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2016年08月10日
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ロイヤルコレクション BBD V7 フォージド ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはロイヤルコレクション BBD V7 フォージド ドライバー です。

シャフトは ATTAS です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは4.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は308gです。

ロイヤルコレクションの新しいドライバーです。
ロイコレらしい、カッコ良さと硬派なところがあって、とてもいい雰囲気があります。
ロイヤルコレクションのクラブは『カッコ良くて当たり前』というのが私の中ですっかり定着しているので、自然とハードルも上がってしまいます。
このドライバーはとても好感がもてます。
昔からのロイコレファンの私としては、とても嬉しくなります。

シャローさが残っていながらも、全体的にはディープな感じがします。
絶妙なバランスが取れているように思います。
それにしても、やはり黒いヘッドはカッコいいな・・・。と思いました。
この重厚感がたまりません。
白いヘッドも好きですが、この黒を基調としたデザインに魅了されました。

このキャビティソールもロイコレらしいところです。
昔に比べ、かなり浅くなっていますし、性能というよりはデザイン的な要素が強いのかな?と思ったのですが、これがあるから一目でロイコレと分かるのが強みだと思います。
とてもいい個性です。

ネックの長さは、しっかりとありました。
今のドライバーの中でも長めだと思います。
この長さにも適正な重心バランスが図られているのでしょうか?

ヒール側にはウェイトがひとつだけありました。
『5』という数字があったので、5gということでいいのだと思います。
それ以外は特に目立つ物は見られず、比較的シンプルなデザインです。
このすっきりしたところが魅力的ですし、見えないところにもたくさんの工夫がされているのだと思います。

このオリジナルグリップはシンプルでした。
これまでも何度か出会ってきたように思います。
特に変わったところは見られませんでした。

ディープタイプのヘッドです。
今のドライバーの中では、明らかにディープだと思います。
今はシャローヘッドの高性能化が進んでいますが、改めて見てもディープにはディープの魅力があるように思います。
力強い弾道のイメージが浮かんできました。
叩けそうな雰囲気のあるドライバーは昔から大好きです。

とてもいい顔をしています。
ロイコレらしい美顔です。
変なクセは全くなく、自然に構えられそうだな・・・。と思いました。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
もっとハードな設定になっているのかな?と思いましたが、そうでもありませんでした。
予想していたよりもライトな感じがしました。
ちょっと印象が変わりましたが、好感がもてました。
シャフトよりも、このヘッドを味わっていこう・・・。と思いました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じでした。
構えやすいです。
左右への不安を全く感じさせない安心感のある、いい顔をしていました。
つかまるでも無く、かといって逃がすでもない、中立的な構え感でした。
ヘッドは小顔というよりは、結構大きく見えましたし、大らかさを感じました。
ロイコレらしいカッコ良さをもたせながら、易しさも感じさせるようにメーカーが工夫しているのではないかな?と思いました。
この構え感にも、メーカーのこだわりが感じられました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、とても良いです。
フェースがボールをよく弾いている感じがしました。
『トランポリン効果』を感じました。
球の重さをしっかりと感じとるというよりは、少し軽く感じました。

『音』は、やや大きめでしたが、不満はありませんでした。
とても品の良い金属音です。
鋭い飛びをイメージしやすい音です。
インパクトが緩むこともなく、しっかりとフィニッシュまで振り抜くことができました。
ゴルフには『音がスイングを左右する』要素があると思うのですが、このドライバーの発する音は、いい方向へ導いてくれそうです。

『球のあがりやすさ』という点では、結構しっかりしている感じがしました。
中弾道といっていいと思いますが、タフであがりづらいというタイプではないと思いました。
ヘッドにも易しさが詰まっているように感じましたし、シャフトもしっかりと上げてくれているように感じました。
ただ、ロフトが9.5度ということもあり、『誰にでもあがりやすい』とか『敷居が低い』というタイプではないと思いました。
ヒッター向けであることは間違いないです。

『安定性』はまずまずだと思いました。
シビアさは感じませんでした。
見た目は硬派な感じがしますが、結構スイートエリアも広いのではないでしょうか?
球のつかまりもいい感じですし、当たり負けせずにしっかりと押し込んでいくことができました。
難しさは感じませんでしたが、今のハイレベルな高安定性ドライバーたちと比べると、それほど目立つほうではないかもしれません。

『飛距離性能』は、いい感じでした。
フェースの弾きがいいですし、弾道も高すぎずロスの少ない飛びだと思いました。
それほど『低スピン性能』に秀でているという感じはしなかったのですが、叩いていっても吹き上がりにくくしっかりと持ちこたえてくれました。
効率よく飛ばしていけるな・・・。と思いました。
飛びのポテンシャルは高いですが、『性格の尖った飛び』だとは思いませんでした。
『親しみやすい飛び性能』といったらいいでしょうか?

『操作性』は、いい感じでした。
左右へも対応してくれました。
結構大らかさを感じるのですが、曲がりづらいというタイプではないと思いました。
私がフッカーだということも関係しているのかもしれませんが、曲げるのであれば、スライスよりもフックのほうが打ちやすいと感じました。

顔がいいので、ついつい細工をしてみたくなりますが、まずはこのドライバーに任せて打ってみるのがいいな・・・。と思いました。
クセの無さと、基本性能の高さを楽しむのが一番だと思いました。

先ほども書きましたが、ヒッター向けなので、『誰にでも』というドライバーではないと思いますが、敷居は高すぎないと思いました。
それほど『低スピン性能』が高いという感じはしませんでした。
ドロップすることなく、しっかりと綺麗な放物線を描いてくれました。

私はロイコレの『CV PRO』というドライバーを数年使っていたので、どうしても後継モデルが気になってしまいます。
CV PROにはいい思い出がたくさんありますが、このドライバーでラウンドしてもいい思い出を増やしていけそうだな・・・。と思いました。

ロイコレはアイアンやウェッジなどもいいですが、アイアン系よりは確実にウッド系のほうが得意なメーカーという印象があります。
このドライバーも、ロイコレらしいハイレベルなドライバーだと思いました。
機能性はある程度感じるのですが、それが極端ではなく、適度にシンプルでまとまっているのがいいです。

構えやすいのでリラックスできますし、それがまた飛距離や方向性を高める大きな要因になっているように思います。
カッコいいですが、決して難しすぎないですし、基本性能のひとつである、飛びも優れているドライバーだと思いました。
人によって、ドライバーへの飛びの性能の種類は違ってくるように思います。
例えば、浅重心にしてできるだけスピンを抑えたモデルにするのか、それとも重心を深くして適度なあがりやすさや方向性をもたせたモデルにするのか・・・。といった具合です。
このドライバーは親近感の湧きやすい飛び性能といった印象をもちました。
日本の、ウッド系が得意なメーカーが日本のゴルファー(ヒッター)の為に開発したドライバーだな・・・。と思いました。
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