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2016年08月25日
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プロギア RED ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア RED ドライバー です。

シャフトは M-37 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはM-37、シャフト重量は40g、クラブ総重量は267gです。

プロギアREDシリーズのニュードライバーです。
プロギアには色々なブランドがありますが、このREDシリーズも人気が高いです。
私の周りにも愛用者がいます。
REDシリーズは、プロギアの技術がふんだんに盛り込まれたハイテククラブという印象があります。

ラージサイズでシャロー感も強いです。
この黒い色が存在感を高めています。
REDシリーズは、そのスペックなどから、エグゼクティブゴルファー向けといいますか、ベテランゴルファーの方に合いやすいように作られている印象があるのですが、ゴールドではなくブラックです。
全体的に光沢感のあるブラックです。

ネックは短めですが、見慣れた長さです。
かなり重心が低そうです。

バックフェース付近にある、このアクセサリーのような物が目立っていました。
この位置にあるということはウェイトでしょうか?
真ん中に三つの丸い穴があります。
専用の工具を使えば交換できそうですが、何となく交換できないだろうな・・・。と思いました。
そんな雰囲気がありました。

ヒール側にある、この矢印のような模様も大きな存在感を放っていました。
これには、どのような意味があるのでしょうか?
PRGRのやることなので、決して無意味ではなく、何か特別な意味があるのだと思います。
このように、分からないまま試打をするというのが楽しくてたまりません。
このクラブの特性を全部感じ取れたらいいな・・・。と思いました。

ヒール側

トゥ側
ヒール側とトゥ側には小さな凹みがありました。
赤く塗られているということもあり、よく目立っています。
これは適正な重量配分によるものでしょうか?
トゥ側とヒール側にはウェイトが配置されている物も少なくないですが、このドライバーはウェイトの代わりに『凹み』でした。
すっきりして見えます。

フェース面のデザインは、見慣れた感じがします。
フェース面の真ん中付近を指でなぞってみたのですが、溝はありませんでした。
スリクソンのドライバーを思い出しました。
スコアラインのような見た目にはしているけど、強度の関係で溝にしなかったのかな?と思いました。
見るからに、『弾き』にこだわっているように感じられます。

このオリジナルグリップはシンプルでした。
特に変わったところは見られません。

シャロータイプのヘッドです。
重心が低そうですし、それ以上に深そうな感じがします。
浅重心タイプのドライバーとは雰囲気が全く違っていました。

顔は好感がもてました。
これまでの感覚だと、このようなタイプのドライバーは、かなりの『つかまえ顔』だったり、オフセットがきつめだったりすることが多かったのですが、このドライバーにはそのようなことはありませんでした。
すっきりしていました。
ヘッド後方が少し伸びていましたが、よく見られることですし、気になるほどではありませんでした。
物理的な性能だけでなく、プレイヤーの感覚にも配慮されて作られているんだろうな・・・。と思いました。
さすがはPRGRだな・・・。と思いました。

素振りをしてみたら、かなりの軽量で軟らかいタイプでした。
ヘッドだけ見ると、結構重量感がありそうですが、振ってみるとそんなことは全くありませんでした。
ベテランゴルファーの方をターゲットにしたクラブなんだな・・・。と改めて思いました。
何回か素振りを繰り返していって、タイミングが整ってきました。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
フェースが被っているようには見えなかったのですが、つかまりが良さそうな感じが強く出ていました。
少しアップライトに感じられました。
振り抜けば自動的に球がつかまり、真っ直ぐからやや左へ飛びそうなイメージが浮かんできました。
私は左へのミスがとても怖いのですが、このドライバーの構え感は苦手なタイプではありませんでした。
しっかりと対処できるタイプに感じられました。
試打を開始しました。

『打感』は、いい感じです。
ずっしりとした重量感というよりは、やや軽めの打感ですが、はっきりしていてボヤけた感じがしません。
しっかりとインパクトを感じとることができました。
はっきりした打感ですが、硬すぎず、いい感じでした。

『音』も好感がもてました。
大きすぎず、爽快感のある音です。
しっかりと振り抜くことができました。
音によって、そのクラブに対する印象が大きく変わってくることも多いですが、このクラブの音は好感がもてました。

球はあがりやすいです。
かなり高弾道なタイプです。
ロフト(10.5度)ということもありますが、もっと低く抑えていきたい・・・。というほどでした。
球も浮きやすいですし、タフな要素は全く感じられませんでした。

『安定性』も高いです。
私にはかなり軽量でシャフトも軟らかいので、最初の数球はあまりいいところでヒットできないかもしれない・・・。と思っていました。
しかし、一球目からとてもいいところでヒットすることができました。
フェースの真ん中よりも、ちょっと上のところに当たりました。
それから続けて打ってみたのですが、ほぼ同じところにマークが残っていました。
打つ前に素振りを繰り返したということも、この好結果につながっていると思うのですが、思いの外まとめやすいのが印象的でした。
球も曲がる要素があまりなく、同じような軌道を描いていました。
リストを利かせて、ボールの横っ面をビンタするような感覚といったらいいでしょうか?
シャフトは軟らかいですが、遅れずついてきてくれたので、合わせに行かず振っていくことができました。

『飛距離性能』も、いい感じでした。
このスペックのドライバーの中では、間違いなくトップレベルにあるといっても過言ではないような気がしました。
フェース面を見たときに感じていた通り、かなり弾き力が強いです。
弾道がパワフルであっという間に飛び去っていきました。
今は高反発モデルが増えてきているので、このドライバーもひょっとしたらそうなのかな?と思ったのですが、バックフェースにはSLEルール適合だという文字がありました。
ルールギリギリまで、『ミリ単位』で反発力を高めているのではないでしょうか?
フェース面もそうですが、ヘッド全体でボールを弾き飛ばしているように感じられました。

『操作性』という点では、あまり操作するタイプではないと思いましたが、曲げることもできました。
最初つかまりそうだな・・・。と思ったからなのか、私はフックボールのほうが打ちやすく感じられました。
フェースは被っているように見えませんでしたが、球は逃げずしっかりとつかまった球が打ちやすいクラブだと思いました。
一時期よく見られた『スライス撲滅』『センターから左専用』・・・。といったタイプとはまたちょっと違うような気がしますが、大型ヘッドのウィークポイントである『つかまりの弱さ』をあまり感じないドライバーだと思いました。

高い機能性を感じさせるドライバーですが、それが嫌みになっていないのがいいと思いました。
均整の取れたデザインといったらいいでしょうか?
外見だけで無く、隠されたところにもプロギアの工夫がギュッと詰め込まれているように思います。

このドライバーの一番の特長は、何といっても弾きの強さです。
構えやすさや打感の良さなどもありますが、このパワフルな弾道が強く印象に残りました。
弾道は高めですが、弱々しい感じではなく、しっかりと『意思を持った』といいますか、『意味のある高さ』だと思いました。

今の主流といってもいい『低スピン性能』が秀でているとはあまり思わなかったのですが、この弾きの強さで飛ばしていくのはアリだと思いました。
『タイプの違う飛び』があることで、私たちユーザーは選択肢が増えるので嬉しいことです。

ドライバーには調整システムがないと嫌だ・・・。という方には、あまりお勧めできないような気もしますが、基本性能はかなりしっかりしているので、多くの方に試していただきたいドライバーです。
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