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2016年06月11日
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ヨネックス TRIPRINCIPLE パター TP-S500

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヨネックス TRIPRINCIPLE パター TP-S500 です。

シャフトは TRG300 です。
ロフトは3度、クラブ長さは36インチ です。

ヨネックスTRIPRINCIPLEシリーズの新しいパターです。
前のモデルは一時品切れ状態が続いたほど人気だったと聞いたことがあるのですが、それだけ画期的なパターだったのだと思います。
1m以内は90%以上の確率で入るというのが人気の秘密だと思うのですが、今回は新しくなって、さらに確率が上がっているのでしょうか?

前のモデル同様、四角で大きなヘッドです。
ヘッドが黒いということも同じです。
今はパターも白いヘッドの人気が高いですが、いずれ白いモデルも発売されるのでしょうか?
しかし、この黒い色だからこそ、適度な重量感を目で見て感じられ、ストロークが安定しやすくなるのではないかな?と思っています。
軽そうに見える物を動かすときと、重そうに見える物を動かすときでは、イメージも変わってくることがあります。

ネックがなく、シャフトが直に挿してあります。
こういったところからも、重心の低さがうかがえます。

ヒール側

トゥ側
トゥ側とヒール側には、それぞれ2つずつウェイトが組み込まれていました。
ここが前のモデルとの大きな違いです。
ウェイトには数字が刻印されていました。
色々な重さが用意されていて、自分の好きなように組み替えることができるのでしょうか?
だとしたら、とても画期的なことだと思います。

この丸い凹みも、よく目立っています。
この部分も、ヘッドの慣性モーメントを高めるのに有効なのだと思います。

丸い凹みの縁には白い模様がありました。
これは前のモデルには見られなかったところです。
色を白くしているということは、それだけ視覚効果を意識しての工夫なのでしょうか?

この白い模様の部分は凹んでいました。
これにも、おそらく理由があるのだと思います。

ソールの一部分だけ、凹みが見られました。
これは前のモデルにも見られました。
低重心のパターらしく、ダウンブローではなく、アッパーブローで打つ為の工夫なのかな?と思いました。
アイアンでいうところのリーディングエッジにあたると思うのですが、もしダフってしまっても、上手く抜けてくれる為の工夫なのかもしれません。
パターでダフる・・・。
考えにくいことかもしれませんが、特別珍しいことではなく、ダフった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに私はダフった経験があります。
セットアップを中途半端に行ったときにダフった記憶があります。


フェース面には無数の凹凸がありました。
前のモデルにも見られましたし、見るからに球をキャッチしてくれそうですし、打感が柔らかそうです。
これまでの経験から、こういうタイプはアルミが多いですが、訊いてみるとやはりアルミとのことでした。
アルミはとてもソフトなタッチが得られやすいですし、パターには適した素材です。

個性的な顔です。
TRIPRINCIPLEらしいです。
この四角いヘッドも、何度か見てきましたが、まだ見慣れない感じがします。

このクラウンマークが前のモデルと違っていたな・・・。と思いました。
前のモデルは3本でしたが、今回は4本です。
どちらがいいとは一概にいえないと思いますが、このような線は奇数のほうが私は好きです。

このオリジナルグリップはソフトなフィーリングで好感がもてます。
前のモデルと同じような感じですし、パターに適したグリップだと思いました。

ボールを前にして構えてみると、独特な感じがしますが、これまでも経験しているので、特に驚くようなことはありませんでした。
イメージが出しづらいところがあるのですが、それをカバーするかのようなオートマチック性があるので、一長一短あるのだと思います。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、特に違和感はありませんでした。
こうして構えてみると、先ほどの白い模様がよく効いているな・・・。と思いました。
カップへ吸い込まれるボールをイメージしやすいです。
『左向きの矢印』のイメージが浮かんできました。
左へ矢を放つような感じで転がしていけそうだな・・・。と思いました。
こういうところも、おそらくメーカーの狙いなのだと思います。
方向性はおそらく確保されているだろうから、まずはタッチだけに集中していこう・・・。と思いました。
最初は目標を決めず、打ち出し直後のスピード感を確かめていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトでとても良いです。
前のモデルのイメージがあるので、このパターにも期待していましたが、期待通りのグッドフィーリングでした。
オートマチック系ですが、タッチも合いやすいです。
一瞬感じられる『乗せ感』がたまらないな・・・。と思いました。

