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2017年06月03日
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三浦技研 MG-S01 ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 MG-S01 ウェッジ です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200 です。

久し振りに出会った、三浦技研のウェッジです。
三浦技研はアイアンのイメージがとても強いですが、ウェッジもいい印象があります。
こうして見ていても、ワクワクしてきます。

シンプルな形状のウェッジですが、おそらく色々な工夫がされているのだと思います。
このような美しいクラブを見ていると、いい目の保養ができます。
日頃の疲れも、一気に吹き飛びます。

バックフェースの、この丸い凹みのようなものが目立っていました。
なかなか見られない形状です。
これにも、おそらく大きな理由があるのだと思います。

バックフェースには『pure iron 99.3 FORGED』の文字がありました。
純度が99.3%の純粋な鉄で、鍛造ということでいいのでしょうか?
そうだとすると、とても珍しいように思います。
軟鉄鍛造はたくさんあり、その素材も様々ですが、このように『純度』までこだわっているのは珍しいです。
さすが三浦技研だと思いました。
『純鉄』ということでいいのでしょうか?
昔、ミズノのドライバーで『純チタン』を試打したことを思い出しました。
鉄の元素記号は確か『Fe』だったと思うのですが、Feでなく『iron』という表現を使っているところにも、おそらく大きな理由があるのだろう・・・。と思いました。
Feの純度ということではないのかもしれません。
『炭素鋼』としての純度なのかな?と思いました。
元々、三浦技研のアイアンやウェッジの打感は素晴らしいので、さらに期待感が高まってきました。
形状や異材コンポジットなどにこだわって作られているクラブはたくさんありましたが、このように使われている素材の『純度』にこだわっているのは本当に珍しいと思いますし、それができるのが三浦技研のメーカーとしての力であり、強みなのだと思います。

ソール幅は、ノーマルな感じでした。
最近はワイドなタイプも多いですが、このウェッジはワイドというほどではありませんでした。
ソールが平らに近いタイプです。
スッと抜いていけそうです。
リーディングエッジの削りは、特に見られませんでした。

ネックの長さは、しっかりとあって好感がもてます。
『後ろ』から見ても、男前なタイプです。

フェース面にミーリングはありませんでした。
今はミーリングを採用しているメーカーも多いですが、三浦技研には見られません。
ミーリングの効果は大きいので、これから採用してくれたら嬉しいな・・・。と思いました。
しかし、このミーリングを採用しないのも、メーカーのこだわりなのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
三浦技研らしい、無難で構えやすい顔だと思いましたが、見とれるようなことはありませんでした。
できれば、もう少しヒール側が細くてシュッとしていたほうがいいな・・・。と思いました。
そうすれば、もっと好感度があがるように感じました。
しかし、この形状でも特に問題はありません。
ボールとの『大きさの対比』も、いい感じです。
ストレートネックタイプなので、易しそうだな・・・。と思いましたし、イメージも出しやすかったです。

フェースの開きやすさは、まずまずでした。
可も無く不可も無く・・・。といった感じでした。
試打を開始しました。

『打感』はとてもいいです。
『超ソフト』といった感じがします。
以前試打したウェッジも良かったので、このウェッジにも期待していましたが、期待通りのグッドフィーリングでした。
すごく柔らかくて凄いな・・・。と思いました。
『凄みのある打感』といったらいいでしょうか?
『球の乗り』もいいです。
このグッドフィーリングが、『pure iron 99.3』によるものなのか、正直私には分かりませんでした。

『スピン性能』は普通だと思いました。
特別ハイスピン性能に長けているとは思いませんでした。
『ノーマルスピンタイプ』といっていいと思います。
今はハイスピンタイプのウェッジもたくさんありますが、このウェッジは、それらとは違うように感じました。
しかし、このノーマルスピンタイプのほうが距離の計算がしやすくて易しいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ストレートタイプらしい、球の拾いやすさと出球の高さがあります。
イメージしやすい高さに浮かせてくれました。

『安定性』は普通だと思いました。
易しさ最優先というタイプではないと思いますが、ラインも出しやすいですし、まとめやすい印象をもちました。

『距離感』は合いやすくて、かなりいい感じでした。
『手の延長』として働いてくれるクラブだな・・・。と思いました。

『操作性』は、なかなかいい感じでした。
『特別』というのではなく、『及第点以上』は必ず取るタイプ。といったらいいでしょうか?
高いレベルで安定していると思いましたし、色々と遊ぶことができました。

構えてみたときは、どちらかというとオートマチック系の匂いがしていましたが、実際に打ってみるとマニュアル的な要素も感じられました。
バランスのいいオールマイティタイプといっていいのかもしれません。

あくまでも私の好みとしては以前試打した、MB-5000WC のほうが好きですが、このウェッジもメーカーのこだわりのある素晴らしいウェッジだと思いました。

一番魅力を感じたのが、その卓越した打感です。
この打感には魅了されました。

グースタイプを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれませんが、ストレートタイプを好まれる方には易しさも充分感じられると思いますし、この素晴らしい打感を多くの方に体感していただきたいと思いました。
ゴルフは『距離を合わせるスポーツ』と、以前聞いたことがあるのですが、その距離感を養うには素晴らしい打感と音の良さが欠かせません。
このウェッジはその2つを高いレベルで持ち合わせていると思いました。
ミスに寛容で親しみやすいクラブも素晴らしいですが、プレイヤーをもっと高い次元まで連れて行ってくれるようなクラブはもっと素晴らしいといえるのではないでしょうか?
このような男前でグッドフィーリングなクラブに出会うと、いつもそう思います。

かなりレベルの高いといいますか、贅沢なウェッジだと思いました。
ここまでこだわって作るメーカーが日本にはたくさんあるのが、とても恵まれていると思います。

次のモデルは、この贅沢さに加え、もっとハイスピン性能に磨きをかけたものを期待したいです。
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