カタナ SNIPER 4WD ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2009年12月09日
  

カタナ SNIPER 4WD ドライバー

                 
カタナ  SNIPER 4WD ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは カタナ SNIPER 4WD ドライバー です。



グラファイトデザイン オリジナルカーボンシャフト
シャフトは グラファイトデザイン オリジナルカーボンシャフト です。

ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.8、キックポイントは先中調子、バランスはD1、クラブ総重量は286gです。



SNIPER 4WD
『カタナ』のニュードライバーです。


今年、私は SNIPER X ドライバー エメラルド ゴールド と カタナ SNIPER X ドライバー ブラック ブラックという素晴らしいドライバーに出会うことができて、『カタナ』というメーカーに対して印象度がすごく良くなりました。


それまでは、まだ自分が使うには早いメーカー・・・。といったイメージがあったのですが、あのドライバー以来、自分にも使える感じがし、親近感が湧いてきて、より興味をもつようになりました。


特に『エメラルドゴールド』の、あの凄まじい飛距離性能は今でも忘れることができません。


今年出会ったドライバーの中でも、特に印象深いもののひとつです。



KATANA
ヘッド後方に4つ、何やらウェイトのような物がついています。


これが、この『4WD』と呼ばれる所以(ゆえん)なのでしょうか?


『4WD』と聞くと、私もそうですし、やはりほとんどの方が『車』のことを思い出されるのではないでしょうか?


『四輪駆動』と、このウェイト4つが全て稼働しているということが関係しているのでしょうか?


これだけ思い切った設計をしていながら、クラブの美しさを失っていないところに好感をもてます。



ゴルフクラブ
『クラウン部分』のデザインも、カタナらしい美しさがあります。


前回の『エメラルドゴールド』は美しい『グリーン』がとても特徴的でしたが、今回の『茶色』もとてもセンスがあって美しいと思いました。


高級感を感じます。


どことなく、昔のパーシモンヘッドを少し思い出していました。



N
素振りをしてみると、全体的にかなり軽い感じはしましたが、前回の『エメラルドゴールド』がとても好印象だったので、今回も少々軽くても振っていける感じがしました。


この軽さに対する、苦手意識のようなものは芽生えてきませんでした。


シャフトがすごくしなる感じがしましたし、ヘッドがビュンビュン走っているのが強く感じられます。


カタナのドライバーということもありますし、すごく飛ばしていけそうな気がします。



J
ボールを前にして構えてみても、すごく美しいヘッドだと思いました。


ほんの少しフェースが被っている感じもしましたが、全くといっていいほど気になりませんでした。


左へ引っかかりそうな感じもしてきません。


前回の『エメラルドゴールド』よりは、少しシャローヘッドだと思いましたし、『投影面積』が少しこちらの『4WD』の方が大きい感じがしました。


特に構えづらい感じはせずに、比較的楽な気分で構えることができました。


軽いからといって、躊躇したり、合わせにいくのは止めよう。きちんと振り抜いていこう・・・・。と、自分自身に言い聞かせました。




試打を開始しました。

F
まず感じたのが、その『安定性の高さ』『直進性の強さ』です。


1球目は、ややタイミングが合わず、少し開き気味にヘッドが入ってしまったのですが、それを感じさせない弾道の『直進力』を感じました。


インパクトで自然とフェースが正しい向きに軌道修正されているのでしょうか?


普段の感覚だと、明らかに『スライス』になっているはずの球が、今日はほんの少しの『フェード』で治まっていました。


『エメラルドゴールド』も直進性が強いドライバーだと思っていましたが、この『4WD』はそれ以上な感じがします。


やはりこのヘッド後方の『4つのウェイト』が、すごく効いているのではないでしょうか?


真っ直ぐにしか行かない感じです。


『球のつかまり』がいいので、『スライス系』の方にも、すごく打ちやすく感じられるのではないでしょうか?


『46インチ』ということですし、私にとってはかなりの長尺なのですが、それをあまり感じさせない『振り切りやすさ』だと思いました。



G
私がゴルフを始めて間もない頃、先輩たちから


「当てにいくな、球はどこに飛んでいってもいいから、しっかり振り切れ。当てにいった球は曲がってしまうが、振り切った球というのは、意外と曲がりにくいものだ・・・・。」

と、よく教えられていました。


その言葉がずっと私の中に強く活きていて、今でも振り切るようにしているのですが、今日はまさにその言葉を体感できている感じがしました。


このドライバーは私にとっては明らかに軽いですし長さもありますが、当てにいっては決していい結果が得られないドライバーなのだと思いました。


方向を気にせずにフィニッシュだけはきちんととろう・・・・。と、それだけ考えていたのですが、球はずっと真っ直ぐに飛んでいってくれました。


次第に叩いていく度合いと強めていったのですが、それでも大きく暴れる感じはしませんでした。


球の高さだけが変わる感じがしました。



E
『球のあがりやすさ』という点では、こういったスペックですし、かなりあがりやすく感じられました。


明らかに『高弾道ドライバー』ですが、すごく力強く『キャリー』を稼いでいけているので、これがベストなのだと思いました。


本当はもう少し低く抑えていきたい感じもしていたのですが、それをしだすと、このドライバーの長所が消えてしまうような気がしましたし、ミスが多発しそうな感じがしました。


やはりこのドライバーは『高弾道』で打っていくべきなのだと思いました。


余計な細工はせずに、構えたら気持ちよく振り抜いていくだけ・・・・。


そういったシンプルな発想が、より成功率を高めてくれるような気がしました。


かなり球があがりやすいですし、この高弾道が『曲がりやすさ』をかき消してくれているのだと思います。



D
『打感』は、とてもいい感じです。


私はこういった打感は大好きです。


硬い感じはしないですし、きちんと手応えも感じ取ることができ、『弾き感』も感じられました。


『エメラルドゴールド』同様、すごく飛ばしている・・・・。というのを実感できる感触です。


叩いていっても、それを不安に感じさせない、程良い『抵抗感』とでもいうのでしょうか?


