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2016年10月16日
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グランプリ GP-XX ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは グランプリ GP-XX ドライバー です。

シャフトは GP PLATINUM です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は307g です。

グランプリらしい、独特な雰囲気のあるドライバーです。
すごく派手というほどではないのですが、一目でグランプリと分かるくらい、このデザインが確立されています。
多くのメーカーは、ニューモデルが出るとデザインを一新することが多いですが、グランプリはそうではないようです。
全体的な黒が、とてもカッコいいです。
私がグランプリを知って、まだそれほど経っていないですし、試打した経験も多くないのですが、最初から強烈なドライバーに出会ったおかげで、とてもいい印象をもっています。
なので、このデザインは大好きです。
いかにも飛びそうな印象を与えてくれます。

シャフトに記載されている『ORIGINAL ORDER MADE WEAPON』の文字を見て、カッコいいな・・・。と思いました。
メーカーのこだわりが感じられます。

ラージサイズで、シャロータイプのヘッドです。
グランプリはディープというよりも、シャローの印象のほうがあるので、グランプリらしいと思いました。

バックフェースにはウェイトが2つ配置されていました。
これもグランプリらしいところです。

このアクセサリーのようなものが、よく目立っていました。
こういった『オシャレ心』が常にあるのも、グランプリの特徴です。
この位置にあるということは、ウェイトの役目も果たしているのかもしれません。

ネックの長さは標準的だと思いました。
やや短めではあるのですが、今はこれくらいの長さが多いように思います。
初めて出会ったドライバー『GP PLATINUM』は、結構長さがあったように思うので、それと比べると短くなったような感じもしますが、極端に短くなっているようには見えませんでした。
『重心の低さ』にもこだわっているようです。
いい意味での『腰の重さ』を感じました。
どっしりした感じがします。

フェース面のデザインも、グランプリらしいです。
これまでの経験から、いかにも弾きそうな感じがします。

よく見ると、フェース中央のデザインがちょっと変わっていました。
これがグランプリのオリジナルマークなのでしょうか?
とてもオシャレです。
こういったデザインに凝っているところも、他のメーカーではなかなか見られない工夫です。
このような工夫でまず思い出すのは、マルマンです。
クラブが美しいのは、とてもいいことだと思います。
球を打つだけでなく、目でも楽しみたいと思っています。
美しいクラブは、さらにやる気を高めてくれます。

シャローバックタイプです。
グランプリらしいと思いました。
超シャローということもなく、適度な厚みも確保されていました。
このシャロー形状は、多くの方に親しみやすさをもたらしてくれるのではないでしょうか?

いい顔をしています。
クセの無い感じです。
ややつかまえ顔に見えましたが、苦手意識が芽生えることはありませんでした。
クラウンマークがあったほうがいい・・・。という方には物足りないところがあるかもしれませんが、私は無いほうが好きなので、より好感がもてました。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
もっとハードな設定になっているのかと思いましたが、そうでもありませんでした。
全体的にそれほど重さを感じなかったですし、シャフトも硬いタイプではありません。
『今の主流のスペック』といったらいいでしょうか?
親しみやすいタイプだと思います。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
構えやすいです。
どちらかといえば、つかまりやすそうな感じがするのですが、トゥ側が主張し過ぎずに適度な丸みを帯びているのがいいと思いました。
リラックスできたので、自然と集中力が増してきました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
ボヤけた感じはなく、はっきりとしていますが、硬すぎないので好感がもてました。
あくまでも私の感覚的なことなのですが、打感にも『重さ』といいますか、ボクシングの『階級』のようなものがあるように感じることがあります。
これまでの長い経験から、そのように感じます。
このドライバーの打感は、どちらかというと『重量級』の打感かな・・・。と思いました。
球の質感をはっきりと感じとることができました。
『ライト級』にはライト級の、『ヘビー級』にはヘビー級の良さがあると思います。
私はボクシングなどの格闘技を観るのが大好きで、これまでもたくさん観てきました。
一番強く印象に残っているのは、『トーマス・ハーンズ対ロベルト・デュラン戦』です。
序盤から繰り出されるハーンズ選手の、あの高速ジャブは衝撃的でした。
相手につけいる隙を全く与えず、そのまま押しきり勝利しました。

