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2016年03月28日
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エナ WEDGE 02

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ENA WEDGE 02 です。

シャフトは オリジナルカーボン です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはR、バランスはC9、クラブ総重量は376g です。

初めて手にする、エナのウェッジです。
エナはドライバーやアイアンの印象が強いので、ウェッジはどうなのだろう?と思いました。
スペック的に私にはまだ合いづらいところもあるので、まだ購入には至っていませんが、エナは老舗メーカーですし、いい印象が残っています。
なので、このウェッジにも期待がもてそうだな・・・。と思いました。

キャビティバック構造のウェッジです。
最近、キャビティタイプのウェッジも増えてきています。
ロフトが寝ているウェッジにキャビティ構造が必要かな?と思うところはあるのですが、色々なメーカーから発売されているということは、それだけメリットがあるのかもしれません。
ノーマルなキャビティだけでなく、いずれ『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』などが出てくるのかな?と思いました。
ウェイトの取り外しができたり、『溝』のあるウェッジも、いずれ登場してくるのかな?と思いました。
これからのクラブの進化を考えるのは、とても楽しいです。

やや特徴的な形状です。
あまりシャープな感じはなくて、全体的に丸っこい感じがあります。
厚みがあって『力感』を醸し出すタイプではなく、『薄さ』があります。
この薄さも、メーカーの狙いではないでしょうか?

彫りの深さは、まずまずです。
易しそうな感じがします。
黒い色のウェッジはシブくてカッコいいな・・・。と思いました。

ソール幅は広いです。
それと同時に、かなり丸っこさがありました。

ネックは長くて細いです。
長さは見慣れた感じがしますが、この細さはあまり見ません。
何といいますか、ちょっと『ヒョロヒョロ』した感じに見えました。
他のメーカーのウェッジでは見られない細さです。
これにもきっと意味があるのだと思います。

フェース面にミーリングはありませんでした。

トップラインの厚さは適正でした。

素振りをしてみると、少し難しく感じました。
久しぶりのカーボンシャフト装着ウェッジです。
今はカーボンシャフトも色々な物があって、スチール並みの重量感と粘り感のある物がありますが、このウェッジは違っていました。
かなり軽いですし、シャフトも動く感じです。
タイミング重視で、優しく拾うようにしよう・・・。と心がけました。
暴れないように、いつも以上に気を遣いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
独特な顔をしているな・・・。と思いました。
『据わり』はいいと思いました。

フェースを開いてみると、少し構えづらい感じがしました。
ちょっと安定しないな・・・。と思いました。
あまり開閉を使うタイプではなく、なるべくシンプルにオートマチック的に打っていくタイプのウェッジなのだと思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、軽めでした。
球を『押す』感じはあまり出なかったのですが、大きな不満はありませんでした。
これはこれでアリだと思いました。

『スピン性能』は、まずまずでした。
今はかなり高性能なウェッジがたくさんあるので、どうしてもそれらと比較してしまいますが、大きく劣っている感じはしませんでした。
慣れてくると、多少の『足』を使って寄せていくのが易しそうだな・・・。と思いました。
ボールがピタピタと止まっていく感じではありませんでした。

球はあがりやすいです。
ウェッジらしい、出球の高さです。
イメージした高さに打っていくことができました。

『安定性』は、なかなかいい感じでした。
大らかさがありました。
キャビティ構造による易しさがあるのかもしれません。
ただ、重量感が私にとって足りないので、タイミングがズレないよう、一球一球すごく気を遣いました。
やはり適度な重量があって、『重力』を味方につけることができると、こちらのやることがひとつ減るので、楽だな・・・。と思いました。

『距離感』は、最初の5球くらいは合わなかったのですが、だんだんと合うようになってきました。
使い慣れているタイプではないので、なかなかスピード感が合わなかったような気がします。
ウェッジに限ったことではありませんが、やはり軽いクラブは難しいな・・・。と思いました。

『操作性』は、どちらかといえばあまり細工をするタイプではないと思いました。
フェースを開きづらく感じたこともあるのですが、『オートマチック性』のほうが勝っているように感じました。
細工をせずに自然に構えて、クラブに任せる・・・。というやり方がベストなのかもしれません。

初めて手にしたENAのウェッジですが、メーカーの特徴が出ていて、とてもいいな・・・。と思いました。
ENAはあくまでも『イージータイプ』にこだわっているように感じられました。
メーカーの『色』があって、好感がもてました。
最初からユーザー層を絞っているようです。

私にはやや合いづらいタイプのウェッジでしたが、色々な物があっていいと思います。
人の好みは千差万別なので、色々なクラブを手にすることができる日本に住んでいて、とても幸せなことだと思います。
慣れ親しんだタイプではないですし、今日はちょっと気を遣いながらの試打になってしまいましたが、これもまたいい経験だな・・・。と思いました。
このウェッジからたくさん刺激を受けたように思います。

普段は重量に『頼って』といいますか、『活用』しながら球を打っているのですが、今日はかなり軽めだったので、色々なところをチェックしながら打つことができました。
修正しなければならないポイントも、いくつか見られました。
たまたま出会ったこのウェッジに、色々と教わったような気がします。

今日は打席からの試打となってしまったのですが、バンカーではどうなのかな?と思いました。
ソールの形状や幅を見ていると、砂の弾きも良さそうです。
バンカーにも向いているのではないかな?と思いました。

軽量でキャビティタイプのウェッジを探しておられる方は、是非試していただきたいと思いました。
スペック的に見て、ベテランゴルファーの方に合いやすいような気もしますが、このウェッジはスチールシャフト装着モデルもあるそうなので、今度機会があれば、そちらも試してみたいと思いました。
これからのENAに期待大です。
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