ロイヤルコレクション SS.FORGED Wedge - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2016年07月29日
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ロイヤルコレクション SS.FORGED Wedge

                 
ロイヤルコレクション SS.FORGED Wedge
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ロイヤルコレクション SS.FORGED Wedge です。



N.S.PRO 950GH
シャフトは N.S.PRO 950GH です。

ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS です。



正面
とてもカッコいいロイヤルコレクションのウェッジです。


まだそれほど多く出会ってきたわけではないのですが、正統派の顔つきでスピン性能が高い印象があります。


特に印象深いのは、5年前に試打した DB FORGED ウェッジ です。



側面
一目見て、ゾディアのウェッジを思い出しました。


似ているという言葉では言い表せないほど、同じような質感・削り感があります。


ゾディアが作っているのでしょうか?



ソール幅
ソール幅はまずまずだと思いました。


今のSWはワイドソールが多いので、それらと比べるとそれほど広くはないかもしれませんが、適度な範囲のソール幅だと思いました。


こうして見ていても、よく削られているのが解ります。


ヒール側も大きく削られていました。


こういったところも、ゾディアのウェッジとイメージが被るところです。



ネック長さ
ロングネックタイプです。


ウェッジには適した長さです。


この何とも言えないスタンダード感がたまりません。



MADE IN JAPAN
ホーゼルには『MADE IN JAPAN』の文字が刻印されていました。


好感度があがりました。



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。


ここにも『削り』がよく目立っていました。


機械で削られたのではなく、あくまでも『ハンドメイド感』があります。


削りが不均一で整っていないのですが、それがまたいい味を出しています。


この削りも『個性』といっていいと思います。



ミーリングあり
フェース面には、かなりはっきりしたミーリングがありました。


ウェッジにミーリング加工されるようになって、結構年月が経ちましたし、今では普通に見かけるようになりました。


中には近くでよく見ないと分かりづらい物もありますし、はっきりと分かる物もあります。


このウェッジはとてもはっきりしていました。


はっきりし過ぎている・・・。といったほうがいいかもしれません。


指で触れてみても、かなりエッジが効いていますし、ザラザラ感がハンパではありません。


さすがにこれは適合モデルではないだろう・・・。と思い、訊いてみたのですが、やはり新溝ルールには適合していないのだそうです。



SS.FORGED
『SS.FORGED』とはどういう意味なのでしょうか?


『スペシャル』『スタンダード』『ストロング』『スーパー』・・・。


色々な言葉が浮かんできたのですが、どういう意味なのか分かりません。


おそらく、かなり凝った鍛造方法なのだろう・・・。と思いました。



バンス
バンスの利きはまずまずでした。


今のウェッジの中でも、平均的なほうだと思います。



リーディングエッジ
リーディングエッジは薄く面取りしてありました。


ここにもハンドメイド感がありました。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップは、まずまずでした。


私が好むタイプとはちょっと違うのですが、これまでもたくさん経験していますし、独特なソフト感があります。



構え感
ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。


構えやすいです。


ヘッドの据わりもいいです。


アドレスがすぐに決まりました。


フェース面のミーリングも目に入りましたが、気になるほどではありませんでした。


こうして見ても、やはりゾディアっぽいな・・・。と思いました。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じでした。


開きやすいです。


ヒールが邪魔をせずに、いいところで収まっている感じがします。


ほぼ真上に打ち出すイメージも出せました。


ロブ系のショットも易しそうだな・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は良いです。


ソフトで、かなり食いつき感があります。


摩擦力がすごいな・・・。と思いました。


何といいますか上手く表現できないのですが、目の粗い金属製のヤスリで、ボールの横っ面を擦り上げている感じ・・・。といったらいいでしょうか?