『音』は、まずまずだと思いました。
『ややはっきりめ』で、特徴のある音です。
グランプリらしい音といえるのかもしれないな・・・。と思いました。

球はあがりやすいです。
弾道も高めで、タフな感じはしませんでした。
親しみやすいタイプのドライバーだと思います。
今はシャロー系のヘッドでも、結構タフなドライバーもありますが、このドライバーにはそのようなことを感じませんでした。
『見た目通り』の性能といっていいと思います。
バックフェースにあるウェイトも、よく効いているのかもしれません。

『安定性』は、なかなかいい感じです。
マニュアルタイプというよりは、オートマチックタイプに近いと思いました。
今はかなりたくさんのオートマチックタイプがあるので、それほど目立った性能ではないかもしれませんが、『高い易しさ』を感じました。
このドライバーのもつ『高い安定性』『イージー性能』も、優れていると思いました。

『飛距離性能』は高いです。
グランプリの誇る性能のひとつだと思います。
かなり弾きが良くて、高弾道で攻めていけるタイプです。
私には、先日試打したD63のほうが合いやすいと思いましたが、D63よりもあがりやすいタイプが欲しい・・・。という方には、こちらのほうが合いやすいのかもしれません。
ヒッタータイプの方に合いやすいドライバーだと思いますが、ターゲットは広そうです。

『操作性』は、まずまずでした。
あまり微妙にコントロールするタイプではないように感じました。
左右にも曲げることはできましたが、このドライバーのもつ『大らかさ』のほうが勝ってしまう感じがしました。
構えたときに、逃がすイメージも出せたのですが、やはりつかまりの良さのほうが勝っていると思いました。
昔のラージサイズのドライバーは、球がつかまりきらずに右に抜けてしまったりして、方向性が出しづらいものが多かったですが、今はかなり改善されています。
しかも、強いフックフェースではなく、構えやすさも向上しています。
このドライバーも、そんなタイプだと思いました。

つかまりやすいドライバーだと思いました。
装着されているシャフトも、大きく関係していると思います。
弾道が高いので、『ハイドロー仕様』といえる感じがしました。
昔のハイドロー仕様ドライバーは、ちょっとクセのあるものがありましたが、このドライバーにはそんなクセのようなものは感じませんでした。
なるべく自然に・・・。という、メーカーの配慮が伺えました。

グランプリらしい、ハイスペックなドライバーだと思いました。
敷居が高すぎず、多くの方に合いやすい性能も持ち合わせているドライバーといっていいと思います。
この『親しみやすさ』というのも、クラブの大切な『個性』といいますか、『性能のひとつ』だと思います。

装着されているシャフトでもいいと思いましたが、できれば色々なシャフトで試してみたいな・・・。と思いました。
さらに高いパフォーマンスが期待できそうです。
易しくていいドライバーなので、多くの方に試していただきたいと思いました。
実際にメーカーが実施しているか、私は分からないのですが、全国で試打会を開催して欲しいと思いました。
私は運良く試打することができたのですが、まだ手にしたことがないという方も多くいらっしゃると思うので、なるべく多くの方が手にされることを願っております。

他の地クラブメーカーもそうですが、グランプリのクラブを試打すると、改めて『日本の地クラブメーカーの凄さ』を感じます。
知名度は大手有名メーカーに敵わなくても、品質や性能では全く劣っていない・・・。といいますか、それらを凌駕している物も少なくありません。
『メーカーのこだわり』や『精度の高さ』も魅力のひとつです。
『メイドインジャパン』であることも、親近感や安心感が増します。
ゴルフクラブに限ったことではありませんが、『ジャパンクォリティ』に対する信頼感は高いと思いますし、ニーズが高まっていると思います。
グランプリは『ハードヒッター用』というイメージをもっておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、このドライバーはそんなタイプではなく、敷居が高すぎない親しみやすいドライバーだと思います。
今日はいいクラブに出会うことができたな・・・。と、いい気分のまま練習場を後にしました。
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