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2016年12月17日
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プロギア RS ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはプロギア RS ドライバー です。

シャフトは Speeder 661 EVOLUTION III です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66.5g、トルクは3.8、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は311g です。

プロギアの新しいドライバーです。
先日、RS ドライバー Fというドライバーを試打したのですが、今日はまた違うモデルです。
同じRSシリーズということもあり、デザインがよく似ています。

シャロータイプのヘッドです。
Fと同じです。
ただ単にシャローということではなく、立体的なところもあります。
単純ではない、複雑さがあります。
この形状も、プロギアの深い研究によるものではないでしょうか?
設計にアバウトさはなく、緻密さが感じられます。

ネックには調整システムが搭載されていました。
Fと同じです。
ウェイトもありました。
『3』という数字があったので、3gということでいいのでしょうか?

試打するのは、このRSのポジションです。
この位置がノーマルなのだと思います。
調整機能が搭載されていますが、あまり調整をしてみたいとは思いませんでした。
この位置がおそらくベストなのだと思います。

Fと同じく、トゥ側に凹みが見られました。
これはどういう意味があるのでしょうか?

バックフェース付近にウェイトがありました。
8という数字がありました。
ウェイト近くの模様で、このウェイトが交換できるタイプなのだということが分かりました。
今は色々な重さのウェイトを交換できるドライバーが多くなりました。

シャローバックタイプです。
大らかさと球のあがりやすさを感じさせます。
ディープタイプを好まれない方もいらっしゃると思いますが、このようなシャローだと親しみをもたれやすいのではないでしょうか?
『シャロー=頼りない』という時代は過ぎ去りました。

綺麗なフェース面です。
弾きが良さそうです。
指で触れてみたのですが、浅い溝がありました。
最近は溝のないドライバーも多いですし、こういったところは色々あって面白いです。
強度だけで考えると溝が無いほうがいいのかな?と思いますが、雨の日のラウンドでは、溝があったほうがいいのかな?と思います。

クラウンが凹んでいました。
Fがそうだったので、このドライバーもそうなっているのではないかな?と思っていたのですが、やはりそうでした。
ここの部分が、他のドライバーと大きく違うところです。
ここに秘密があるのでしょうか?

このオリジナルグリップは、ソフトなフィーリングで好感がもてます。
今のグリップは、かなり機能的なデザインの物が増えてきましたが、このグリップはシンプルです。
グリップも多様化してきました。
ソフトなフィーリングは維持しつつも、雨の日でも滑りにくいグリップが好きです。
そして耐久性が高ければなおさらいいです。

投影面積が大きい個性的な顔をしています。
Fと同じような顔です。
今度、機会があれば見比べてみたいと思いました。
逃がすというよりは、つかまりやすそうな顔をしていました。

素振りをしてみても、いい感じです。
こういったラージサイズのヘッドと、走り系のシャフトの相性はいいように思います。
昔のラージサイズドライバーはつかまりにくい物が多かったように思いますが、最近は改善されています。
ヘッドもそうですし、シャフトが進化して大型のデメリットが解消されつつあるように思います。
タイミングもすぐに合いました。

ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
フェードというよりはドローのイメージが色濃く浮かんできました。
クラウンの凹みも目立っていました。
ヘッド後方が、かなり膨らんでいます。
初めて見たときはとても驚きましたが、何年も経って見慣れました。
見とれるようなことは無かったのですが、特に苦手意識も芽生えませんでした。
大らかそうな顔をしているな・・・。と思いました。
まずは細工をせず、そのまま振り切ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その飛距離性能の高さです。
かなり高いです。
はっきりしています。
先日Fを試打したときも感じていたのですが、このドライバーもかなり高性能です。
弾きが良くて、初速の速さが際立っています。
ピンポン球のように飛んでいきました。
キャリーをしっかりと稼ぐことができましたし、『ボールの落ち際』が緩やかです。
相撲でいうところの『粘り腰』といったらいいでしょうか?
簡単に土俵は割らない感じです。
そろそろ落ちてくるかな?と思っても、そこからさらに『堪えて』といいますか『粘る』感じがします。
落ち際が緩やかです。
急速に落ちる感じはしません。
最近はハイレベルなドライバーが多いですが、ここまで感じるドライバーはあまり見当たらないような気がします。
これは凄いな・・・。どういう工夫がされているんだろう?と思いました。
先日試打したFも凄いですが、こちらのほうが、高さが少し抑えられていて弾道が強い感じがしました。
Fもかなりいいですが、私はこちらのほうが好きです。
これは人によって、好みが分かれるところだと思います。

『打感』は、ややしっかりめですが、硬すぎることなく、程良い感じでした。
『球の重さ』を、はっきりと感じとることができました。

『音』はとても良いです。
耳に優しい心地いい音です。
いいインパクトを感じとることができました。
いい音を発するドライバーは、自然にスイングが整い、距離も伸びやすくなります。

球もあがりやすくて、いい感じでした。
深重心らしい『お尻の重いあがりやすさ』といったらいいでしょうか?
途中から浮き上がるのではなく、最初から高さを出していける感じです。
弾道も高めです。
『一桁ロフト』の高さではないと思いました。
フェースが自然に上を向きやすい感じがしました。
アッパーに振り抜いていきたい方にも合いやすのではないでしょうか?

