Post
≪ブリヂストンゴルフ PHYZ アイアン | HOME | タイトリスト VG3 ユーティリティ≫
2016年05月28日
PR
ピン G LS TEC ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PING G LS TEC ドライバー です。

シャフトは ALTA J50 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は304g です。

ピンGシリーズのドライバーです。
これまで、『G』『SF TEC』と試打してきたので、このシリーズが三兄弟だということが解りました。
メーカーによっては二兄弟もあれば、三兄弟もあり、より幅広い層に対応していこうというメーカーの意気込みがうかがえます。

形状自体は、前の2つと同じような感じで特に変わったところは見られません。
ピンらしいシャローヘッドです。
ここ数年のピンはディープな印象はなく、シャローの印象が強いですが、これもメーカーのこだわりだと思います。
シャローで高性能なドライバーが増えてきました。
シャローだと『上がりやすそう』とか『曲がりにくそう』というプラスイメージを持ちやすいのが長所だと思います。
打つ前に安心感が得られます。
安心感が得られるので、心に余裕が生まれてきますし、それがショットの成功にもつながっていきます。

ネックは短めです。
これまでのモデルと同じような長さです。

このウェイトも見慣れた感じがします。
SF TECは少しヒール寄りにありましたが、このドライバーは中間にあります。
Gと同じです。
球のつかまり過ぎを抑えているのでしょうか?

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側にある、このアクセサリーのような物も見慣れてきました。
ただ、大きさがこれまでの物と少し違うような印象を受けました。
今度機会があれば見比べてみたいと思います。

ネックには調整システムが搭載されていました。
これまで通り、シンプルなシステムです。
ピンは、調整システムはそれほど重視していないように思えてきます。
勿論、調整システムがあったほうがいいという方も多いと思いますし、その要望に応えていると思うのですが、あくまでも開発の重要ポイントはヘッド自体にあるのだと思います。
調整システムのあるドライバーを使い始めて、何だか余計な迷いが増えてしまった・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この独特の模様もお馴染みです。
見た目のインパクトは大きいですが、構えたときに邪魔に感じないことを経験しているので、気になることはありませんでした。
これまで試打してきて、この模様のようなものが、どのような効果が得られるのか、まだ解っていないのですが、おそらく大きな理由があるのだと思います。
次のモデルでも採用されているかもしれませんし、また新たな違う模様になるかもしれません。

シャローバックタイプです。
このシャローバックに安心感をもたれる方は多いのではないでしょうか?

シャロータイプの中では好感のもてる、いい顔をしています。
他の2モデルを試打したときも思いましたが、前のモデルである『G30』よりも明らかに良くなったのか、この『顔』です。
G30はちょっとクセのある顔をしていましたが、このニューモデルはそのクセが目立たなくなりました。
他にも改善されているところがあると思いますが、『顔の良さ』が、特に好感がもてます。
『物理性能』に『フィーリング』が加味されれば『鬼に金棒』となります。

素振りをしてみた感じは、全体的にソフトな印象を受けました。
シャフトも軟らかいですし、全体的な重量もそれほど感じず、見た目とのギャップが少しありました。
ヘッドの大きさや色などもありますし、もっとハードなタイプに仕上がっているのかと思いましたが、そうでもありませんでした。
今は、このように見た目とのギャップのあるドライバーも多くなりました。
それは決して悪いことではないのだと思います。

ボールを前にして構えてみても、好感がもてました。
構えやすいです。
何といいますか、『懐が深い』感じがしました。
投影面積も大きいですし、シャロー感がすごく伝わってきますが、『フェース面が見えすぎない』のがいいと思いました。
もっと見えたほうがいい。
上を向いていたほうがあがりやすそうで、易しく感じる。
という方もいらっしゃると思います。
しかし、私は『つかまり過ぎ』もそうですし、『上がりすぎ』があまり好きではないので、これくらいのフェース面の見え具合がちょうどいいように思いました。
ディープではなくシャローなタイプなので、ライナー系のイメージを出すのはなかなか難しいところもあるのですが、とりあえず細工をしないで打っていけそうだな・・・。と思いました。
フェース面が大きく左を向いていたり、上を向きすぎたりしていると、どうしても細工をしてしまう私の悪い癖が出てしまうこともあるのですが、今日はその心配は無用だと思いました。
これまでのモデルもそうですが、ヘッドがかなり大きいのでボールが小さく見えました。
これがもし、白や黄色・オレンジ色だったら、どのように感じただろう・・・。もっと小さく見えたに違いない・・・。と思いました。
この『艶消しブラック』がベストだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりめでした
ズシリとくる感じでした。
『球の重さ』を感じとることができました。