もしボールに感情があったとしたら、思わず『痛い』と叫んでしまうんじゃないかな?と思いました。


そう思ってしまうくらい、食いつき感が強烈でした。



スピン性能
予想通り、スピン性は凄いものがありました。


この食いつきの良さは、強烈でした。


食い付いたり、食い付かなかったり・・・。ということは無く、確実に食い付いていました。


これだけ食いつきがいいと『押して止める』感じが出しやすいな・・・。と思いました。


食いつきはそれほどでもなく、『抜けの良さ』で止めるウェッジはどちらかというと『引いて止める』という感じがします。


今はそういうウェッジが多くなりました。


フェース面よりも、ソール(形状)で勝負するウェッジが増えてきました。


しかし、このウェッジは抜けもいいのですが、それよりもこの食いつきの良さのほうが、大きく勝っているように感じました。


かなり急ブレーキが掛かるので、思い切って突っ込んでいけそうだな・・・。と思いました。



トゥ側
ストレートネックなので、球は拾いやすいです。


グースタイプを好まれる方は、少し拾いづらく感じられるかもしれません。


人によって好みが分かれるところだと思います。



バックフェース
『安定性』は、今のウェッジの中では、それほど易しさというものに秀でているとはいえないかもしれません。


易しくなるような工夫は見られませんでしたが、ウェッジは大体このようなものなので、特に難しいと感じることはありませんでした。


かなり食いつきがいいので、逆にそこに難しさを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。


フェースの上をボールが滑るような感覚は出しづらいかもしれません。



距離感
『距離感』は合いやすいです。


これまで出会ってきた、ノーマルウェッジと変わらない感じがします。


落としどころは安定しますが、ボールが急激に止まるので、落としどころを少し先にしてもいいかもしれません。


しばらく使い続けてみて『慣れて』いくしかないような気もします。



操作性
『操作性』はとても良いです。


フェースの開閉を使いやすくて、バリエーションのある寄せを楽しむことができるウェッジだと思いました。


寄せはドライバーなどロングショットのときよりも、イマジネーションが働きやすいと思うのですが、今日もそのような感じになりました。


一球一球、密度の濃い練習ができました。



ヒール側
これだけのスピン性能のあるウェッジは、今では見られません。


『非適合モデル』なので、それも当然かもしれません。


今のウェッジの中でも、間違いなく『キング・オブ・スピン』といっていいと思います。



Royal Collection SS.FORGED Wedge
高反発ドライバーのときにも書きましたが、私は全てのクラブが公式ルールに則ったものでなくてもいいと思っています。


もちろん、競技に出場される方は使うことができないですし、私も使うことはありません。



Royal Collection SS.FORGED ウェッジ
しかし、ゴルフの楽しみ方は人それぞれです。


競技に楽しみを見いだす方もいらっしゃれば、仲間達とのプライベートラウンドを楽しまれる方もいらっしゃいます。


メンバーシップのゴルフ場を主にプレーしておられる方もいらっしゃれば、パブリックコースを主にプレーしておられる方もいらっしゃいます。


今は競技に出られる方よりも、プライベートで楽しまれる方のほうが多いように思います。


特に、ここ数年、競技人口が減ってきているように実感しています。



ロイヤルコレクション SS.FORGED ウェッジ
競技人口を増やすことも大切ですが、それよりももっと大切なのは、ゴルファー全体の人口を増やすことではないでしょうか?


競技にはプライベートラウンドでは味わえない緊張感や達成感などが味わえますし、逆にプライベートは気楽に余裕のある楽しみ方ができるように思います。


高反発ドライバーには、英語で『ルール非適合』だと書かれている物も少なくないですが、このウェッジにはそのような記載はされていませんでした。


ルール非適合だということを、誰が見ても分かるように記しておいても良かったのではないかな?と思いました。



ロイヤルコレクション SS.FORGED ウェッジ
高反発モデルは『飛び』。


角溝モデルは『スピン』。


この分かりやすい目的をもったクラブがこれからも登場してきていいと思っています。


大切なのはそういったクラブでも安全性が確保されていることと、競技では使わないということです。



ロイヤルコレクション SS.FORGED ウェッジ
今のウェッジの中で、間違いなくトップのスピン性能をもっているので、アプローチが楽しくなる方も多くなるのではないでしょうか?


競技には出ないので、スピン性能を楽しみたい。


強烈な『止め』を味わってみたい・・・。という方には、是非試していただきたいと思いました。


かなり強烈に食い付いて止まるので、安心感を得られやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?


私は競技に出場しているので購入することはありませんが、とても面白いウェッジだと思いました。


例え公式ルールに適合していなくても、このような私たちゴルファーを楽しませてくれるようなクラブにはどんどん出会っていきたいと思いました。


そして、いつかは『角溝禁止』が解除されたらいいな・・・。と思いました。



                         
        

                         

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ウェッジの買い替え
golfdaisuki様はじめまして。
初めて投稿させて頂きますTomozooと申します。
いつも本サイトを楽しく参考にさせて頂いてます。

現在ゴルフ3年目で、ゴルフがますます楽しくなってきたこともあり、これまで使用していたクラブの一新を検討しています。

先日、9/9にPINGから発売されるi blade アイアンのシンプルな格好良さに一目ぼれし、フィッティングして予約発注したところです。(golfdaisuki様にこのアイアンをレビュー頂くことを楽しみに待っております)

