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2017年04月04日
ヨネックス Royal EZONE アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヨネックス Royal EZONE アイアン の7番 です。

シャフトは XELA for Royal です。
ロフトは27度、クラブ長さは37.75インチ、シャフトフレックスはR です。

ヨネックスのシブいアイアンです。
一目見て、シブくてカッコいいな・・・。と思いました。
他にも色々なアイアンがあったのですが、このアイアンの存在感は際立っていました。
一時期は結構見かけていた『黒染め』アイアンも、今は少なくなりました。
久しぶりにこうして見てみると、やはりいいな・・・。と思いました。
『白いアイアン』は技術的にまだ難しいのかな?と思いますが、黒いアイアンは昔からありました。
ドライバーやFWなどでもそうですが、改めて黒はクラブに適した色だな・・・。と思いました。
高級感もありますし、これは富裕層にも人気が出そうだな・・・。と思いました。

形状は今の主流ともいえる『イージー系』アイアンです。
ヨネックスは一時期アスリート色が強くなったように思いますが、今はイージー系のほうが多いような気がします。
ターゲットとなるゴルファー層を変えてきているのかもしれません。

彫りの深さはしっかりとあります。
今はこれくらいが標準といえるかもしれません。
このポケットタイプのアイアンはもうすっかり人気が定着していますし、アイアンを購入するときに、このようなポケットタイプを選択肢に入れておられる方も多いのではないでしょうか?

トップラインは、やや厚めでした。
厚めではありますが、苦手に感じるほどではないように見えました。

ワイドソールです。
イージー系アイアンに欠かせない要素のひとつだと思います。
これくらいの幅は、もう見慣れました。

ネックの長さはしっかりとありますが、ロングというタイプでもなく、標準的といっていいと思います。

フェース面にミーリングはありませんでした。
『普通』のフェース面です。

このオリジナルグリップも、ヨネックスのクラブにはよく見られます。
ドライバーに限らず、アイアンでも採用されているということは、番手を問わず効果があるのだと思います。

ボールを前にして構えてみると、ちょっと違和感がありました。
ヘッドの大きさはそれほど極端ではないのですが、グースがきつく見えました。
今はセミグースタイプが多いので、このような強いグースタイプのアイアンは珍しいな・・・。と思いました。
グースというよりも『レイトフェース(LATE FACE)』という言葉のほうが合っていると思いました。
つまり、かなりフェースが遅れてボールに当たりそうな感覚をもちました。
グースネックを使い慣れておられる方には、何の問題も無い顔だと思いますが、私はちょっと苦手にしているので、難しそうだな・・・。と思いました。
ダフってしまうか、それを気にして逆にトップしてしまうか、大きく引っ掛けてしまうか・・・。
ミスがひとつだけでなく、複数重なってしまうかもしれない・・・。と思いました。
イメージがなかなか出てこず、緊張しました。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりしていました。
柔らかいという感じはしませんでした。
ズシリとくる感じでした。
手に衝撃がちょっと残りました。
しかし、この打感はある程度予想していました。
私が好む打感ではないのですが、これまでもたくさん経験してきましたし、こういう打感を好まれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
距離感や方向性なども伝わりづらい感じがしたのですが、それは私がこういうタイプのアイアンに対する経験値が少ないからだと思いました。

球はあがりやすくて、親しみやすいタイプのアイアンです。
重心の低さが徹底されているのかもしれません。
見た目のシブさとは印象の異なる易しさがあります。

『安定性』も高く、オートマチック性を感じました。
スイートエリアも広めで、寛容さもありました。
少々のミスには動じない、『どっしり』とした感じがありました。

『飛距離性能』も優れていました。
ミスに寛容なタイプのアイアンは、その安定性も大きな魅力ですが、それは全て飛距離の為にあるのではないか?と思います。
飛距離を出すためには、寛容さがどうしても必要になってくるのだと思います。
飛ぶけどよく曲がる。上手く当たったときとそうでないときの差が激しい・・・。というのでは、なかなか人気は出ないかもしれません。
強く振って飛ばすというよりは、軽く振ってこれまでの距離を落とさない・・・。というイメージが合いやすいかな?と思いました。
ヨネックスは昔から『飛距離』のイメージが強いですが、今は昔と違ってドライバーだけでなく、アイアンでも飛距離を追及しているのだと思いました。
私は7番アイアンで打っているような感覚にはなかなかなれませんでした。

『操作性』という点では、どちらかといえばあまり操るタイプのアイアンではないと思います。
オートマチック性を活かしたほうが理にかなっているように感じました。
それほど大顔タイプではないですし、グースの強い利きもあるからか、球がつかまりやすい印象をもちました。
逃がす感じで打つのは少し難しいかな・・・。と思いました。

グースタイプのアイアンが好きだけど、大顔タイプのアイアンは苦手だ・・・。
安定性を求めていきたいけど、飛びも求めていきたい・・・。
ほぼ『自動的』といっていいくらいの『ディスタンス系』アイアンを使いたい・・・。という方には、是非試していただきたいと思いました。

最近のアイアンでは珍しい黒くてシブさもあるので、『見た目のインパクト』もあります。

アイアンとしては、かなり軽く感じたので、年齢を重ねてきたベテランゴルファーの方に合いやすいのではないかな?と思いました。
高級感もありますし、エグゼクティブゴルファーの為のアイアンといっていいのかもしれません。
『Royal』というのは、特別な称号だと思います。

見た目以外の斬新さはあまり感じなかったのですが、ヨネックスの技術が詰め込まれたハイテクアイアンといっていいと思います。
コメント
No title
2017-04-04 21:16 Makoto URL 編集
全くの同感です!
golfdaisukiです。
仰る通り、私も5番アイアンだと思います。
全くの同感です。
昔から5番アイアンのロフトは28度。
6番は32度。7番は36度というのが染みついているみたいで、今の『スタンディングロフトアイアン』はすごく不自然さを感じていますし、私自身は購入したいとは思いません。
しかし、これだけたくさんの製品が世に送り出されているということは、それだけニーズがあるということなのだと思います。
ゴルファーの嗜好も多様化してきたのだと思います。
私がゴルフを始めた頃は、今のようにたくさんの物から選ぶということはできなかったと思います。
なので、選ぶ自由がそれほど無かったと思いますが、そのおかげで自分なりの物差しといいますか、好みがはっきりしたのではないかと思っています。
私はこれからもアイアンには飛びよりも距離感や止め性能を求めていきたいと思っています。
この度はどうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2017-04-05 23:11 golfdaisuki URL 編集