決してボヤけた感じはしないで、しっかりと感じ取れるところに、すごく好感を持つことができました。



H
『音』も、すごくいい音です。


打っていて『爽快感』を感じます。


とても気持ちよく打ち抜いていくことができました。


私にとっては『ソフトスペック』のドライバーであるのですが、インパクトも全く緩まないで打つことができましたし、叩けば叩くほどいい音を聞くことが出来ました。


こういった音を聞いていると、少なくとも周りに気を使わなくてもいいので、『気疲れ』もしません。


何球でも打っていたくなります。



K
『操作性』という点では、やはり少し苦戦してしまいました。


左右に曲げることにも挑戦してみたのですが、あまり上手くいきませんでした。


『球のつかまり』がいいドライバーなので、スライスを売っているつもりでもなかなか大きく右へは曲がってくれませんでしたし、逆にフックの方が少し打ちやすい感じがしました。


いずれにせよ、あまり大きく曲げていくことは、今日は困難な感じがしました。


球を操作するタイプのドライバーではないような気がします。


自分の球筋に忠実でありながら、それでいてなるべく『曲がり幅』を抑えていけるのが、このドライバーの長所のひとつだと思います。


ホールレイアウトに合わせて球筋を操作するというよりは、遙か先のフェアウェイに向かって気持ちよく振り抜いていく・・・・。


そういったタイプのドライバーだと思いますし、その方が成功率があがるような気がします。


スタートホールのティショットでは、どうしてもスライスが出やすい・・・・。という方にも、頼れる相棒となってくれるのではないでしょうか?


コンペなどでは、スタートホールはみんなが注目していますし、とても緊張してしまうものですが、これまでは『フォアー』とか、『ドンマイ』と言われてきたティショット後も、今度は『ナイスショット』という言葉と同時に拍手や歓声で包まれることになるのではないでしょうか?


いいリズムに乗って18ホールをスタート出来そうです。


私はこれまでたくさん恥をかいてきたので、このドライバーの直進性の強い弾道を見ながら、そういった昔の苦い記憶が蘇ってきました。


今日はかなり思い切って『カット気味』に打っていったりもしたのですが、なかなか大きく右へは曲がってくれませんでした。


かなり右が怖くなくなるドライバーのような気がします。


かといって、左へ引っかかり過ぎる感じもしませんでした。


よほど意図的に打とうとしない限り、大きなフックにもなりづらい感じがしました。



L
『飛距離性能』という点では、やはり大きな『アドバンテージ』を握れると思います。


この力強い高弾道は、かなりの威力があります。


先ほども書きましたが、叩いていっても左右の幅が広がる感じはしなかったですし、高さが変わるくらいです。


叩けば叩くほど、高弾道で飛ばしていける感じです。


『スピン量』も、思っていたよりは多くなり過ぎていなかったような気がします。


『吹き上がり感』は、それほど感じませんでした。


このドライバーの高い飛距離性能は、きっと多くの方が実感されるのではないでしょうか?


『飛距離性能』というと私はどうしても、あの『エメラルドゴールド』を思い出すのですが、この『4WD』も、かなり高いレベルにあるドライバーだと思いました。


今度、同時に試打してみて比較したいです。


『カタナ』のドライバーのイメージに合った、飛距離性能という点でも、かなりレベルが高いドライバーだと思います。



I
このドライバーは、かなり軽量ですし、正直いってまだまだ私には早いかな・・・?と思っているのですが、市場にたくさん出回っている『軽量ドライバー』の中では『安定感』『飛距離性能』『打感』『音』といった部門で、『トップレベル』にあるといっても過言ではないのではないでしょうか?


クラブセッティングの関係などもあり、私はまだまだ320g以上のドライバーを使い続けていきたいと思っているのですが、いずれそういったドライバーを重く感じるようになったとしたら、このような高性能な軽量ドライバーのお世話になるのかもしれない・・・・。と思いました。


どのクラブにも言えることだと思いますが、昔(といっても、ほんの数年前)の『軽量・長尺ドライバー』と、今の『軽量・長尺ドライバー』では、その性能が雲泥の差です。


私はこれまで『軽量』や『長尺』といったドライバーはこれまで敬遠してきたところもあるのですが、このようにいい印象をもったドライバーに出会っていると、だんだんと敬遠しなくなるかもしれません。


このドライバーは『46インチ』ということですし、私にはかなりの『長尺』ですが、それほど振りづらい感じはしなかったですし、いずれこの『46インチ』が標準になってくるのではないでしょうか?


ヘッドの性能アップよりも、シャフトの性能アップの方が大切な気がしますが、まだまだ開発され続けると思うので、今後も楽しみにしたいです。


このドライバーはとても気に入ったので、仲間たちにも勧めてみようと思いました。
                         
        
                         

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