Post
≪A DESIGN GOLF A GRIND R1 BLADE アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン | HOME | grindworks Variant ONE Driver≫
2017年02月14日
PR
クリーブランド RTX-3 CAVITY BACK ツアーサテン ウエッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは クリーブランド RTX-3 CAVITY BACK ツアーサテン ウエッジ です。

シャフトは N.S. PRO 950GH です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は96g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は450g です。

クリーブランドの新しいウェッジです。
久し振りにクリーブランドのウェッジに出会い、嬉しく思いました。
一目見て、ちょっと変わったウェッジだな・・・。と思いました。
キャビティタイプで、かなり工夫されている感じがします。

機能性を感じさせるデザインです。
クリーブランドは本格的なオーソドックスなタイプのウェッジもあれば、このウェッジのように様々な工夫が取り入れられているウェッジもあります。

バックフェースにある、この黒いパーツが目立っていました。
どのような効果が期待できるのでしょうか?

ソール幅は普通ですが、最近はワイドソールを見慣れているせいか、少し狭く見えます。


トレーリングエッジが大きく削られていました。
ここまで大きく削られているのは珍しいです。
あまり見かけません。
思い切った設計をしているな・・・。と思いました。
今のウェッジは、多様化しています。
このソール形状は、バンカーを苦手にしておられる方が見ると、少し苦手意識が芽生えてしまうかもしれない・・・。と思いました。

ネックは短めというよりは、はっきりと短いです。
ここまで短いのも、最近はあまり見かけません。
私はロングネックタイプが好きなので、この短さは少し物足りない感じがしましたが、バックフェースの工夫もそうですし、あえてこの長さにしているのだろう・・・。と思いました。
ノーマルタイプのウェッジとは、別の角度から攻めて設計されているように見えました。

ホーゼルには『FEEL BALANCING TECHNOLOGY』と表記されていました。
クリーブランド独自の技術なのだと思います。

トップラインの幅はノーマルでした。

フェース面には、細かなミーリングがありました。
これまでのモデルにもあったので、予想はしていました。
とても丁寧で美しいミーリングです。
主張し過ぎてしません。
これなら構えたときに邪魔にならないだろう・・・。と思いました。
指で触れてみたのですが、適度なザラザラ感がありました。

このオリジナルグリップはとてもいいです。
ベルベットタイプで、ソフトなフィーリングが楽しめます。
他のグリップには無い、何ともいえない『しっとり感』があります。
微妙な距離感を出していくうえで、とても頼りになるグリップです。
今は各メーカーのグリップも個性的な物が増えていますが、グリップは消耗品です。
特にウェッジは消耗が激しくなると思います。
新品のときはまだいいのですが、使っていくうちに交換したくても同じグリップが無いと不満が残ってしまいます。
しかし、このグリップならば、クリーブランドのロゴは無くても、同じグリップは手に入りやすいので安心です。

ボールを前にして構えたときに、ちょっといつもと違うな・・・。という感覚がありました。
それは『顔つき』というよりも、『ソール形状』『据わり感』によるものです。
トレーリングウェッジの削りの大きさを感じました。
スクエアに構えたときも、開きやすくなっているように感じました。
『据わる感覚』が、これまでの物とちょっと違っている感じがしました。
ネック部分も気になりました。
少しグースになっていますが、ほんの少し『出っ歯』タイプになっています。
昔から見かける顔ではありますが、少し苦手に感じる部分があります。
『ストレート』『グース』でいうと、私はグースに見えました。
ネック形状と、『据わり感』がいつもと違うので、ちょっと構えづらいな・・・。と思いました。

フェースは開きやすいです。
ソールを丸く使っていけるタイプです。
今は開きやすいウェッジが増えてきました。
このウェッジは開き気味くらいが、ちょうど『スクエア』といえるのではないかな?と思いました。
試打を開始しました。

一球目はちょっとダフってしまいました。
大きなダフりではなかったのですが、はっきりと分かりました。
それは『構え感』によるところもあったと思うのですが、今日の場合はウェッジではあまり使い慣れないシャフトによるところがあるのではないかな?という思いがありました。
私には重量感がやや足りない感じがしましたし、手元でコントロールしづらくて、ちょっとミスしてしまったのかな?と思いました。
しかし、これはすぐに修正できると思いました。
一旦打席を外して深呼吸をして、再び試打を開始しました。

『打感』は、いい感じでした。
すごくソフトというよりは、ややしっかりした感じがありましたが、好感のもてる打感です。
球の重さを感じ取れましたし、運ぶイメージが出せました。

スピン性能は、なかなか高いです。
安定している感じがしました。
『激スピン』で強く戻ってくるというよりも、安定して止めてくれる印象をもちました。
フェース面のミーリングがしっかりと仕事をしてくれているのだと思います。
『球の乗っかり感』もありました。
一瞬『くっつく』感じがするので、コントロールしやすいです。

『球のあがりやすさ』は普通です。
イメージした通りにあがってくれました。
機能性を感じさせるウェッジではありますが、ナチュラルなところもしっかり残っていると感じることができました。

『安定性』は高いです。
キャビティバック構造の長所が出ているように思います。
この部分が、このウェッジの一番の特長といえるのではないでしょうか?
かなり機能性の高いウェッジだと思います。
打点が少しブレたのですが、それをあまり感じさせない高い安定性能がありました。
車でいえば、完全にセダンタイプだな・・・。と思いました。

『距離感』は少し合いづらいところがありましたが、球数を重ねていって合わせることができました。
いつもとは少し違う感覚での試打になりましたが、このウェッジは他のシャフトもラインアップされているそうなので、次回は違うシャフトでも試してみたいと思いました。

『操作性』は、なかなかいい感じです。
安定性が秀でたウェッジだと思いましたが、フェースも開きやすかったですし、色々と細工をして遊ぶことができました。
高い安定性がありますが、いざとなったときにも頼れるウェッジではないかな?と思いました。

昔からのクリーブランドウェッジファンの私としては、かなり機能的といいますか、革新的なウェッジだと思いますが、メーカーによるたくさんの工夫が取り入れられているのだと思います。
ハイテクタイプのウェッジといっていいのかもしれません。

高性能なウェッジですが、私にはちょっと合いづらいところもあったので、購買意欲が刺激されることは、正直無かったのですが、面白いウェッジだな・・・。と思いました。

これからも、クリーブランドウェッジには期待していきたいです。
コメント