『音』は高めでした。
甲高い音ではないので、好感がもてます。
インパクトが緩むこともなく、しっかりと振り抜いていくことができました。

『球もあがりやすさ』は、まずまずだと思いました。
最近は高弾道系のドライバーが多いので、そういう意味ではしっかりしている印象を受けました。
『中高弾道』といった感じがしました。
叩いても吹き上がりにくく、スピンが抑えられている感じがしました。
球はドロップすることなく、しっかり浮いてくれたのですが、力強い弾道に頼もしさを感じました。
かなりのシャローヘッドではありますが、明らかにヒッター向けのドライバーだと思います。
先日試打したSF TECとは印象が違いました。

『安定性』という点では、これまでの2つのモデルを足して『三兄弟』として考えて、一番正直なタイプだと思います。
いい意味での『鈍感さ』はありませんでした。
シビアという印象はなかったのですが、正直さががあるように感じました。
球のつかまりの良さをウリにしているドライバーではないと思います。
私はこれくらいで充分だと思いましたが、このドライバーで球がつかまりづらいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
右に抜けやすいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
そういうときは調整機能を使うのが効果的なのかもしれません。
『三兄弟』の中で、一番つかまりが弱いタイプだと思います。

『飛距離性能』は、かなり高めです。
高性能なドライバーだな・・・。と思いました。
易しすぎない適度なイージーさがありながらも、この弾きの強さと『スピンレス性能』は魅力的に感じました。
人によって好みが分かれるところだと思いますが、今回の『三兄弟』の中で、一番ポテンシャルが高いと思います。
叩けるドライバーです。
左を怖がらず、しっかりと振りぬいていくことができたので、大きな飛びにつながったような気もします。

『操作性』という点では、少し苦戦しました。
左右にも曲げることはできたのですが、なかなか思うような曲がりは得られませんでした。
左右でいえば、右に曲げるほうが易しく感じました。
調整機能を使わない、ノーマルな状態だと、スライサーの方には、やや扱いづらい感じがするかもしれません。

見た目の印象よりも、しっかりしているな・・・。と思いました。
シャフトがソフトなタイプなので、試打しながらずっとミスマッチ感を感じていました。
しかし、ヘッドは好感がもてました。

オートマチックタイプだと思いますが、オートマチックすぎない、『セミオートマチックタイプ』といっていいのかもしれません。
決して曲がりにくいドライバーではありませんが、かといって自在に曲げるという感じがしないのも、このドライバーの特徴のように感じました。

スライサーの方よりはフッカーの方に合いやすいのではないかな?と思いましたが、シャフトがもっとしっかりしていればさらにフッカーに合いやすくなるように感じました。
他にも色々なシャフトがラインアップされているそうなので、次回は是非違うシャフトでも試してみたいと思いました。

イージーさの中にも『骨太』なところも持ち合わせているドライバーだと思いました。
結構しっかりしているタイプなので、『三兄弟』の中では一番使い手を選ぶタイプかもしれないですし、『一番の売れ線』とはなりにくいかもしれません。
ヒッタータイプの方に是非試していただきたいドライバーです。

色々なドライバーを試打していると、前のモデルのほうが良かったな・・・。このニューモデルにはあまり魅力を感じないな・・・。ということも少なからずあります。
しかし、このGシリーズは前のG30よりも、明らかに進化しているように感じます。
顔の良さもそうですし、まだ実際に打ち比べてはいないのですが、おそらく飛距離性能も、このニューモデルのほうが少し高いように思います。
他の性能は、ほぼ横ばいといったところかもしれません。
高性能でありながら、決して敷居が高すぎない、親しみやすさもあるドライバーだと思いました。
コースでも試してみたいです。
コメント