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2017年03月29日
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テーラーメイド M2 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド M2 アイアン の7番 です。

シャフトは REAX STEEL 90 です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は99g、トルクは1.8 です。

テーラーメイドM2アイアンです。
以前も同じ名前のアイアンを試打したことがありますが、このアイアンは2017モデルということでいいのだと思います。
『M3』とか『M4』とか出るのかな?と思いましたが、『M1』と『M2』だけのようです。
子供の頃に夢中になった仮面ライダーのように、『1号』『2号』『3号(V3)』『4号(ライダーマン)』『5号(X)』『6号(アマゾン)』・・・。といった具合にシリーズ化しても面白いのではないかな?と思いましたが、そうはいかないようです。
人それぞれ好きな数字は違いますし、思い入れも違います。
色々な数字があってもいいのではないかな?と思いました。
私の友人にも、ボールのナンバーにすごくこだわっている人がいます。
奇数しか使わないという人もいますし、逆に偶数しか使わないという人もいます。
『二桁数字』しか使わないという人もいます。
数字というのは、強い力のようなものがあるような気がします。
私は小学生の頃、少年野球チームに入っていて、初めてつけた背番号が『7』だったので、7という数字には特別な思い入れがあります。

テーラーメイドらしい、機能性を感じさせるアイアンです。
メカニカルな感じがします。
フィーリングよりも、見た目のインパクトを狙っているように見えます。

彫りの深さも充分あります。
こうして見ても、色々なパーツが組み合わさっているのが分かります。

トップラインは厚めです。
機能性アイアンの特徴のひとつといってもいいのかもしれません。

ソール幅は少しワイドでしたが、今のアイアンの中では平均的といえるような気もします。

ネックの長さも平均的です。
こうして見ても、グースネックであることが分かります。

ホーゼルにある、この形状はどういう意味があるのでしょうか?
シャフトを簡単に交換する為の物なのかな?と思いましたが、よく分かりません。
調整機能の一部なのでしょうか?
テーラーメイドのクラブなので、おそらく大きな意味があるのだと思います。

ソールには溝がありました。
これはもうすっかりお馴染みです。

ネックにも溝がありました。
これはどういう意味があるのでしょうか?

フェース面にも溝がありました。
これも、テーラーメイドのアイアンでは見慣れた感じがします。
私は無いほうが好きなのですが、こうすることにより大きな効果が得られるのであれば、あるべきなのかな?と思いました。
これまで、こういうタイプのアイアンをいくつか試打してきて、この溝による効果を私は実感できていませんが、それは私の感性が鈍いからなのかもしれません。
感性の鋭い方は、この溝の効果をはっきりと実感されているのかもしれません。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ちょっと表現が良くないかもしれませんが、少し雑な仕上がりだな・・・。と思いました。
使っていけばいくほど魅力の増すフェース面もありますが、逆に『使い減り』するタイプもあります。
このアイアンは後者だと思いました。
フェース面はボールとの『唯一の接点』ですし、とても大切な部分です。
このフェース面を見ていて、打感や音を予想したり、ずっと使い続けていくことによる変化を予想することもあります。
あまり興味をもてなかったり、魅力的に見えないフェース面もたくさんあります。
正直、このアイアンはそんなタイプに見えました。

オリジナルグリップは、これまでも出会ってきたシンプルなタイプです。
ソフトなフィーリングで好感がもてます。

ボールを前にして構えてみると、少し違和感がありました。
構えづらさがありました。
グースもきつめでした。
ただ単にグースというよりも、ネック自体が途中から曲がっている・・・。といいますか、シャフトがかなり右から入っているように感じました。
とはいっても、これまでもこういうタイプはたくさん経験しているので、強い苦手意識が芽生えるということもありませんでした。
ヘッドが大きすぎないのが、いいと思いました。
ボールとの大きさのバランスもとれていると思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、しっかりめでした。
こういうタイプのアイアンらしいフィーリングです。
手に衝撃が伝わってきました。
私が好む打感とは大きく違うのですが、こういう打感もアリなのだと思います。
高機能性ステンレスアイアンを長く使っておられる方には、親しみのもてる打感なのだと思います。

『球のあがりやすさ』という点では、結構しっかりしていると思いました。
易しそうな雰囲気もありますが、どちらかといえばタフなほうだと思います。
ある程度HSが無いと、球が浮きづらいかもしれません。
ヒッター向けのアイアンだと思いました。

『安定性』は、なかなかいい感じでした。
機能性アイアンらしい、寛容さがありました。
これまでのモデルよりも、大きく飛躍したという印象はありませんでしたが、易しさがそのまま受け継がれている感じがしました。
もうこれ以上、アイアンは易しくならないのかもしれない・・・。と思いました。

『飛距離性能』は優れていました。
7番アイアンとしては、かなり飛ぶほうだと思います。
飛び系アイアンはロフトが立っている分、球がつかまりにくいという欠点がありますが、このアイアンはよくつかまえてくれました。
極端なネック形状によるところなのかもしれません。
強い球が打てるアイアンです。
アイアンにも飛距離を追求しておられる方には、魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?
よく飛ぶのですが、私は頭の中で球筋を描くことができませんでした。
私の技術と想像力の未熟さが原因だと思いました。
いい感じの球は出るのですが、全て『結果オーライ』に見えました。

『操作性』は、まずまずでした。
左右に曲げることもできましたが、大きく曲げるのは少し難しいかな?と思いました。
どちらかというと、『大らかさ』が勝っている感じがしました。

テーラーメイドらしい、機能性を感じさせるアイアンです。
もう何年もテーラーメイドは、こういうタイプのアイアンを発売し続けているように思います。
これがテーラーメイドのアイアンに対する答えなのでしょうか?

このアイアンもいいとは思いますが、テーラーメイドはドライバーやFWなどの『ウッド系』が得意なメーカーなんだな・・・。と改めて思いました。

ニューモデルではありますが、正直『真新しさ』を感じることはありませんでした。
バックフェースのデザインがちょっと変わっていたり、ちょっとした工夫が見られたりしますが、大きな進化ではないと思いました。

ニューモデルを試打するときは、ドライバーやFWなどに限らず、アイアンでもワクワクするものですが、今日はそんなこともなく、ずっと淡々とした感じで試打を続けていました。
テンションが最初から最後まで、ずっと上がることがありませんでした。

それは、このアイアンが良くないというのでは決してありません。
私が好むタイプと違うというだけです。
私がアイアンに求めるものとは大きくかけ離れているので、購買意欲が刺激されることはありませんでした。

テーラーメイドファンの方にはとても魅力的なアイアンといえるのかもしれません。
私もテーラーメイドは好きですし、メタルが登場したばかりの『ツアープリファード時代』から馴染みがありますが、アイアンはちょっと縁遠い感じがしています。
このアイアンにも、それほど魅力を感じませんでした。

しかし、テーラーメイドは常に『先を見ているメーカー』だと思います。
『変化を恐れないメーカー』といってもいいのかもしれません。
テーラーメイドの画期的なクラブのおかげで、これまでもたくさん楽しい思いをさせてもらいました。
なので、これからどんなクラブが登場してくるのか楽しみですし、期待していきたいです。
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