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2016年08月20日
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FUSO DREAM FAIRWAY WOOD

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは FUSO DREAM FAIRWAY WOOD の3番 です。

シャフトは TMX-417D です。
ロフトは15度、クラブ長さは43.5インチ、クラブ総重量は319g です。

初めて手にした、フソウドリームのフェアウェイウッドです。
初めてなので、ワクワクする気持ちと、どこか緊張するところがあります。
色々なクラブに出会うことができて、本当に幸せ者だな・・・。と思います。

オーソドックスなタイプのフェアウェイウッドです。
奇をてらったところは見られません。
とてもシンプルです。

ネックの長さは普通ですが、今はショートタイプが多いので、少し長い方になるかもしれません。
調整機能も搭載されていませんでした。

トゥ側には、とても控えめな感じでFUSO DREAMのマークがありました。
とても薄いので、よく見ないと分かりません。
こういった控えめなところも、日本メーカーらしい感じがします。

バックフェースにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
数字は刻印されていませんでした。
取り替えるタイプではないのかもしれません。

セミシャローといったところでしょうか?
厚みを感じさせるタイプではありませんが、薄すぎないのがとてもいいです。
何となく、いい雰囲気をもっているな・・・。と思いました。

とてもいい顔をしています。
クセがなく、どのようにも対応してくれそうな印象を受けます。
FUSO DREAMのフェアウェイウッドは初めてなので、顔の傾向なども全く分からなかったのですが、とてもいい顔なので安心しました。
この顔のイメージで、フソウドリームのことを、これからも考えていけそうです。
いい意味で特徴が無い・・・。といいますか、この無に近い感じが何とも言えない、居心地の良さといいますか、親しみやすさを与えてくれているようでした。

素振りをしてみた感じは、予想していたよりもソフトスペックに仕上がっていました。
もっと重量感もあって、シャフトも骨太なタイプかと思っていましたが、そうではありませんでした。
量販メーカーのFWと同じような感覚で振っていくことができました。

ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
好感のもてる構え感です。
どちらかといえば、つかまえ系の顔に見えたのですが、全く問題ありませんでした。
『心地いい感じのドロー』といったらいいいでしょうか?
ふんわりとした、優しい感じが伝わってきました。
細工をせずに、普通に打っていけそうな感じがしたので、そのまま打つことにしました。
試打を開始しました。

『打感』は良いです。
すごく柔らかいというよりは、適度なしっかり感がありました。
『球の質感』を感じとることができました。
インパクトで伝わってくることが多いので、ショットの成否をつかみやすいです。

『音』は、はっきりしていました。
大きすぎず、高すぎず、ちょうどいい感じでした。
美しいフェース面に合った、好感のもてる音です。

球はあがりやすいです。
今日はティアップせずにマットの上から直打ちで試してみたのですが、充分あげてくれました。
タフな感じは全くありませんでした。
シンプルでとてもカッコいいFWですが、骨太である程度HSが無いと球が浮きにくい・・・。というタイプではありませんでした。
かなり親しみやすいFWです。
少々薄めにヒットしても、しっかりと球を浮かせてくれました。
もちろん装着されているシャフトも大きく関係していると思うのですが、敷居の低いFWという印象をもちました。

『安定性』も、なかなかいい感じでした。
寛容さを感じました。
イージー系のFWにも色々あって、たくさんの物が後から付け足してあってゴチャゴチャしたタイプと、比較的シンプルですっきりしているけど易しい・・・。というタイプに分かれると思います。
このFWは後者のほうです。

『飛距離性能』は、まずまずだと思いました。
正直、それほど秀でているとは思いませんでした。
しかし、それはこのFWの飛距離性能が大きく劣っているのではなく、今はたくさんの秀作FWがたくさんあるので、それらと比べると、飛距離という点ではあまり目立たない感じがするな・・・。と思いました。
飛ばないというのではなく、今のFWの中では普通といった印象をもちました。
特別よく飛んで、こちらが驚くということはありませんでした。

『操作性』という点でも、まずまずかな・・・。と思いました。
どちらかといえば、安定性が勝っている感じがしました。
しかし、左右に曲げることも難しくはありませんでした。
敏感に反応してくれるタイプではなく、大らかさをもちながら操っていく感じがちょうどいいような気がしました。

初めて手にしたフソウドリームのFWですが、いい印象のまま試打を終えることができました。
特別ここの部分が凄い・・・。というところは無かったのですが、全体的に上手くまとまっているな・・・。と思いました。

今はFWも研究が進んでいて、かなり『ハイテク化』しています。
ドライバーよりも、今はFWのほうが『飛距離の伸びしろ』が大きいように感じます。

人によっては、ドライバーよりもスプーンのほうが飛ぶ・・・。ということもあり得るのでは無いでしょうか?
私はドライバー無しでラウンドしたことが何度もありますが、これからは一般的にも、ドライバーを抜いてラウンドすることも増えてくるのかな?と思いました。

それはFWがかなり高性能になってきていて、ドライバーの役目を果たしているからだと思います。
あくまでも一般的にはロフトが一番立っているドライバーが一番よく飛ぶということになると思うのですが、人によってはドライバーのロフトよりもワンランク寝たロフトのクラブのほうが飛ぶということもあると思います。
ゴルフクラブがいくら進化しても、『14本以内』というルールはこれからも変わることが無いので、いかに1本のクラブで色々な役目が担えるようになるか・・・。ということも重要になってくるような気がします。

そういった意味では、このFWはスタンダードといいますか、これまで通りのスプーンの役目を果たしてくれそうな感じがしました。
ドライバーをしっかり立てて、敢えて主張し過ぎない・・・。といったらいいでしょうか?
ドライバーとの相性も良さそうです。

オーソドックスな感じで好感のもてるデザインですが、決して性格は尖っていなくて、適度な丸みをもっていると思いました。
ハイテク感はあまり感じませんが、このシンプルさも、また魅力なのだと思いました。
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