ミズノ MP-5 アイアン (PW) - ゴルフクラブ試打日記。


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2016年03月13日
  

ミズノ MP-5 アイアン (PW)

                 
ミズノ MP-5 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは ミズノ MP-5 アイアン のPW です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは46度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は464gです。



正面
MPアイアンらしい、とても美しいピッチングウェッジです。


普段は7番アイアンを試打することが多いですが、MP-5は昨年試打してとても気に入っていますし、今日はたまたまこのPWを試打する機会に恵まれたので、試打してみることにしました。



側面
シャープさがありながらも、独特の曲線が、何ともいえません。


ここまで美しさを醸し出せるのも、MPの強みだと思います。



ソール幅
ソール幅は、PWのなかでは標準的なほうでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは程良い感じがします。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無いですが、MPらしい美しい仕上がりになっています。


見ているだけで球持ちが良さそうな印象を受けます。



トップライン
トップラインはノーマルです。


とてもシンプルな感じがします。



彫りの深さ
改めて美しいクラブだな・・・。と思いました。


PWだからでしょうか?


7Iよりも丸みを帯びていて、易しさを醸し出しているように見えました。


PWはフルショットのときもそうですし、アプローチでも要になるクラブです。



オリジナルグリップ
このオリジナルグリップも、いい感じでした。


もし私がマイクラブとして迎えるのであれば、すぐにベルベットタイプに交換すると思いますが、今日は試打ですし、このままでも充分楽しめそうだな・・・。と思いました。


バックラインがあるのが気になりますが、これは仕方の無いことだと思いました。


人によって好みが分かれるところだと思いますが、私は無いほうが好きです。



構え感
とても構えやすいです。


いいイメージが自然と湧いてきて、リラックスできました。


この構えやすさは、MPならば当然といえます。


『ヘッドの据わり』がとてもいいです。


アドレスがすぐに決まります。


MPらしい美顔です。


柔らかそうな印象をもちました。


PWらしい丸っこさもあり、ボールを優しく包むイメージが出せました。


普段は主に7番アイアンの試打をしていますが、こうして構えてみるとPWなど、他の番手でも面白いな・・・。と思いました。


『5対5のイメージ』が出しやすいです。


5対5というのは、キャリーとランの比率です。


フルショットもいいけど、今日は主にアプローチ(特にピッチエンドラン)のイメージしながら試打していこう・・・。と思いました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とてもいいです。


球を優しく乗せて運んでくれる感じです。



スピン性能
スピン性能は標準的といっていいと思います。


強くボールを止める感じはしないですが、程良くランを出しながらスローダウンしていく感じでした。


急な動きが無いので、フィーリングが合いやすいという方も多いのではないでしょうか?


『急発進』『急ブレーキ』の無い、安全運転といったところでしょうか?



トゥ側
『球の拾いやすさ』『打ち出しの高さ』も、いい感じです。


普段の感覚が、そのまま活かせます。



バックフェース
安定性という点では、普通といったところでしょうか?


特別寛容なタイプではないと思いますが、この美顔が易しく感じさせてくれます。



距離感
距離感も合いやすいです。


MPらしい構えやすさと、打感の良さからくる距離の合いやすさといったらいいでしょうか?


ピッチエンドラインがとても易しいです。


ほぼ自動的に、狙ったところにイメージ通りのスピードと高さで落としていける感じがしました。


こちらの思いが、そのまま伝わりやすいクラブだと思いました。



操作性
操作性も良いです。


PWはSWと比べると、それほど細工をする場面は多くないと思いますが、色々と楽しむことができました。


ロフトが寝ているので、大きく右に曲げることは難しいですが、ちょっとしたニュアンスも出しやすいように感じました。


手に馴染みやすいクラブだな・・・。と思いました。



ヒール側
数年前、私は大きな失敗をしたことがあります。


それはプレーをするのに大切なSWとAWを持っていくのを忘れたという大きなミスです。


ゴルファーにとって、クラブは大切な相棒です。


武士でいえば大切な刀といったところでしょうか?


その大切なクラブを私は自宅に置いたまま、コースに到着してしまいました。



MIZUNO MP-5 PW
前の日に、SWとAWのグリップを交換して、グリップエンドの穴から溶剤が出るのが嫌なので、そのままキャディバッグには入れず、家の中の目に入りにくい片隅に新聞紙を敷いて立てかけていました。


次の日に、クラブをバッグに入れて出掛ければ良かったのですが、その日に限って朝から急な用事でバタバタとしていて、クラブを入れないままバッグをトランクに入れて出発してしまいました。


うっかりしていました。


普段なら出発前に必ず14本のクラブを確認するのですが、その日はそれを怠ってしまいました。


『朝のルーティーン』を壊していました。



MIZUNO MP-5 ピッチングエッジ
クラブを忘れたことに気づいたのは、コーヒーを買う為に途中立ち寄ったコンビニでした。


しまった・・・。と思いました。


SWとAWが無いことに気づきました。


コンビニを出てトランクを開けて確認してみましたが、やはりありませんでした。



MIZUNO MP-5 PW
自宅に戻ろうかとも思ったのですが、もう間に合わないので、そのままコースに向かうことにしました。


そのときの私の心理はかなり落ち込んだものでした。


がっくりと両肩を落としていました。


コースに行けばレンタルクラブもあるので、2本だけ借りようかな?と思いましたが、フィーリングがおそらく全く合わないだろうと思ったので、借りてもダメだろう・・・。と思いました。


ドライバーを忘れたのであれば、3Wで充分代用が利きますが、ウェッジは致命的です。


不幸中の幸いということでもないのですが、その日のラウンドは競技ではなく、ホームコースでの、友人たちとのプライベートラウンドでした。


競技ではないので、少し楽かな?と思いました。



MIZUNO MP-5 ピッチングエッジ
コースに到着してバッグを開けて、今日はこの12本でプレーしなければならない・・・。と思い、どのようなラウンドになるのか、想像もつきませんでした。


SWとAWが無いので、とにかくバンカーだけは避けよう・・・。と思いました。


普段はそれほど気にしないバンカーも、今日は天敵だと思いました。


残り距離にも気を遣いました。


PWやAWで寄せやすい距離を残すよう、クラブ選びにも注意をはらいました。


いつも周り慣れているホームコースが、全く別の顔をしているように見えました。


グリーンに近づけば近づくほど、プレッシャーも大きくなりました。


幸い18ホール中、1回もバンカーにつかまることもなく、また大きなトラブルに見舞われることも無かったのですが、とても疲れました。


体というよりも、頭がすごく疲れました。


普段から、いかにSWやAWに助けられてプレーしているのかが、よく解りました。


アグレッシブに攻めていって上手くいかなくでも、後はSWやAWで寄せていけばいいや・・・。という考えが通用しませんでした。


PWや9Iが大活躍してくれたので、スコアが大きく崩れることはなかったのですが、とにかく疲れました。


もう、こんなことにはならないようにしようと反省しましたし、これもまたいい教訓になったのではないかな?と思いました。


ゴルファーとして、大切なクラブを忘れてくるのは、とても恥ずかしいことだと思いました。



MIZUNO MP-5 ピッチングエッジ
今日はPWの試打だったので、数年前のあの日のことを思い出しながら試打をしました。


PWを使えば、寄せは易しくなります。


SWよりも確実に寛容さがあります。


シンプルに攻めていけるので、あまり気を遣いすぎず寄せていけるところも大きいように思います。


気持ちの立て直しも早くできます。


このMPのいいPWに出会って、色々なことを思い出しました。


                         
        
                         

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