さてタイトルの通り、golfdaisuki様よりウェッジ選びに関してご意見頂けると幸いです。
現在、アイアンに合わせてウェッジの買い替えを検討していますが、golfdaisuki様が過去打たれたウェッジの中で印象的だったウェッジを3本ほどご教授頂けないでしょうか?
当方としては、以下3点を重視しています。
①打ちたい方向にピシッと構えることができる構えやすさ
②何度も打ちたくなる柔らかい打感
③狙ったところにボールを落とせる距離感が合わせやすい

購入検討の参考にさせて頂きたく、よろしくお願いいたします。

Tomozoo様。はじめまして
Tomozoo様。初めまして。golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
そして、返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

ウェッジ選びについてご質問を頂戴しておりますが、確かに今は素晴らしいウェッジがたくさんありますね。
大手有名メーカーもいいですし、地クラブと呼ばれるようなメーカーも素晴らしいものがたくさんありますね。

私がウェッジに求めるものは、大まかにいいますと、

1.軟鉄であること
2.ストレートネックであること
3.ある程度以上の高重心であること
4.構えたときに、ピンとくるもの(イメージが自然とたくさん湧いてくるようなもの)
5.開きやすいもの(ソール(特にヒール側)が邪魔しないもの)
6.抜けがいいもの
7.スピンコントロールがしやすいもの(スピンが多ければ多いほどいいというのではありません。あくまでもコントロールしやすいものが好きです)

があります。

今は多くのメーカーのウェッジがハイレベルになってきています。

Tomozoo様は

①打ちたい方向にピシッと構えることができる構えやすさ
②何度も打ちたくなる柔らかい打感
③狙ったところにボールを落とせる距離感が合わせやすい

の3つを求めておられますが、私も全くの同感です。
シビアな場面で使うことが多く、スコアに直結するウェッジはこだわっていきたいですね。

私が今年出会った印象的なウェッジを申し上げますと、

まず第一に、RAZZLE DAZZLE CS-01W PRO MODEL を挙げます。
このウェッジは顔がいいですし、打感も柔らかいです。
激スピンという感じはしませんが、コントロールしやすい印象が残っています。

そして、何より抜けがとてもいいです。
『ソール性能』が高いです。
すぐにでも実戦投入してみたいウェッジです。


2つめは、Orion SPY-1 WED TYPE-S ウェッジ です。
このウェッジは独特なミラー仕上げがとてもインパクト大なのですが、とてもいいウェッジだと思いました。
最初に試打したときはそのピカピカ光るのが気になっていましたが、何度か試打してみて、どんどん好感度が増してきました。

イメージも色濃く浮かんできましたし、手に馴染みやすい印象が残っています。
とてもいいウェッジです。


そして3つめは、BUCHI VS200 WEDGE です。
このウェッジもソール性能が高く、とても抜けがいいです。

『勇気をもらえる抜けの良さ』といったらいいでしょうか?

とても実戦的なウェッジだと思います。
BUCHIらしく、洗練された、とてもいい顔をしています。
打感も良くて、1度手にしたら、何度でも打っていたくなるような魅力的なウェッジです。


以上の3つが特に印象に残っています。
どれも大手有名メーカーのウェッジではありませんが、日本にはこのような素晴らしいメーカーがたくさんあるのが強みといえますね。

他にも、以前は好きだったウェッジメーカーもあったのですが、最近は精度が落ちてくているようで、ちょっと好感度が下がってしまったものもあります。

Tomozoo様がグースネックタイプを好まれるのでしたら、この3つはお勧めしづらいところもありますが、ストレートタイプを好まれるのでしたら、是非試していただきたいと思いました。

以上が私の意見なのですが、参考にしていただけましたでしょうか?

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
御礼
golfdaisuki様
お忙しい中、ご親切にご返信頂きありがとうございました。ぜひ参考にさせて頂きます。
しばらくgolfdaisuki様の投稿が無く、『健康を害されたのではないか』と考えていたため、ご健康には特に問題ないとのことで安心しました。
ゴルフも人生も体が資本ですね。
今後ともgolfdaisuki様の日記を楽しみにしております。
また前回投稿した通り、予約発注していたPINGのi blade アイアンが手元に届きました。これまではやさしめのアイアンを使っていたため、若干難易度は上がりましたが、程よい難易度で、これまでにない構えやすさ、マニュアル操作できる感覚に、モチベーションを高くして日々練習しております。
どこかでgolfdaisuki様にもレビュー頂ける日を楽しみにしています。
Tomozoo様。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした
Tomozoo様。こんばんは。golfdaisukiです。
再びコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。

この度はご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
おかげさまで私はずっと元気なのですが、クラブを試打できないこと、記事を更新できないことがとても辛く感じられました。

PINGのアイアンは良さそうですね。
私はまだ手にしたことが無いのですが、機会があれば是非試打してみたいです。

これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。