Post
≪ONOFF DRIVER KURO | HOME | ミステリー 211MF ウェッジ≫
2017年05月11日
PR
ダンロップ スリクソン Z565 TG ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z565 TG ドライバー です。

シャフトは Miyazaki Melas II です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は46g、トルクは5.8、キックポイントは中調子 です。

スリクソンのニュードライバーです。
店員さんにニューモデルだと言われるまで、気づきませんでした。
マイナーチェンジといっていいと思います。
デザインは殆ど同じで、黒くなっているな・・・。というのが第一印象でした。

ヘッドは黒くて引き締まった感じもしますが、ラージタイプのドライバーです。
小振りなタイプではありませんでした。
ディープというよりも、シャローなタイプです。

ソールにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
これは、前に試打したモデルと同じです。

ネックは短く見えますが、今は標準的といっていいと思います。
ロングタイプのドライバーを探すほうが難しくなりました。

ネックには調整システムが搭載されていました。
これも、前のモデルと同じです。
私は調整システムを重視していませんが、絶対に必要だという方も多くいらっしゃるのだと思います。

試打するのは、この『STD UR』のポジションです。
この位置が標準なのでしょうか?
STDはおそらくスタンダードだと思うのですが、URの意味が解りませんでした。
アップライトということなのかな?と思いましたが、あまり気にせず打っていこう・・・。と思いました。

シャロータイプのヘッドです。
今では見慣れた形状です。
シャロータイプでも、全体的な形が崩れていないところがスリクソンといいますか、ダンロップらしいな・・・。と思いました。
易しさとカッコ良さの両立が出来ていると思います。

このフェース面のデザインも見慣れた感じがします。
弾きが良さそうな雰囲気がありました。
前に試打したモデルと色が違っていて、このドライバーは黒っぽくなっています。
IP加工されているのでしょうか?

オリジナルグリップはソフトなフィーリングで好感がもてました。
シンプルなタイプでした。
バックラインはありませんでした。
今はバックライン有りを採用しているドライバーも多いですが、このドライバーは違っていました。
調整機能が付いているからでしょうか?
私はバックライン無しのほうが好きなので、さらに親近感が湧きました。

いい顔をしていました。
易しそうな感じがしました。
クラウンの色は黒ではなく、『メタリックシルバー』といっていいでしょうか?
懐かしい感じがします。
メタルの頃を思い出しました。
メタル全盛時代はよく見かけた色だな・・・。と思いました。
パーシモンからメタル、チタンへと変遷しましたが、これが逆にはならなかっただろうな・・・。と思いました。
パーシモンからチタンに変わってメタルにはならなかっただろうと思います。
パーシモンからメタルになって、ゴルフが大きく変わりましたが、メタルからチタンになってさらに進化していきました。
飛距離と易しさを同時に手に入れられるようになりました。

素振りをしてみた感じは、予想していたよりもアンダースペックに仕上がっていて、ちょっと意外でした。
もっとハードな設定になっているのかと思っていましたが、違いました。
敷居を低くしているように感じました。
スリクソンはハードで使えない・・・。というイメージをもっておられる方にも、親しみやすくなるように設計されているのかもしれません。
先端部分が動く感じがしたので、『先の細い』振り感だな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
大らかそうで、易しそうな感じがします。
尖った感じのシビアな構え感ではなく、丸みがあって寛容さといいますか、いい意味での鈍感さをもった構え感だな・・・。と思いました。
オートマチック性を感じました。
少しフェースが左を向いているように見えました。
これまでも多く経験していますし、それをあまり感じさせないように作られている感じがしました。
逃がし顔というよりは、明らかにつかまえ顔です。
シャロー系ラージサイズでは、このつかまえ顔が『スタンダード』といっていいのかもしれません。
フックのイメージが出ましたが、まずはあまり細工をせずに少し右を向いただけで、そのまま振り抜いてみよう・・・。と思いました。
このドライバーのロフトは10.5度ということですが、実際はもっと寝ているな・・・。と思いました。
フェース面がよく見えました。
しかし、こういったことは珍しくないですし、気になりませんでした。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりしていました。
インパクトの衝撃がしっかり伝わってきました。
ボヤけた感じではありませんでした。
何といいますか、『手の先端(指先)』に響く打感だな・・・。と思いました。
掌(てのひら)ではなく、もっと先端部分に衝撃が伝わってきました。
しかし、こういったフィーリングも、これまでたくさん経験しているので、特別驚くようなこともありませんでした。

『音』もはっきりしていました。
こもった感じの音ではなく、はっきりとした音でした。
大きすぎず高すぎず、不快感を感じさせない範囲でのはっきりした音だな・・・。と思いました。
インパクトが緩むこともなく、最後まで振り切ることができました。
このいい感じの『さじ加減』ができているのは、さすがダンロップだな・・・。と思いました。
好感のもてる音ですし、この打感や音は、これまでのモデルと同じように感じました。
今度機会があったら、打ち比べてみたいと思いました。

球はよくあがりました。
正直、あがりすぎというほどあがっていきました。
打ち出しも高く、しっかりとキャリーを出していけるタイプです。
最初見たときはヒッター向けかな?と思っていたのですが、実際に打ってみるとそうでもないな・・・。と思いました。

『安定性』も、好感を持てました。
シビアさは感じませんでした。
大らかな印象をもちました。
ただ、私には球がつかまり過ぎる感じがしたので、注意が必要でした。
ほぼ自動的といっていいくらい、球がよくつかまりました。
ラージサイズで球が逃げて右にすっぽ抜ける・・・。というのは、完全に昔のことだと思いました。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
スリクソンらしいハイレベルな飛びを感じましたが、私にはちょっと上がりすぎる感じがしました。
スピンも多いように感じました。
今日は練習場であまり風が吹かなかったのですが、もし強い横風が吹いていたら結構もっていかれるのではないかな?と思いました。
フェースの弾きもいいですし、パワフルな弾道ですが、もう少し弾道を抑えていたほうが、距離が出やすいように感じました。

『操作性』という点では、私はフック系のほうが易しく感じられました。
右にもカットしていったのですが、大きく右へ曲がるのは難しいと思いました。
装着されているシャフトも関係していると思いますが、つかまりのいいドライバーだと思いました。

つかまりのいいドライバーですが、それが極端な感じになっていないところがいいな・・・。と思いました。
私には扱いづらいところが正直あったのですが、それは私がフッカーだということもあると思いますし、このクラブを操りきれなかったところがあったからだと思います。
つかまりのいいドライバーを使いたいけど、それが極端過ぎるのは嫌だ・・・。
スリクソンには憧れがあるけど、球があがりきらずスライスしてしまいそうなので、敬遠している・・・。という方にも、是非試していただきたいと思いました。

シブいデザインでカッコいいけど、意外と打てるな・・・。難しくないな・・・。という方は多いのではないでしょうか?
スリクソンらしいカッコいいデザインでありながらも、幅広い層に受け入れられるよう『敷居の低さ』にも力を入れているのではないでしょうか?

今の時期にスリクソンのニューモデルが発売されるのは珍しいな・・・。と思っていましたが、やはりマイナーチェンジということでいいのだと思います。
今年は『ゼクシオイヤー』だと思うので、おそらく秋にはニューゼクシオが登場してくると思います。
私はゼクシオユーザーではありませんが、すでに首を長くして待っておられる方も多いのではないでしょうか?

私はスリクソンの次のモデルに期待したいと思いました。
コメント