Post
≪三浦技研 CB-2006 アイアン | HOME | コンセプト SYB EZ 108 ユーティリティ≫
2009年12月22日
PR
テーラーメイド Burner TP アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド Burner TP アイアン の7番 です。

シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは35度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、キックポイントは中調子、バランスはD1.5です。

テーラーメイドのニューアイアンです。
全体的に『黒』が目立つデザインで、とてもカッコいいです。
今日は試打する予定はなく、いつも通りの練習をして早めに帰宅しようと思っていたのですが、店員さんが私の打席へやってきて、
「テーラーメイドの新しいアイアンの試打クラブが入りましたよ・・・・。」
と言ってこのアイアンを手渡してくれました。
この年末にかけてのタイミングで新しいクラブを発表してくるあたり、さすがはテーラーメイドだな・・・・。と思い、感心すると同時に少し驚きました。
我々ユーザーにとっては、とてもありがたいメーカーだと思います。
早くは帰れないな・・・。と思いました。
このアイアンを充分楽しもう・・・。と思いました。

『彫り』は結構浅めです。
『ロフト設定』などでもそうですし、こういった形状を見ていると、それほど『易しさ』ばかりを追求しているようにも思えず、ある程度ターゲットを絞っているのかな?と思いました。

中央部分の色が他と違っています。
何か『異材』でもコンポジットされているのでしょうか?
見た目は結構『小振り』なヘッドにも見えるのですが、見た目以上に打ちやすく設計されているのでしょうか?

『トップライン』も結構薄めです。

『ソール幅』は標準といったところでしょうか?
どちらかというと広いというよりは狭い部類に入るのかもしれませんが、それほど狭くて高重心を感じさせるほどでもありませんでした。

『ホーゼル』も適度に付いています。
これくらいの長さだと、それほど低重心過ぎる感じがしません。
しかし、この適度なホーゼルが手の感覚を伝えていきやすい感じがします。
扱いやすそうな印象を与えてくれます。
こういったところを見ると『プラス1ポイント』付けたくなります。

ボールを前にして構えてみると、なかなかの構えやすさだと思いました。
適度に『小顔』ですし、この黒いヘッドが精悍さを増しているような気がします。
少し『グースネック』も目に付きましたし、それほどシャープな感じはしなかったのですが、特にマイナス材料は見当たりませんでした。
『日本的なアイアンの顔』というよりは、どちらかというと『西洋的なアイアンの顔』といった感じがしましたし、これまでのテーラーメイドのアイアンによく見られた感じの顔だと思いました。
私は今年出会ってきたテーラーメイドのアイアンでは『ツアー プリファード フォージド アイアン』 の顔が一番好きなのですが、このアイアンの顔にも好感を持つことができました。

素振りをしてみると、これまで出会ってきた『NS PRO装着アイアン』そのものの振り感でした。
このアイアンには『ダイナミックゴールド装着モデル』もラインアップされているそうで、そちらを出来れば試打してみたかったのですが、試打クラブはこの『NS PRO』と『カーボンシャフト』の二択ということだったので、私はこちらを選ぶことにしました。
振っていても、特に新しく感じることはありませんでしたが、苦手に感じる部分もありませんでした。
もうかなりこの軽量感には慣れてきたと思います。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その『しっかりめの打感』です。
『柔らかい』というよりは、明らかにしっかりとしている感じです。
これまでの『バーナーアイアン』によく感じられてきた打感だと思いました。
『軟鉄鍛造アイアン』の、あの何ともいえない感触ではありませんが、このアイアンの感触も悪くありません。
この感触が好きだという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

『球のあがりやすさ』という点でも、自然でいい感じだと思いました。
それほど『不自然な低重心』といった感じはしなかったですし、割とナチュラルな感じがしました。
こういった感じのほうが、球を扱いやすく感じます。
『横からはらう』といったイメージよりも、どちらかというと『ダウンブロー』で打っていきたいタイプのアイアンといえるのだと思いますが、割とあがりやすく感じました。
球もよく拾ってくれている感じがしました。

『安定性』という点では、この『キャビティの長所』がよく出ていると思います。
全く『タフ』な感じがしません。
見た目は結構小振りなアイアンではありますが、この小振りなヘッドに出来る限りの『慣性モーメント』が搭載されている・・・。といったところでしょうか?
少々の打点のブレにも、動じないタイプのアイアンだと思いました。
小振りなヘッドを使いたいけれど、『マッスルバック』よりも『スイートエリア』が広くて易しいアイアンを使いたい・・・・。という方には、とても打ちやすく感じられるのではないでしょうか?