『安定性』は高いと思いました。
シビアな感じはしませんでした。
スイートエリアも広めです。
いい意味で『だましながら打てる』感じがしました。
少々のミスヒットには寛大なところがあるな・・・。と思いました。
球はつかまりやすいです。
ヘッド自体もそうですし、装着されているシャフトもつかまりやすいので、その2つの相乗効果でさらにつかまりやすくなっていると思いました。
私にはややつかまり過ぎなところもあったので、少し逃がす感じで打っていくか、右からちょっと回す感じがちょうどいいかな?と思いました。
シャフトの先がもう少し堪えてくれるタイプを使ってみるのもいいと思いましたし、ウェイトを替えるとどのように球筋が変わっていくのか興味があります。

『操作性』という点では、あまり敏感に反応するタイプではないと思いましたが、左右にも曲げることはできました。
私はフック系のほうが易しく感じましたが、日頃球のつかまりが弱いと感じておられる方には、ちょうどいいように感じられるかもしれません。
ヒッター向けのドライバーであることは間違いないのですが、コスり気味の球が多くでてしまう・・・。とか、もうちょっとつかまりのいい球を打ちたいな・・・。真っ直ぐというよりはドローを持ち球にしたいな・・・。という方は、試してみられる価値が大きいのではないでしょうか?
インテンショナルなショットを打ち分けるというよりは、『安定したひとつの球筋』といったらいいでしょうか?
持ち球を限定してコースを攻めていきたい方に合いやすいように思います。
いい意味でのワンパターンで攻めていくほうが、ゴルフがよりシンプルになるような気がします。

コースでプレーしていて怖いと感じることはいくつかありますが、その最たるものといえば『逆球』かもしれません。
ドローをイメージして右から回していこうと思ったのに、ドローが掛からずにそのまま林に突っ込んでしまった・・・。とか、フェードをイメージして左から攻めたのにフェードが掛からずに深いラフにつかまってしまった・・・。などです。
OBやロストボールの危険性も高まります。
そういった意味では、このドライバーは逆球にはなりにくいと思いました。
それくらい、個性がはっきりしていました。
先ほども書きましたが、かなり球のつかまりがいいので、右に抜けていくことにはなりにくいと思いました。
勿論、無理やり右に曲げていけば曲がらないことはないのですが、大きく右に逸れていかないので、トラブルを避けやすいように思います。
私はフッカーなので、つかまりやすく感じたのかもしれません。
装着されている赤いスピーダーも、このヘッドと合っていると思いましたが、私はもう少しつかまりを弱くしたいと思いました。
そのほうが方向性を出しやすいように感じました。
狙った方向にきちんとライン出しできれば、そこから大きく曲がりにくいので、狭いホールのティショットでも使えそうだな・・・。と思いました。

総合力がかなり高いドライバーです。
顔は特徴的ですが、これが気にならない方には、心強いパートナーになってくれるのではないでしょうか?
日頃あまり感じない『ピカイチ』のドライバーだと思いました。
私は調整機能を重視していないですが、重視しておられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、このドライバーはそういった方々にも対応できています。
しかし、それ以上に感じたのが『基本性能の高さ』です。
特に飛びの性能が高いです。
プロギアらしいレベルの高い飛びです。
他のメーカーがやっていないプロギア独自の工夫があるとするならば、後追いをするメーカーも出てくるのではないかな?と思いました。

飛距離性能だけでなく、フィーリングも邪魔されていないのがいいと思いました。
打感や音にも配慮されていると思いました。
今はオートマチック系ドライバーが殆どですが、それらの中でも、トップクラスの性能をもっていると思いました。
このドライバーはもちろん適合モデルということですし、まだまだアイデア次第で飛距離を伸ばしていけるんだな・・・。と思いました。
もし私が購入するとするならば、もう少し球のつかまりを弱くしたいと思いましたが、購買意欲を強く刺激されました。
12月も半ばになって、そろそろ今年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』を絞り込んでいかなくてはならない時期になりました。
私の中では、『あのドライバー』に決まりではないかな?と思っていたのですが、それからいくつかライバルが登場してきて、ここにきてまた強力なライバルが現れました。
今年、あと何本試打できるか分かりませんが、どのような結果になるのか、今からとても楽しみです。
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