Post
≪ダンロップ NEW ゼクシオ プライム ドライバー | HOME | ダンロップ NEW ゼクシオ フォージド アイアン≫
2016年12月10日
PR
ホンマ TOUR WORLD TW737 445 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ TOUR WORLD TW737 445 ドライバー です。

シャフトはVIZARD EX-C65S です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスは65S、シャフト重量は65g、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。

ホンマのニュードライバーです。
先日は460というドライバーを試打しましたが、今日はこの445という名前のドライバーを手にすることができました。
この数字が、ヘッド体積であることは想像に難くないです。

シンプルで美しいドライバーです。
ホンマらしい高級感もあります。
ホンマは一時期、ベテランゴルファー用クラブに偏っていたこともありましたが、最近は違います。
数年前から変わりました。
このドライバーも、アスリート色が強く感じられます。
数あるメーカーの中で今、一番多くの契約プロを抱えているメーカーといってもいいのではないでしょうか?
今はあえてプロと契約しないメーカーも増えてきているそうです。

ネックの長さはちょうどいい感じです。
最近のドライバーの中では、やや長めかもしれませんが、これくらいがとても美しく見えます。
ネックに調整機能は搭載されていませんでした。
ホンマは以前、パーフェクトスイッチという調整機能付きドライバーを発売していて、その印象は今でも残っているのですが、最近のモデルでは見られません。
調整機能は不要だという、メーカーの判断によるものでしょうか?
それともまた復活するのでしょうか?
最近のクラブは調整機能がついていない物のほうが多いように感じますし、ブームは去りつつあるのかもしれません。
しかし、メーカーによっては今でも搭載されていますし、まだまだ続くと思います。
私は調整機能を重視していませんが、調整機能付きのドライバーを購入条件に挙げておられる方もいらっしゃると思います。

ソールにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
以前試打した460と同じです。
この位置にあるということは、浅重心モデルなのでしょうか?
他のメーカーのドライバーにもありますし、見慣れた感じがします。

ディープタイプのヘッドです。
厚みがあります。
『フェース高』も、しっかりあります。
シャロータイプが全盛の今、あまり見られませんが、このようなディープタイプを好まれる方も多くいらっしゃると思います。
叩けるイメージ。操作しやすいイメージが、このディープタイプのヘッドにはあります。

このオリジナルグリップは、なかなかいい感じです。
ソフトというよりは、しっかりめなフィーリングです。
滑りにくいタイプです。
バックラインがありました。

いい顔をしています。
ディープタイプらしい、シュッとした感じがします。
くどくないといいますか、あっさりした男前だと思いました。
大顔タイプではないので、不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
小顔タイプを好まれる方は好感を持ちやすいのではないでしょうか?
好みが分かれるところだと思いますし、メーカーもあえてターゲットを絞り込んでいるのだと思います。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
ディープタイプのドライバーなので、もっとハードな設定になっているのかと思っていましたが、そうではありませんでした。
特別重いとか、硬いという印象はありませんでした。
ガチガチなタイプではなく、結構動く感じがしました。
先が堪えるという印象はありませんでした。
今のシャフトの中でも、比較的オーソドックスな印象をもちました。

ボールを前にして構えてみると、とても好感がもてました。
いい顔をしているということもあるのですが、この絶妙な『逃がし顔』がたまりません。
気持ち良く振っていけそうな感じがしました。
左へつかまりすぎず、上手く逃がしていけそうです。
フッカーには構えやすいですが、スライサーの方には苦手意識をもたれやすいかもしれません。
つかまるイメージが欲しい方には、合いづらいかもしれません。
最近はディープタイプのドライバーでも、結構つかまえ系の顔をしている物もありますが、このドライバーは昔ながらの『逃がし系』です。
最新ドライバーではありますが、昔のいいところを、そのままもってきたような感じがします。
リラックスして構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめでした。
ソフトで球持ちがいいという感じではありませんでした。
フェースに乗るというよりは、バンと弾く感じのフィーリングでした。
予想していたフィーリングとは違っていたので、意外でした。
もっとソフトなフィーリングを予想していました。

