Post
≪エポン Tour Wedge | HOME | グランプリ GP-XX ドライバー≫
2016年10月19日
PR
キャロウェイ STEELHEAD XR アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ STEELHEAD XR アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS です。

キャロウェイの新しいアイアンです。
スチールヘッドという名前で、とても懐かしく感じます。
STEELHEADIIIというFWは、歴史に名を残す名器です。
私は今でも所有していて、私のFWに対して苦手意識を払拭してくれた大切なクラブです。
その名前のついたアイアンということで、親近感も湧きます。

キャロウェイらしい形状のアイアンです。
洋顔タイプのアイアンといっていいのだと思います。
スチールヘッドなので、ビッグバーサなのかな?と思っていたのですが、『XR』の文字がありました。
XRシリーズのスチールヘッドということなのでしょうか?
こういったところがちょっと曖昧な感じがしますが、全体的な形状や雰囲気は明らかにビッグバーサです。

彫りもかなり深いです。
中に色々な物が組み込まれているようです。
これまでも同様のキャロウェイアイアンに出会ってきたように思います。

トップラインは厚めで、丸みを帯びています。
私はもっと細くてシャープな感じのほうが好きですが、この厚さに好感をもたれる方も多いと思います。

ソール幅はワイドでした。
こうして見ても、かなりグースが利いているのが分かります。

ソールにウェイトが組み込まれているのが解りました。
バックフェースに組み込まれているので、かなり重心の深いアイアンなのだろう・・・。と思いました。

ネックは短めです。
重心が低そうです。
どっしりした感じがあります。

『スルーボア』タイプです。
やはりビッグバーサだな・・・。と思いました。
キャロウェイのアイアンは昔からスルーボアの印象が強かったのですが、ある時期から見なくなっていたので、もう採用しないのかな?と思っていたのですが、最近はまた見かけるようになりました。
私はこういうタイプのアイアンを購入したことは無いのですが、今でも採用されているということは、それだけ大きなメリットがあるのだと思います。
『いい悪い』というのではなく、あくまでも『カテゴリー』が違うのだと思います。
ゴルファーにも色々な好みがあるので、それに対応していこうとするメーカーの企業努力に、いつも頭が下がります。

ホーゼルには『360 CF』の文字がありました。
どういう意味なのでしょうか?
以前試打したアイアンにも『360』という数字はあったな・・・。と思い出しました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
見慣れた感じのフェース面です。
量産タイプらしい仕上がりです。
どう表現していいのか分かりませんが、『クール』といいますか、少し冷たい印象をもちました。
それは決して悪い意味ではないのですが、何かこう淡々とし過ぎている感じがしてなりません。
軟鉄アイアンのあの独特の柔らかさを感じさせ、どこか温かみのある雰囲気が私は好きなのですが、明らかにそれとは異なります。
とはいっても、軟鉄アイアンも実際に触れてみたら鉄らしい冷たさがあるのですが、『微調整がしやすい』『打感が柔らかくて厚みがある』・・・。などといったところから、どこか温く感じられるのかもしれません。
軟鉄には軟鉄の、ステンレスにはステンレスの『体感温度』のようなものがあるのかもしれません。
私はこれまで軟鉄のアイアンしか使ってこなかったので、やはり軟鉄の質感がしっくりきます。

このオリジナルグリップも、キャロウェイらしい感じがします。
硬めでしっかりしたタイプです。
私が好むタイプとは異なるので、どんどんこのアイアンとの『距離』を感じ始めました。

素振りをしてみると、軽く感じましたが、今はこれくらいが標準的な重さといえるのかもしれません。
NSPROがまだ出始めの頃は『軽量スチール』と呼ばれていましたが、いつの間にか『標準』という位置に収まっているような気がします。
DGが『重量級』と呼ばれるようになりました。
今はNSPRO950よりも軽いスチールシャフトもあります。

ボールを前にして構えてみると、やや苦手なタイプではあったのですが、これまでもたくさん経験していますし、予想していました。
これが『キャロウェイ顔』といっていいのかもしれません。
グースが強いですし、トップラインの厚さと丸さが目立っていました。
ただ、それほど面長ではないところがいいな・・・。と思いました。
決して小顔タイプではないのですが、大顔すぎる感じはしませんでした。
そこに好感をもつことができました。
適度な『フェース高』があるので、そのように感じられたのかもしれません。
ドライバーに限らず、アイアンもシャローフェース過ぎると、私は難しく感じることが多いです。
『フェース面の縦』を意識したい・・・。といいますか、使っていきたいと考えています。
ただ、なかなかイメージが出てこなかったので、最初は少し探りを入れる感じで打ってみることにしました。
イメージが浮かばないまま打つことになるので、少し緊張しました。
試打を開始しました。

『打感』は硬めでした。
正直、私にとって、あまり好ましい打感ではないのですが、以前からありますし、これはこれでアリなのだと思います。

球はよく上がってくれました。
このあがりやすさは、かなりのハイテクが搭載されているからだと思います。
『ナチュラルタイプ』というよりは、完全に『ハイテク』といいますか『アンナチュラルタイプ』のアイアンだと思いました。

『安定性』は高いです。
かなりの大らかさがあって、ブレにくさを感じました。
いい意味でアバウトに打っていけるところが長所だと思いました。
ハイテクがギュッと搭載された、イージー系アイアンといっていいと思います。

『飛距離性能』は、かなり優れていました。
完全にディスタンス系のアイアンです。
ボールの弾きが強く、キャリーもしっかり出せるタイプです。
以前も同じようなキャロウェイアイアンに出会っているので、特別驚くようなことはありませんでしたが、改めてよく飛ぶな・・・。と思いました。
アイアンにも、まず飛びを求めていきたい・・・。という方は試してみられてはいかがでしょうか?
性格的に曖昧なところがなく、はっきりしているのがいいと思いました。

『操作性』は、少し難しく感じました。
大らかさがあり、敏感に反応するタイプではないと思いました。
フック・スライスでいえば、私はフックのほうが打ちやすいと思いました。

過去に出会ってきた『ビッグバーサアイアン』そのものだと思いました。
最新モデルなので、おそらく新たな技術が組み込まれていると思うのですが、特徴などすごくよく似ていると思いました。

デジャブ(既視)感といったらいいでしょうか?
以前試打したアイアンのイメージと、このアイアンのイメージがどんどんダブってきました。

最初のうちはなかなかいい感じで打てなくて、自分の技量の低さを感じていたのですが、それでもこのアイアンが上手くカバーしてくれていたように思います。
この易しさが飛距離と共に、このアイアンの大きなウリなのだと思いました。

これからのモデルにも期待していきたいです。
コメント