イオンスポーツ GIGA HS797 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2016年06月02日
  

イオンスポーツ GIGA HS797 ドライバー

                 
イオンスポーツ GIGA HS797 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは イオンスポーツ GIGA HS797 ドライバー です。



FUJIKURA Speeder 661 EVOLUTION II
シャフトは FUJIKURA Speeder 661 EVOLUTION II です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.8、キックポイントは中調子、クラブ総重量は313g です。



正面
久し振りに出会った、イオンスポーツのドライバーです。


まだ試打した経験は多くないのですが、いい印象が残っています。


個性的で優れた性能をもっているクラブが多いように思います。



側面
イオンスポーツらしい、硬派な感じがします。


全身『黒』がとてもカッコいいです。


色々なメーカーで採用された『白いヘッド旋風』も落ち着いてきたのかな?と最近は思います。


もちろん、これからも白いヘッドは人気があると思いますし、黒いヘッドも人気を保ち続けていくと思います。


私は白いヘッドも好きですが、どちらかといえば黒いヘッドのほうが好きです。


特に、このドライバーのように全身が黒だとカッコ良さが増しますし、挑戦意欲が刺激されます。


何と言っていいか、言葉が見つからないのですが、このドライバーはとてもいい雰囲気があって、まるで『黒い騎士』のようだな・・・。と思いました。



ネックの長さ
ネックは長めです。


調整機能も付いていないのに、この長さがあるのは、最近では珍しいです。


一昔前のドライバーを見ているようです。


おそらく、これも適正な重心高さなどが計算されているのだと思います。



顔
とてもいい顔をしています。


おそらくいい顔をしているだろうな・・・。と思ってはいたのですが、イオンスポーツのドライバーをまだたくさん試打しているわけではないので、その傾向が解らないところもあります。


しかし、これまでもマイナスのイメージは無かったので、この顔は予想できていました。


どんどんやる気が漲ってきました。


最初に顔を見て、やる気が出るタイプと、少し注意しなければ・・・。と思うタイプがあります。


そして、さらに苦手意識ばかりが先行してしまって、興味がもてないクラブもあります。


このドライバーは完全にやる気が出るタイプです。


このHS797というドライバーが最新モデルなのだそうですが、最新モデルであっても奇をてらったりせず、いい顔であり続けていることはとても嬉しいです。


思わず笑みがこぼれてしまいました。



セミディープ
ディープタイプのヘッドです。


とはいっても、『分厚い』という感じでもないので、『セミディープ』といっていいように思います。


シャロータイプを好まれる方は、敬遠されるかもしれません。


最近はシャロータイプでも、かなり力強くて高性能な物が増えてきていますが、やはりこのようなディープな物を見ると、懐かしく感じますし、気持ちが盛り上がってきます。


昔のいい思い出が蘇ってきます。



フェース面のデザイン
フェース面がとても綺麗だな・・・。と思いました。


とても丁寧に仕上げられているのが解ります。


この繊細さは日本のメーカーらしい特長です。


昔だけでなく、今でも結構チープに見えるフェース面のドライバーに出会うことがあるのですが、このドライバーはとても高級感があります。


こういうフェース面でボールを打つと、プレイヤーだけでなく、飛んでいくボールも喜んでしまうんじゃないか?と思えてきます。



ヒール側のウェイト
ヒール側

トゥ側のウェイト
トゥ側

ヒール側とトゥ側には、それぞれ2つずつウェイトが配置されていました。


小さめのウェイトです。


今は大きいウェイトが『どんと1つだけ』ということも珍しくないですが、このように小さなウェイトを複数配置しているということは、それだけ緻密な計算がされているのかもしれません。


より細かな調整ができるような気がします。


専用の工具を使えば、簡単に取り外せそうです。


色々な重さが用意されているのでしょうか?



SILICON TITANIUM
ソールのほぼ中央部分にも、小さなウェイトがひとつだけ配置されていました。


そして、HS797の文字の下に、『SILICON TITANIUM』の文字がありました。


シリコンチタンって何だろう?と思いました。


どういうことなのかよく解りませんが、何やら特別な工夫がされているようです。


ヘッド全体なのかな?それともフェース面のことなのかな?と思いました。



ソールの溝
ソールには小さな溝がありました。


深くなく浅い溝です。


今は幅が広くて深い溝のあるドライバーも増えてきましたが、このように控えめな溝のドライバーもたくさんあります。


どちらがいいとは一概にいえないのかもしれません。


単純に『強度』ということで考えてみると、溝はマイナスになってしまうのではないかな?と思うのですが、それで高い飛距離性能が得られるのであれば、仕方のないことなのかもしれません。


一長一短あるのだと思います。



ソールの凹み
ソールに小さな凹みがあるのを見つけました。


これも大きな理由があるのでしょうか?



