三浦技研では珍しいポケットタイプのアイアンです。
あまり印象にありません。
以前試打した PP-9005 Genesis アイアン を思い出したのですが、おそらくそれ以来ではないでしょうか?
三浦技研のアイアンは、マッスルバックやハーフキャビティの印象が強いので珍しいです。

小振りなタイプではなく、大きさもあります。
こういったところも、これまでの三浦技研のアイアンでは珍しい感じがします。
ただ、派手さがなく落ち着いたデザインになっているのは三浦技研らしいところです。
いわゆる『目が散らない』デザインです。

トゥ側にある、この『MG』マークがよく目立っていました。
これまでのモデルにも見られましたが、このアイアンでの存在感は際立っていました。
三浦技研ファンの方には、たまらないのではないでしょうか?

彫りの深さはたっぷりあります。
今はポケキャビが多いので、見慣れた感じがします。
私はまだポケキャビを購入したことはないですが、三浦技研がポケキャビを作るということは、それだけニーズが高いのだと改めて思いました。
ポケキャビアイアンだけを購入対象にしておられる方も多いのではないでしょうか?

バックフェースにある、この突起物のような物が目立っていました。
これはどういう意味があるのでしょうか?
デザインに過ぎないのでしょうか?
おそらく、何らかの意味があるのだと思います。

トップラインは、やや厚めですが、ポケキャビとしては平均的といえるのかもしれません。

ワイドソールです。
このソール幅も三浦技研には珍しい感じもしますが、ワイドソールを好まれる方には安心できる広さといえるのではないでしょうか?
ソール形状を見ても、何といいますか『味のある』といいますか、愛想がいい印象をもつソールもあれば、どこか無愛想でちょっと距離を感じてしまう物もあります。
このアイアンのソール形状は後者でした。
私の好みのソール形状ではありませんでした。
こういった形状も、マッスルバックやハーフキャビティとは違う、ポケットキャビティの特徴といえるのかもしれません。

リーディングエッジは微妙に削られていました。

ネックの長さは普通です。
見慣れた長さです。
これまでの経験からポケキャビなので、もっとショートネックを予想していたのですが、違っていました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
三浦技研らしい、美しいフェース面です。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
セミラージサイズですが、大雑把な感じはしませんでした。
イメージを出しやすいです。
易しさを追求しながらも、形を崩していないところが、さすが三浦技研だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
好感のもてる打感です。
こうして試打してみると、一口にポケキャビといっても、打感がいろいろあるんだな・・・。と思いました。

球はあがりやすいです。
見た目の印象通りでした。
シブいデザインで落ち着いた感じのアイアンですが、タフさはなく、幅広い層に対応できるアイアンといっていいと思います。

『安定性』も高く、ポケキャビの長所が充分感じられます。
嫌味のないオートマチックタイプアイアンといったらいいでしょうか?
易しさを見た目が邪魔していない感じがしました。
アイアンに寛容さを求めておられる方はたくさんいらっしゃると思いますが、そういった方々にも是非試していただきたいアイアンです。

『飛距離性能』も優れています。
よく飛ぶアイアンですが、今は飛び系アイアンが多いので、それほど目立った感じはしません。
アイアンの飛びにも、『性格の尖った飛び』と『性格が丸い感じの飛び』があるように思うのですが、このアイアンは後者だと思いました。
易しさと飛びの両立ができているアイアンです。

『操作性』は、まずまずでした。
寛容さが強く感じられますが、左右へ曲げることもできました。
あまり操作するタイプではないと思いますが、プレイヤーそれぞれの持ち球を活かしていきやすい感じがしました。

いい意味で、三浦技研らしくないアイアンだと思いました。
これまでの三浦技研のアイアンとは大きく性格の異なるアイアンです。
しかし、これも時代の流れだと思いますし、メーカーとしてニーズに応えた形なのだと思います。
珍しいな・・・。不思議だな・・・。と思いながら試打を繰り返していました。
とはいっても、私はまだ三浦技研のアイアンを試打した経験はそれほど多くないので、何ともいえないところもあるのですが・・・。

一口にポケットキャビティといっても、メーカーによっては、かなりゴチャゴチャした印象が強かったり、雑な感じがしたりするものもあります。
色々なタイプがあります。
そういったアイアンをたくさん見ているせいか、正直ポケキャビにはあまり興味をもっていないですし、おそらくこれからも購入することはないように思います。

今使っているクラブで球があがりづらくなった・・・。とか、寛容さが欲しくなった・・・。というように感じてきたら考えると思いますが、今のところ、その必要性を感じていません。
なので、このアイアンはいいポケキャビだな・・・。とは思いましたが、今すぐに使ってみたいという気にはなりませんでした。
しかし、至高のアイアンメーカーが作った、質の良いアイアンであることは確かです。

易しさと飛び・高い安定性をもった高性能なポケキャビです。
上級者からビギナーの方まで、幅広い層に人気が出るのではないでしょうか?

色々なクラブを試打していると、いかにもメーカーが自信なさそうなクラブだな・・・。と思えることがあります。
逆に、そのメーカーの高い技術力が感じられ、自信が漲っているように感じられるクラブもあります。
このアイアンは後者でした。
ウッド系もアイアン系も強いメーカーは稀にありますが、やはり分けるのが自然なのかな?と思います。
三浦技研は間違いなく、アイアン系が強いメーカーです。

三浦技研らしい、高品質なポケキャビだと思いました。
次回作にも期待したいです。
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