Post
≪リョーマゴルフ Ryoma MAXIMA TYPE-V ドライバー | HOME | ヨネックス EZONE XPG アイアン≫
2016年11月24日
PR
ダンロップ スリクソン Z765 リミテッドモデル ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z765 リミテッドモデル ドライバー です。

シャフトは Miyazaki Kaula MIZU 6 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは3.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は316g です。

スリクソンの新しいドライバーです。
スリクソンらしいカッコ良さと精悍さがあるドライバーです。
先日、765というドライバーを試打しましたが、今日は違うモデルです。
スリクソンは『三兄弟』のイメージがすっかり定着していますが、今回もそのようになっているのでしょうか?
『565』『965』というドライバーもラインアップしているのでしょうか?

『LIMITED MODEL』という文字があったので、このドライバーが限定モデルなのだということが分かりました。
限定モデルということは、幅広い層を狙ったモデルではなく、一部のユーザーをターゲットにしたモデルが多いように思うのですが、このドライバーもそのようになっているのでしょうか?

小振りでカッコいいドライバーです。
ややディープなタイプです。
何ともいえない、いい雰囲気があります。
今は、ディープタイプのドライバーは敬遠されることもあるので、限定モデルになっているのかな?と思いました。
力強いシャローもある代わりに、打ちやすいディープも今はあると思うのですが、この形状だけで敬遠されるのかもしれません。

ネックは、やや短めに見えましたが、今のドライバーの中では平均的な感じがします。
調整システムは搭載されていませんでした。
こうして見ても、スリクソンらしい、いい雰囲気が感じられました。

トゥ側

ヒール側
ソールのフェース寄りにはウェイトが配置されていました。
フェース寄りにあるということは、ある程度の『浅重心』になっているのでしょうか?
他のメーカーでは大きめのものが中央にひとつだけでしたが、このドライバーはトゥ側とヒール側にそれぞれひとつずつ配置されています。
しかも、トゥとヒールに分かれているということは『慣性モーメント』にも配慮されているのかな?と思いました。
色々な重さが用意されているのでしょうか?

セミディープ形状といっていいと思います。
ものすごく厚みがあるというようには見えませんでしたが、今のドライバーの中では明らかに厚みがあるタイプです。
スリクソンらしいディープなヘッドがとてもカッコいいです。
易しさを求めていない・・・。しかし難しすぎない。
手にとって打ちたくなるドライバーを目指しているように見えました。

フェース面のデザインは、これまで試打したモデルと同じです。
すごくシンプルですが、弾きが良さそうなフェース面です。

このオリジナルグリップはソフトなフィーリングでとても良いです。
慣れ親しんだフィーリングです。
バックラインがありました。
私は無いほうが好きなのですが、今はバックライン有りが多いように思います。
グリップのメーカーは違っていても、そのように感じます。
バックライン有りを求めておられる方が、それだけ多いということだと思います。

スリクソンらしい顔をしています。
小振りで適度な厚みがあって、ヘッド後方が少し尖っていたので、私が以前愛用していた『ZR-30』というドライバーを思い出しました。
ZR-30はとても優れたドライバーで、飛距離と操作性の高さが両立できていたドライバーでした。
初めて試打してすごく気に入って、その年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』に輝きました。
そのZR-30に似ているな・・・。と思いました。
親近感が湧いてきました。
ただ、フェースが左を向いているように見えました。
ちょっとクセがあるかな?と思いました。

素振りをしてみると、好感がもてました。
タイミングも取りやすいです。
以前試打したドライバーと同じなので、すぐに慣れることができました。
夜空に照明で照らされたオレンジ色のシャフトがよく映えていました。

ボールを前にして構えてみても、いい感じでした。
構えやすいです。
『ドロー』『フェード』でいうと、ドローのイメージのほうが強くでました。
やはりフェースが左を向いているように見えました。
ラージサーズのシャローヘッドでつかまえ顔なのはもはや『常識』といえますが、このようなコンパクトなヘッドでつかまえ顔は珍しいように思いました。
左への注意が必要に感じたのですが、打ちづらいというほどではありませんでした。
まずは細工をせずに、いつも通り普通に振り抜いてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
硬くなくソフトです。
しかし、『軽い』というよりは『しっかり』という印象をもちました。
弾きもいいのですが、『押していける』感じがしました。

『音』は、やや大きめの金属音でした。
嫌な音ではないのですが、結構個性的な音だな・・・。と思いました。
これまで出会ってきた、ダンロップのドライバーの音にしては珍しいな・・・。と思いました。
苦手な音ではありませんが、『聞きのごたえ』のある音ではありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、まずまずでした。
打つ前は低いライナー系を予想していたのですが、予想していたよりも高くあがりました。
叩けるドライバーですが、タフな印象はありませんでした。
打ち出しもそうでしたが、最高到達地点も高めでした。

『安定性』という点では、見た目通りだと思いました。
易しさ優先のドライバーではありませんが、すごくシビアだという印象もありませんでした。
正直なところはありますが、難しくなり過ぎないようにメーカーが工夫しているように感じました。

『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。
強い球が打て、キャリーも出せました。
夜空に飛んでいくボールの軌道が美しくて、しばらく目で追っていました。
スリクソンらしい高性能を感じたのですが、正直ちょっと物足りないところもありました。
『ボールの落下角度』が急でした。
もっと緩やかに落ちていってくれればいいのですが、最高到達地点から急に落ち始めるのが不満でした。
重く、伸びのある球ではありませんでした。
結構『球質』が軽いように感じました。
こういったところがちょっと意外でした。
しかし、これは私のスリクソンに対する期待が高いからなのかもしれません。
他のメーカーのドライバーであれば、充分及第点だと思うのですが、私は物足りなさを感じました。
飛んでいる弾道を目で追いながら、やはりここ数年、ドライバーの飛距離は伸び悩んでいるな・・・。と、改めて感じました。
最新モデルが必ずしも最高の飛びをするわけではありません。

『操作性』は、いい感じでした。
左右へも素直に反応してくれました。
構えたときにつかまりそうな印象をもっていたのですが、右へ曲げることも易しく出来ました。
私はどちらかというとドロー系のほうが打ちやすいと感じましたが、フェードヒッターの方にも合いやすいのではないでしょうか?
球が逃げることなく、つかまりのいいフェードが打ちやすいような気がします。

スリクソンらしいカッコいいドライバーでした。
顔にちょっと特徴がありましたが、実際に打ってみるとそれほどクセがある印象はありませんでした。

『飛距離性能』に物足りなさを感じてしまいましたが、これもウェイトを交換したりシャフトを替えてみたりすればまた違う印象になるような気がします。
もっと伸びのあって粘りのある弾道が出たらいいな・・・。と思いました。
ZR-30に似ていたので、すごく期待していたのですが、ちょっと残念でした。

実際に打ち比べてみないと分かりませんが、おそらく私は以前試打した765のほうが、このリミテッドモデルよりも気に入るだろう・・・。と思いました。

また次のモデルに期待したいと思いました。
スリクソンが2年に1度のモデルチェンジだとしたら、今から2年も待つのか・・・。
長いな・・・。と思いました。
コメント