振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。


この黒いヘッドとオレンジ色のシャフトの相性はバッチリだと思いました。


タイミングもすぐに合いました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、とてもいい感じでした。


構えやすいです。


すごく楽に構えられます。


変なクセのない『純』なドライバーだと思いました。


つかまるでもなく逃がすでもない、『中立』な感じの顔に見えました。


私は『逃がし顔』のドライバーが好きなのですが、このようなニュートラルなタイプも大好きです。


縦と横との『垂直感』が出せる構えやすさがありました。


ラインが自然にイメージされます。


微妙にバルジが利いていて、いい味を出しています。


つかまえにもいきやすいですし、逃がしていくのも易しそうな顔をしています。


フェース面の見え具合も、とてもいいです。


ほぼ『ロフト通り』の見え具合でした。


今は『9.5度』と表示されていても、なかなかそうは見えないドライバーが多いですが、このドライバーは違和感の無い見え具合です。


『表示ロフト』と『リアルロフト』は、限りなく近いのではないでしょうか?


方向だけでなく、出球の高さも合いやすそうだな・・・。と思いました。


いいイメージが出せました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで良いです。


独特のまったり感がありました。


美しいフェース面に見合った、好感のもてる打感です。



打球音
『音』も、とても良いです。


大きすぎず小さすぎず、心地いい音です。


こもった感じではなく、はっきりしています。


最近のドライバーの中でも、抜群の音だと思いました。


しかしヒットする部分を変えて打ってみると、大きく音が変わりました。


甲高い音もあったので、ある程度打点を揃えていかないと、いい音は聞けないな・・・。と思いました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、見た目通り、明らかにヒッター向けといっていいと思います。


ある程度のHSは要求されるかもしれません。


しかし、予想していたよりは球は浮いてくれましたし、あがりやすい印象ももちました。


結構あがってくれました。


低いライナー系というほどではなく、『中弾道』といったところでしょうか?



バックフェース
『安定性』という点では、やや正直なタイプです。


ヘッドにはウェイトが装着されていたので、ある程度のイージーさはあるのかな?と思っていましたが、そうではありませんでした。


『寛容さ』よりは、『正直さ』のほうが勝っているドライバーです。


高い直進性があるとは思いませんでした。


特にスライサーの方には合いづらいところがあるかもしれません。


球が自然につかまってくれるタイプではないと思います。


私はフッカーなので易しく感じましたが、球がつかまりきらず、右に抜けてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、先走り系でつかまりやすいシャフトにすれば、もっと良くなると思います。


スイートエリアも、今のドライバーの中では広くないほうだと思います。



飛距離性能
『飛距離性能』はとても良いです。


かなり力強い球が打てます。


低スピン系で、しっかり叩いていけます。


スピン過多を気にして緩めて打つのではなく、しっかり打っていけるので、私は気に入りました。


前に進む力が強いです。


風にも強そうな頼もしい弾道でした。



操作性
『操作性』はいい感じでした。


扱いやすいな・・・。顔の印象通りのドライバーだな・・・。と思いました。


左右どちらにも対応してくれました。


球がつかまり過ぎないので、左を怖がらずしっかりと振っていけました。


スライス系も易しく打たせてくれました。


『球持ち』がいいというよりは、弾き感のほうがありますが、左右に曲げるのは難しくありませんでした。



ヒール側
かなりのハイテクとカッコ良さが融合したドライバーです。


打つ前からすごく惹かれていた部分があったのですが、実際に球を打ってみても、好感度は維持されました。



EON SPORTS GIGA HS797 DRIVER
オートマチックっぽい外見ではありますが、中味はマニュアル系といっていいと思います。


『易しい』というタイプのドライバーではないと思います。



EON SPORTS GIGA HS797 DRIVER
今は、このようなタイプのドライバーでも、少しフックに見える物が多いですが、このドライバーはそのように見えなかったところがとても気に入りました。


フェース面が見えすぎず、『表示通り』に見えたところも気に入りました。


最近では少数派といっていいと思いますが、こういったところも気に入りました。



EON SPORTS GIGA HS797 DRIVER
『構えやすさ』『打感』『音』というフィーリング性能と、飛距離性能に優れたドライバーだと思いました。


『あがりやすさ』や『寛容さ』という点では、他のドライバーのほうが優れているような気もしますが、そこがまたいいのかな?と思いました。


性格的に丸くなく、やや尖ったところがあるかもしれませんが、その尖ったところがまた魅力的です。



EON SPORTS GIGA HS797 DRIVER
今はイージー系への支持のほうが多い時代だと思うので、爆発的な人気にはつながりにくいかもしれません。


幅広い層に対応しているドライバーではないと思います。


しかし、こういうタイプが好きだ。こういうタイプでないと打った気がしない・・・。など、好まれる方が多いのもまた事実だと思いますし、そういった方々に是非試していただきたいドライバーです。


イージー系のドライバーだと、なかなか自分のイメージした弾道が打てない・・・。という方にも試していただきたいです。



EON SPORTS GIGA HS797 DRIVER
外見のカッコ良さだけでなく、中味もぎっしり詰まった硬派で魅力的なドライバーです。


打つ前から、独特のいい雰囲気があるな・・・。と思っていましたが、その印象が崩れることなく、好印象のまま試打を終えることができました。


是非コースでも試してみたいドライバーです。


                         
        
                         

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