『音』は、おとなしめの金属音でした。
特に不満の無い音です。
最近のホンマのドライバーの音といえば、昨年試打した TW727 430 というドライバーの印象が強烈に残っているのですが、このドライバーの音は改善されていました。
同じディープタイプで小顔なので、ひょっとしたら?と思っていましたが、違う音だったので、良かったな・・・。と思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、このヘッドの印象通り、結構タフなタイプです。
ライナー系の球が出やすいです。
このドライバーのロフトは10.5度ということですが、これまでたくさん出会ってきた『二桁ロフト』らしいあがりやすさはありませんでした。
低スピン性能も高く、かなり叩いていけるタイプのドライバーです。
普段、9度や9.5度のドライバーを使っているという方も、まずはこの10.5度を試してみられるのがいいのではないでしょうか?
かなりしっかりした10.5度といっていいと思います。
ある程度のHSを要すると思いますし、人によっては球があがりきらずにドロップして飛距離を稼げない・・・。ということもあるかもしれません。

『安定性』という点では、決して安定性最優先ではないですし、高い直進性があるとは思いませんでしたが、シビア過ぎる感じもしませんでした。
『平均的』といった印象をもちました。
ただ、先ほども書きましたが、球がつかまりやすいタイプではないので、日頃スライスに悩んでおられる方には難しく感じられるところがあるかもしれません。
フッカーの私には易しく感じるところがありましたし、人によって好みが分かれるところだと思いますが、こういったところも、このドライバーの『個性』といっていいのだと思います。
『みんなにいい顔をしない』ドライバーといったところでしょうか?

『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
低スピン性能が高くて、浮き上がる力よりも前に確実に進む力のほうが大きいように感じました。
『浮力よりも推進力』といったらいいでしょうか?
私は昔から『スピン過多』で、いつも距離をロスしていたので、今の低スピン性能に長けたドライバーはとても頼もしく感じます。
球がつかまり過ぎず気持ち良く振っていけるので、飛距離を稼げたところもあったように思います。
低スピン性能によるところと、方向を気にせず振り切っていくことができた相乗効果も大きかったように思います。
球の弾きもいい感じでした。
ビッグキャリーを稼いで行くというよりも、風に強く確実にランを稼いでくれるタイプだと思いました。

『操作性』は高いです。
右に曲げることも易しいです。
最近はつかまりが良くて、右に抜けにくくなっているドライバーも増えてきましたが、このドライバーはそれらとは違うと思いました。
大きく曲げることが難しいと感じるドライバーも多いですが、このドライバーにはそういったことは感じませんでした。
私はフッカーなので安心できましたし、元々フェースローテーションを使っていきたいタイプなので、易しく感じるところもありました。
こちらの意思が伝わりやすい印象をもちました。

ウェイトがひとつあるだけで調整機能も付いていないですし、幅広い層をターゲットにしてはいないと思います。
今は多くのメーカーのドライバーが、ひとつのモデルで、より幅広い層に対応していけるような様々な工夫がされています。

しかし、このドライバーは違っていました。
かなりターゲットを絞り込んでいると思います。
しかし、そのターゲットの中に入る方にとっては、かなり扱いやすいドライバーといえるのではないでしょうか?

驚くほどよく飛ぶという印象は無かったですし、いい意味で『予想の範囲内』でした。
フィーリングは予想とはちょっと違っていましたが、飛距離性能やあがりやすさなどは、驚くようなことはありませんでした。

かなり骨太で男前だったところも、印象に残りました。
こういったカッコいいドライバーは挑戦意欲を掻き立ててくれます。

いわゆる『イージー系』のドライバーではないですし、大きな支持を得ることは無いかもしれませんが、ターゲットを絞り込んでいるところがいいな・・・。と思いました。
メーカーの考えがはっきりしている感じがして、好感がもてましたし、私たちユーザー側もクラブを選びやすくなります。
最近はディープ系でも、少し易しめのモデルもありますが、このドライバーはしっかりとした骨太タイプのドライバーだと思いました。
コメント