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2017年05月25日
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ロマロ i-Brid Chapter2

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロマロ i-Brid Chapter2 の4番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 です。
ロフトは25度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS、トルクは1.7、シャフト重量は114g、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は406g です。

ロマロの新しいユーティリティです。
一口にユーティリティといっても、アイアン型もあれば、ウッド型もあり、その中間型もあります。
このクラブは中間型のような感じがします。

形状はオーソドックスで、奇をてらった感じはしません。
今はユーティリティも、ドライバーと同じようにラージサイズの物もありますが、このクラブは適度な大きさをキープしているので、好感がもてました。
ロマロらしい、高級感もありました。

ソールは微妙な凹凸がありました。
この凹凸にも、色々な意味があるのかもしれません。
ヘッドの外側というよりも、内側に色々な工夫がされているのかな?と思いました。

ネックの長さは、充分ありました。
最近はショートタイプが多いですが、このユーティリティは違いました。
これだけロングタイプだと、上から打っていくイメージが出しやすいだろうな・・・。と思いました。
横からはらうイメージを出したい方は、もっと短いタイプを好まれる方が多いかもしれませんが、私は地面にあるボールは『基本上から』打っていきたくなるので、このようなロングタイプは好感がもてます。

セミディープタイプといっていいでしょうか?
シャローな印象はなく、コンパクトな感じがしました。
クラウンが2つに分かれているタイプで、カップフェース構造になっているのだろう・・・。と思いました。
これまでもよく目にしてきましたし、特にロマロはカップフェースのイメージが昔からあります。

トゥ側には『i-BRID』の文字がありました。
これは以前試打したモデルにもありました。
珍しい言葉だと思いましたが、アイアンの『i』と、ハイブリッドの『BRID』をかけ合わせた造語なのかな?と思いました。

顔は予想していた通りでした。
大きさはそれほどなく、むしろコンパクトな顔をしています。
オフセットも利いていて、多少出っ歯タイプです。
正直、私の好みの顔ではないのですが、これまでたくさん出会ってきたので、気持ちが揺れ動くことはありませんでした。
淡々と見つめていました。

素振りをしてみた感じは、なかなかいいです。
タイミングもすぐに合いました。
スチールシャフトが装着されているからというわけではないのですが、アイアンの感じで振っていくことができました。
あくまでも『アイアンの延長』として球を打っていきたいと思いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
コンパクトなのが良いと思いました。
出っ歯タイプなので、球を拾いやすそうです。
ティアップするよりも、そのまま直打ちのほうが易しそうな気がしました。
見とれるようなことは無かったのですが、これまでの経験が活かせそうだな・・・。と思いました。
今まで、たくさんUTを試打してきたけと、やはり『ロイコレのUT』の顔が、一番好きだな・・・。と、改めて思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、まずまずでした。
結構はっきりした感じですが、硬すぎず、適度な衝撃が伝わってきました。
すごくソフトという感じはしなかったのですが、特にマイナスに感じることはありませんでした。

『音』は静かで、好感がもてます。
いくら振っていっても、インパクトを邪魔することはなく、気持ちよく振っていけました。
集中力を途切れさせる音ではありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、普通だと思いました。
コンパクトなタイプですが、タフな感じはなく、球をしっかりあげてくれました。
高さをしっかり出すことができました。

『安定性』という点でも、平均的な感じがしました。
これまでたくさん出会ってきた同様のUTとほぼ同じような感じがします。
特別直進性が高くなっていて、進化している・・・。という感じはしませんでした。

『飛距離性能』も、普通だと思いました。
飛距離性能がすごく秀でていて、スプーンやクリークが要らなくなる・・・。というタイプではなく、確実に易しく狙ったところまで運んでいけるタイプのユーティリティだと思いました。
このクラブのロフトは25度ということなので、私の感覚では『4番アイアン』になります。
今はニューモデルの4番アイアンをあまり見かけなくなりましたが、その4番アイアンの距離を易しく打つ為のクラブだと思いました。
ウッド型は、球があがりやすいけど、狙いづらい、イメージが出しづらい。
できればアイアンで打っていきたいけど、球が浮ききらないので、ユーティリティを使って確実に運んでいきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?

『操作性』は、なかなかいい感じでした。
構えたときの感じもそうでしたし、こういう長い番手なので、球は右に流していけそうだな・・・。と思っていたのですが、実際に打ってみても、その通りでした。
球は拾いやすくて、ソールも上手く滑ってくれました。
大きさがちょうどいいからかもしれません。
球もしっかりつかまってくれ、ラインも出しやすいと感じました。

ロマロらしい美しさがあって、いい意味で『穏やかな』印象をもちました。
尖った性格ではなく、『丸くて親しみやすい性格』をしているクラブだと思いました。

特別どこかが大きく秀でているという印象はありませんでしたが、上手くまとまっているな・・・。と思いました。
ニューモデルではありますが、これまでのモデルとの大きな違いは感じられませんでした。

変わらないといいますか、変えないのは、それだけいいということになるのかもしれません。
これがロマロの、ユーティリティに対する答えなのかもしれません。

また試打する機会があれば試してみたいですし、できれば他のメーカーのUTを打ち比べてみたいと思いました。
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