『音』も静かな感じで好感がもてます。
音に邪魔されることなく、タッチに集中することができました。

『球の転がり』も良いです。
『イメージから外れない転がりの良さ』といったらいいでしょうか?
転がりはいいですが、転がりすぎて距離感が出しづらくなってしまう・・・。ということにもなりにくいので、易しく感じました。
ボールに対するフェースの食いつきも良くて、『オーバースピン』をイメージして転がすことができました。

『安定性』も高いです。
オートマチック系パターの中でも、かなり優れているほうだと思います。
左右へのブレを、この大きなヘッドが吸収してくれるように感じられます。
微妙なラインを消して大らかに転がしていける・・・。といったらいいでしょうか?
重量があるので、芝目の変化にも強そうな感じがしました。
プレイヤーは方向を決めて、あとはタッチだけに専念できそうです。

打感も柔らかいですし、適度な重量もあるので、距離感も合いやすいです。
転がりはいいですが、転がりすぎないところがいいと思いました。
返しのパットでも、気を遣いすぎなくて良さそうな感じがしました。

完全にオートマチックタイプなので、操作性という点では、それほど高くないのかもしれませんが、それがまたいいのだと思います。
『読み』と『その実現』が上手くできていれば、いい結果が得られる確率は高くなるような気がします。

こういうタイプのパターは主にショートパットで威力を発揮すると思うのですが、ロングパットでは『寄せる』ことに長けている感じがします。
ミスがミスになりにくいので、距離が残っても寄せやすく、2パットでいける確率もあがってくるんじゃないかな?と思いました。

プレイヤーとパターとの、『完全分業制』が確立されているように感じました。
このパターがもつ『寛容さ』『大らかさ』『打感の柔らかさ』を最大限活用していきながら、プレイヤーはひたすらラインとタッチに集中していけそうです。

『打ちミス』をあまり考えなくていいので、『読み』だけに専念していけそうです。
今はドライバーに限らずパターでも『オートマチックタイプ』が増えてきましたが、このパターはオートマチック系でありながら、打感がいいところが特に気に入りました。

『構え感』は独特ですが、これが気にならないのであれば、頼もしい相棒になってくれる可能性は高いと思います。

トゥ側とヒール側にウェイトが配置されていて、このウェイトがどれだけ威力を発揮しているのかは、分かりづらいところがありましたが、『高慣性モーメント』の要因になっているのは間違いないと思います。
もし、色々なウェイトに交換できるのであれば、それもまたいいことだと思いますが、『調整できるからこその迷い』のようなものも生まれてくると思います。
一体自分にはどの重さがいいのか?
どのパターンで組み込めばいいのか?
など、分かりづらいところもあると思いますし、その日の体調などによっても、変わってくるかもしれません。
こういった工夫はとてもいいことだと思いますが、最初から変えないでそのまま使い続け、そのままの状態で慣れていくことも重要なことではないかな?という思いもありました。
便利過ぎると、見えなくなってしまうこともあると思います。

安定性が高く、フィーリングもいいので、面白いパターだと思いました。
今度機会があれば、コースでも試してみたいと思いました。
次のモデルには、どのような新たな工夫が見られるのか、今からとても楽しみです。
コメント
面白そうなパターですね
とても個性的で面白いパターですね。
また、パターの試打日記も楽しく読ませていただきました。
もしこのパターを個人的に使うことがあれば、
ウエイトは変えないようにします。
体調やグリーンの速さによって変えたりすると、
迷いが生じると思うからです。
「道具は変わらない、しかし人間は体調によって変わるもの」、と中部銀次郎氏が言っていたと思いますが、
まさにその通りだと思います。体調による自分のストロークの変化を知ることが大切だと思っています。
また今後も、楽しい日記を読ませてください。
ありがとうございました!
2016-06-13 22:28 波乗り涼太 URL 編集
お久しぶりです
ご無沙汰しております。お元気でしたか?
仰るとおり、このパターは個性的で面白いですね。
私も初めて見たときは驚きましたが、今は色々なタイプのパターがありますね。
中部氏の言葉はとても深いですね。
私も同感です。
クラブを変えすぎるのはどうかと思っています。
慣れることも重要だと思います。
これからもよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。
2016-06-14 20:04 golfdaisuki URL 編集