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2017年04月25日
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ヨネックス Royal EZONE ハイブリッドフェアウェイ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはヨネックス Royal EZONE ハイブリッドフェアウェイ の3番 です。

シャフトは XELA for Royal です。
ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはR、クラブ総重量は304g です。

ヨネックスの新しいフェアウェイウッドです。
先日ドライバーを試打したのですが、今日はFWを試打する機会に恵まれました。
ドライバー同様、高級感があります。
造りも丁寧ですし、たぶん高価なんだろうな・・・。と思いました。
チープな感じはしません。

ドライバー同様、独特なカラーリングです。
これがヨネックスの新しい『色使い』なのでしょうか?
それとも、このロイヤルイーゾーンだけなのでしょうか?
落ち着いた感じで、富裕層にも人気が出そうです。
ヨネックスのクラブは、様々な色使いをしているイメージがあります。

ネックの長さは充分ありました。
ちょっと意外でした。
ショートネックを予想していました。
ネックには調整機能も搭載されていません。
これも意外でした。
ヨネックスのクラブには調整機能付きというイメージがありました。
調整機能をつけるよりも、クラブ本来の性能に目を向けているのでしょうか?

かなりのシャローバックです。
昔はスプーンでこのようなシャローは全く見られませんでしたが、今ではよく見かけます。
ディープタイプを探すほうが難しいくらいです。
こうして見ていると、クリークかな?と思ってしまうほどシャロー感があります。

ヒール側には『DTP System』という文字がありました。
ヨネックス独自の高い技術が組み込まれているのだと思います。
ここ数年のヨネックスのクラブは『機能性重視』という印象があって、ウェイトが付いていたり調整機能が付いていたりといった印象があるのですが、このクラブはとてもシンプルです。
ウェイトが付いていないと嫌だ。
調整機能が付いていないと嫌だ。
という方もいらっしゃるかもしれません。
確かにとても便利な機能ですが、私の経験でいいますと、シンプルなヘッドは高性能な物が多いです。
ヘッドの性能を調整機能で逃げていない秀作クラブにたくさん出会ってきました。
そういった意味でも、このクラブには期待感が高まってきました。

フェース面のデザインもシンプルでオーソドックスなタイプです。
これも意外でした。
最近のヨネックスのクラブはフェース面が独特なデザインになっていて、正直あまり好感がもてなかったのですが、このクラブはいい感じだな・・・。と思いました。
打感も良さそうですし、弾きも良さそうです。

オリジナルグリップは、ヨネックス独自の物でした。
これはドライバーやアイアンと同じです。
こうすることのメリットは、おそらく大きいのだと思いますが、私はこれまで何度か試打してきて、それを強く感じとることができませんでした。
それは、このグリップの機能がどうこうというのではなく、あくまでも私の感性が鈍いからだと思います。

顔はちょっと独特でした。
正直苦手意識が芽生えてしまいました。
結構な『つかまえ顔』です。
一時期よく見られたつかまえ顔も、最近は少し落ち着いた感じがしていたのですが、このクラブは、はっきりしていました。
ここまでのつかまえ顔は最近では珍しいように思います。
これも、メーカーの狙いなのかもしれません。
今のクラブは『弾き』だけでなく、『つかまりの良さ』で飛ばす傾向があるように思うのですが、このクラブもそのようなタイプなのではないかな?と思いました。
私はフッカーで左へのミスがとても怖いのですが、スライサーの方には、このつかまりの良さそうな顔が易しく感じられるのかもしれません。
フェースが、かなり左を向いているように見えました。

素振りをしてみると、かなり軽量でシャフトもブンブンしなります。
フレックスもRということですが、とても軟らかいです。
この軽量感や軟らかさなどで、メーカーがターゲットにしているゴルファー層がだいたい浮かんできました。
素振りをしていて、『線の細さ』を感じました。
ロイヤルイーゾーンは、ある程度年齢を重ねたエグゼクティブゴルファーをターゲットにしているんだな・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、苦手意識が芽生えてきました。
左へ行くイメージしか出てきません。
左へ巻いてしまいそうです。
反時計回りのグルグルとした曲線がいくつも浮かんできて、目が回りそうでした。
私は、右回りは『中和』できそうで安心できるのですが、このような左回りはとても難しく感じます。
足下も落ち着かず、なかなか決まりませんでした。
少し焦点をぼかして、アバウトに見るようにしました。
こういうときはいつものように真っ直ぐ振り抜くのではなく、右から回してみるに限るな・・・。と思いました。
後はシャフト次第だと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりしていました。
打つ前はもっと柔らかい打感を予想していたのですが、違っていました。
手にしっかりと衝撃が伝わってきました。
私はもう少しソフトなほうが好きなのですが、これくらいしっかりしているほうがいい・・・。という方もいらっしゃると思います。

音も高めではっきりとしていました。
独特な金属音です。
この音も、最近ではあまり耳にしなかったような気もするのですが、苦手意識が芽生えるということもなく、振り切ることができました。
インパクトが緩むこともありませんでした。
ただ、できれば違う音のほうが、いい感じで振っていけるな・・・。と思いました。

球はあがりやすいです。
タフな感じは全くしませんでした。
シャロー系らしい、打ち出しの高さがありました。
結構『お尻(バックフェース)』寄りが思いFWなのかな?と思いました。
弾道も高く、『めくれ気味』の弾道でした。

『安定性』は普通だと思いました。
特別直進性が高いという印象はありませんでした。
ただ、構えたときに左に行きそうな気がしていて、実際に打ってみても、その通りでした。
かなりつかまる感じがしました。
予め対策を立てていたつもりでしたが、それを上回るつかまりの良さでした。
私には難しい感じがしましたが、このつかまりの良さを求めておられる方もいらっしゃると思います。

『飛距離性能』はまずまずだと思いました。
私にはやや合いづらいところがあったせいか、このクラブのもつポテンシャルを充分引き出すことができなかったような気がします。
方向ばかりに気を取られていた感じもします。
ただ、弾きがいいですし、飛ばす為のポイントはきちんと抑えていると思います。
あまり強く振っていかず、ボールの横から優しく撫でる感じのほうが、いい感じで球が飛んでいきました。

『操作性』という点では、私はフック系のほうが出やすいと感じました。
大きくカットに打ってみて、右にも曲げることはできましたが、基本的にかなりつかまりのいいFWだと思います。
右に滑る感じはしませんでした。

ヨネックスのシンプルで美しいFWです。
シンプルですが、至る所にハイテクが搭載されているのだと思います。

スペック的に私には合いづらいところがありましたが、充分研究されているな・・・。と思いました。
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