『操作性』という点でも、とてもいい感じがしました。
『フック』『スライス』どちらも楽に打っていくことができました。
こういったところは、構えた時の印象、そのままの感じがします。
『球のつかまり』がいいので、『バナナフック』も比較的楽に打っていくことができました。
操作性はいいですが、それほど『シビア』なアイアンではないので、楽に操作していきたい方にもとても適していると思います。
持ち球が『ドロー系』の方でも『フェード系』の方でも、どちらでも対応してくれるアイアンだと思います。
やはりこういった『操作性』が優れているアイアンは、『スチールシャフト』がよく似合うような気がします。
これにもっと『軽量感』や『飛距離』を求めていかれる方でしたら、『カーボンシャフト』も選択肢に入れられるのがいいと思いますが、通常ではやはり『スチール』に分があるように感じました。

『飛距離性能』という点では、より自然な感じの『7番アイアンの飛距離』だと思います。
『操作性』を高めたり、『ナチュラル感』を出していくには、これくらいのロフトが『適正』なのだと思います。
おそらくメーカー側も、『飛び重視』で設計はしていないと思いますし、『操作性』と『打ちやすさ』の両立を目指しているような気がします。
アイアンでもドライバー同様、少しでも飛ばしていきたい方には合いづらいのかもしれませんが、『止め性能』を求めておられる方は、こういったアイアンを使われたほうが、より『アドバンテージ』を握っていけるのではないでしょうか?
『距離の打ち分け』も、これくらいのほうが楽な気がします。
『ストロングロフト』過ぎると、番手毎のロフトがバラバラになってしまい、ゴルフがかなり難しくなってしまいますが、『適正ロフト』だとそういった難しさがありません。

『テーラーメイド』といえば、メーカーが誕生した頃から『バーナー』という名前のクラブがありましたし、今でもそれが引き継がれています。
一体何代目の『バーナー』かは解りませんが、このアイアンもいい感じがしました。
今年試打した『バーナー』のアイアンでは『バーナーフォージド』をよく覚えているのですが、この『バーナーTP』は、またちょっと違ったタイプのアイアンだと思いました。

私はアイアンは『軟鉄鍛造』がベストだと思っていますし、これから先もずっと変わらないと思います。
これまで購入してきたアイアンも全て『軟鉄鍛造』です。
メーカーは色々なものを購入してきましたが、初心者の頃から『軟鉄鍛造』と『ダイナミックゴールド』にはこだわってきましたし、アイアンで選ぶ上での『第一条件』でした。
この『黄金コンビ』は今に至るまで『不変』です。
今まで、色々なアイアンに出会ってきましたが、これを超えるものには出会っていません。
勿論、他にもいいものがたくさんあるのは知っていますし、『慣れている』というのが一番の理由なのかもしれません。

なので、このアイアンのように、ちょっと違ったタイプのアイアンに出会うと、また違った気分になることもこれまでは多かったのですが、このアイアンにはとてもいい印象を持ちました。
しっかり目の打感で、操作性が良くて、打ちやすいアイアン・・・・。そういった総合的にいいアイアンだと思いました。

ただひとつ、最もフィーリングが合わなかったのは、このグリップです。
少し硬めで、掌に『抵抗感』を少し感じてしまいました。
私はもっとソフトな感じのグリップが好きなので、この点が少し残念なところかな?と思いました。
滑りにくい感じがしますし、いいグリップだとは思うのですが、私にはちょっと合いづらい感じがしました。
やはり『ツアーベルベット』が私には一番フィーリングが合いやすくて、『距離感』も出しやすく『方向性』もつかみやすいです。
ただ、これはあくまでも『慣れ』や『好み』の問題も大きいと思うので、人それぞれだと思います。
このグリップをすごく気に入られる方もたくさんいらっしゃると思います。

年末が近づいたこの時期に、ニュークラブを発表してくるテーラーメイドが凄いと思いましたし、印象深いものになってきます。
本来は発表することなく、私の心の中でだけ決めていた『クラブ・オブ・ザ・イヤー』も、今年は一部の方から発表して欲しいとのコメントを頂いていますので、年末に発表させて頂きたいと思っているのですが、このタイミングで出会ったクラブは年始に出会ったクラブよりも若干有利な気がします。
しかし、よほどの差がない限り、自分が決めている順位は変わらないと思います。
今年はドライバーにせよ、アイアンにせよ例年以上にハイレベルで選ぶのに苦労しそうですが、だいたいの候補は決まっています。
それらのクラブをできれば数回は試打をして、再び検証してみたいです。
このアイアンも『バーナーフォージド』と、今度比較してみようと思いました。
コメント
No title
お久しぶりです。
めっきり寒くなってしまって、練習に行くのもつらい季節になりましたね。
本日ラウンドしてまいりましたので、そちらの報告をさせていただきます。
結果から申しますと59、50の109でついに110台を超えることができました。
golfdaisuki様に教えていただいた通り、家で鏡を見ながら素振りを毎日繰り返した賜物だと思います。
おかげさまでドライバーもアイアンも手打ちではなく、体全体を使って打てるようになってきました。
問題はパッティングでハーフでパーが取れる場面が何度もあったのですが、ショートが多く苦しみました。
やはり、朝だけの練習では中々難しいですね。
次は90台を目指して毎日欠かさず素振りをします。
風邪をひかないよう、お体に気をつけてくださいね。
2009-12-23 15:59 みちー URL 編集
寒くなりましたね
そしてお久しぶりです。
寒くなってきて、とても辛い時期になってきましたね。
しかし、私はゴルフを止めることはできません。
練習場へも、コースへも『ルンルン気分』で出かけてしまいます。
実際のラウンドでも、素振りの効果が出ているようですね。
これからも続けてください。
もっともっとその成果が出てきます。
最初は少しずつでも、次第に『上昇カーブ』が大きくなってくるものです。
思いがけない時に、『100』や『90』も切れるようになってくると思います。
そういった意味でも来年以降も、とても楽しみですね。
パッティングの調子で悩んでおられるようですが、これは『感性』と同時に、またそれ以上に『経験』が物を言う分野かもしれませんね。
私は練習場やコースの練習場では、かなり時間をかけて球を転がしています。
特にラウンド後も、練習グリーンで1時間以上転がすこともあります。
私にとってパッティング練習はとても楽しいものなので、いつも楽しみながら行っています。
夜も、素振りが終わって入浴し、就寝する前にパターマットで『1mパッティング』を欠かしません。
『10球連続』で入るまで止めないように、自分に課しています。
やはり練習にはある程度の『プレッシャー』をいつもかけていないと、なかなか実戦では成果が出にくいものかもしれませんね。
このプレッシャーをかけるようになり、身体が1mの『タッチ』を覚え込むようになります。
勿論、これは『練習マットでの1m』なので、実際の芝と異なるところがありますが、この感覚を覚え込ますことによって『計算』が立つようになるのだと思います。
たくさん経験を積むことによって、『傾斜』や『芝目』『午前』『午後』『風の具合』など、様々な要素を考慮しながら自分の感覚で打っていけるようになるのだと思います。
私はパッティングで『1mの距離』を一番大切にしています。
これまでたくさんの『パット名人』に出会ってきましたが、みんな『自分の物差し』を持っています。
こういったことはレッスン本などを読んだだけでは上手くなりませんね。
ひたすら球を転がして、自分の感覚に擦り込んでいくしかないような気がします。
上級者と呼ばれる人たちも、毎日工夫しながら練習しているものです。
どうか、みちー様も頑張って下さい。
これからもお互い風邪を引かずに、ゴルフを楽しみましょう!
それでは失礼致します。
2009-12-24 12:57 golfdaisuki URL 編集